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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20199291857分にFNN PRIME(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山形県鶴岡市のダムで29日、点検作業をしていた男性が溺れたとの情報があり、現在、救出活動が行われている。

 

29日午前11時半ごろ、鶴岡市の八久和ダムで、ダムに潜って点検作業をしていた男性から「同僚が溺れたかもしれない」と消防に通報があった。

 

男性が捜索したところ水深約20メートルの取水口に腕を巻き込まれ、意識を失っている同僚を発見したという。

 

意識不明となっているのは40代の男性作業員で、通報から5時間以上が経った今も引き上げられていない。

 

男性作業員らは東北電力から委託されて、3年に1度の点検をしていたという。

 

https://www.fnn.jp/posts/6023SAY

 

 

1031223分にFNN PRIME(さくらんぼテレビ)からは、導水管の中を水で満たした後、10月3日に心肺停止状態で救出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山形県鶴岡市のダムで潜水作業中に取水口にはさまれた男性は、3日午前、警察と消防に心肺停止の状態で救出された。

 

(記者)

「時刻は午前5時半。警察や消防による斎藤さんの救出作業が間もなく始まろうとしている」

 

心肺停止のまま救出されたのは、酒田市大宮町の会社員・斎藤さん(男性、44歳)。

 

斎藤さんは9月29日、鶴岡市上田沢の八久和ダムで水力発電施設を点検するため、水深20メートルにある取水口のすき間をふさぐ作業をしていた際、導水管に右腕を引き込まれ水中に取り残されていた。

 

救出にあたっては、二次災害の恐れがあったため導水管の水圧を下げる必要があり、ダムを管理する東北電力は長さ57キロの導水管の中を水で満たす作業を続けてきた。

 

そして3日の朝早く、導水管が水で満たされたとして、消防の潜水士などが救出活動を開始し、午前10時ごろ、斎藤さんを心肺停止のまま陸上へと救出した。

 

警察は関係者から話を聞き、詳しい事故の原因を調べることにしている。

 

https://www.fnn.jp/posts/6087SAY 

 

 

1031548分にNHK山形からは、水漏れする水門の隙間に毛布を詰めていたなど、下記趣旨の記事が作業のイメージ図付きでネット配信されていた。

 

先月29日、鶴岡市のダムで、潜水しながら修理の作業をしていた男性作業員が、ダムの水門に腕をはさまれ、浮かび上がれなくなりました。

 

男性は、発生から5日目の3日朝、消防や警察によって救出されましたが、その後、死亡が確認されました。

死亡したのは、酒田市の潜水士齋藤さん(44)です。


警察などによりますと、齋藤さんは、先月29日、鶴岡市郊外の八久和ダムで、水深20メートルのダム底にある水門にできた隙間を埋める修理のため、潜水しながら作業をしていたところ、水門の隙間に右腕を挟まれ、浮かび上がれなくなりました。


その後、通報を受けた消防と警察は救助の準備を進め、救助に向かった人が水門の隙間に吸い込まれないための措置が終わったことから、発生から5日目の3日朝6時半ごろからダイバーによる救助作業を始めました。


そして、およそ3時間後の午前9時半ごろ、心肺停止の状態の齋藤さんを救出したものの、その後、死亡が確認されました。


警察は引き続き、事故の詳しい状況を調べることにしています。

 

 

(以下は音声のみの情報)

 

しかし2次災害の恐れがあったため、救助作業が始まったのは発生から5日目だった。

 

【救助作業がすぐにできなかった理由】

 

事故時、定期点検のため、画面右側の導水路の水を抜こうとしていた。

そのため、画面中央の水門を閉めたが、水が漏れ続けていたため、潜水士は毛布を詰めて水門の隙間を塞ぐ作業を行っていた。

 

しかし、水が少なくなっていた導水管側とダム側には大きな水圧差が発生し、右腕を挟まれてしまったとみられている。

 

救助作業を行うにも、この水圧差が壁となった。

水圧の差をなくすには、別の場所から再び導水路に水を入れて満たす必要があり、その作業に時間がかかったという。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20191003/6020004961.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK放映の2コマ。

 



 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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