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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019101115分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地は30日、格納庫で整備中の対潜哨戒機P3Cのプロペラが落下し、整備担当の40代1等海曹の男性にあたり、男性が死亡したと発表した。

 

同基地によると、事故は30日午後2時30分ごろに発生。

 

隊員らがエンジンを下ろす作業をしていた際、エンジンに固定されていたプロペラが落下し、男性を直撃したという。

 

P3Cの整備は通常、クレーンで機体をつり上げて行う。

今回の事故の状況については調査中としている。

 

事故当時、現場には複数の整備担当の隊員がいた。

連絡を受けた同基地の医官が男性の死亡を確認したという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASM9Z6FD1M9ZTIPE01R.html

 

 

930190分にFNN PRIME(鹿児島テレビ)からは、エンジンが落下し、一緒に落ちたプロペラの直撃を受けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。「

 

30日午後、鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地の格納庫で、哨戒機P3Cの整備作業中にエンジンが落下し、直撃を受けた40代の男性隊員が死亡しました。

 

海上自衛隊鹿屋航空基地によりますと、30日午後2時40分ごろ、哨戒機P3Cの整備作業中、翼の下にあるエンジンが落下したということです。

 

この事故で、エンジンといっしょに「プロペラ・ブレード」とよばれる部品が40代の男性隊員に直撃し、男性隊員は、その場で死亡が確認されました。

 

https://www.fnn.jp/posts/2019093000000007KTS

 

 

9302026分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海上自衛隊鹿屋航空基地によりますと、30日午後2時半ごろ、隊員が格納庫でP3C哨戒機のエンジンを取り外す作業を行っていたところ、エンジンが落下し、部品のプロペラが作業中の40代の1等海曹の男性隊員を直撃したと言うことです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190930/5050008158.html 

 

 

 

(2020年9月26日 修正1 ;追記)

 

20209251937分にYAHOOニュース(鹿児島読売テレビ)からは、破損した吊り上げ部品の溶接部分が目視できない形状だった、エンジン取り外し時に人が下にいないことというルールがなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

防衛省の事故調査委員会は25日、事故の調査結果を明らかにした。

 

それによると、エンジンの落下はクレーンとエンジンを接続する部品に亀裂が入り破損したことが原因で、破損部分の溶接が均一ではなかったとしている。

 

また、破損した部品について、溶接部分が目視で確認できない形状だったという。  

 

その上で、検査のためにエンジンを取り外す際、エンジンの下に人がいることを禁止する明確な規則がなかったことが、事故の原因と結論付けた。  

 

海上自衛隊は今後、溶接部分を目視で点検できる部品に代えること、エンジンを取り扱う際には安全な距離を保つなどの対策をするという。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1da6ba033e1b6d73d32abf33a2075c384ec1902e 

 

 

9251921分に鹿児島テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海上自衛隊は、事故調査委員会を立ち上げ、調査の結果、エンジンの落下は、クレーンを使ってエンジンをつり下げるための整備器具が壊れたことによるものだったと公表しました。

 

この整備器具は一部の溶接があまく、ごく小さな亀裂が複数回入ったことが壊れた原因とみられています。

 

また、整備規則にも不備があり、エンジンを取り外す際、エンジンの下に人が入ることを明確に禁止していなかったことが事故の原因になったとしています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ef57292d447d54fc6e0dcbae3e435600a05f119b

 

 

 (2021年3月12日 修正2 ;追記)

2021391952分にNHK鹿児島からは、事故前から亀裂があったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

海上自衛隊の事故調査委員会は、去年9月、エンジンをクレーンでつり上げるために使う「スリング」と呼ばれる道具が作業中に壊れたなどとする調査結果を公表していました。

ところが、ことし1月になって、事故が起きる前からスリングに不備があったという情報が寄せられ、事故調査委員会が隊員へ聞き取り調査をしたところ、亀裂が入っていたことなどが確認されたということです。

このため事故調査委員会は、先月から鹿屋航空基地で追加の調査を行っています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210309/5050013889.html

 

 

 

 



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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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