2019年9月30日18時29分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
延岡市で起きた竜巻では、JR延岡駅で鉄塔が倒れたり貨物コンテナが飛ばされたりするなどの影響が出ました。
これを受けて、JR貨物では高さの低い鉄塔を設置したりコンテナを平積みにするなどの対策を取ることになりました。
今月22日の竜巻で、JR延岡駅では高さおよそ30メートルの鉄塔が倒壊したほか、貨物コンテナが飛ばされて近くの住宅の屋根などが壊れる被害が出ました。
貨物コンテナは、22日のうちに撤去されましたが鉄塔については手作業で細かく解体してから搬出する必要があったことなどことから撤去作業に時間がかかり、先週金曜日(27日)の夕方にようやく終わりました。
今回、鉄塔の倒壊による周辺の建物への被害はなかったものの、JR貨物では、今後は高さがこれまでより低い10メートルほどの鉄塔を3基建設する予定にしているいうことです。
また、貨物コンテナが飛ばされたことに関しては、当時は上下2段にして積んでいましたが、今後、延岡駅では、ふだんから平積みにするほか、鉄塔や住宅からは離れたところに置くことにしたということです。
JR貨物では「対策を徹底して、同様の被害を与えることがないようにしていきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190930/5060004495.html
9月27日19時49分に産経新聞からは、竜巻発生予測時に列車を止める仕組みづくりも検討するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州は27日、台風17号に伴う竜巻で突風が起き、宮崎県延岡市の延岡駅で鉄塔が倒れるなどの被害が出たことを踏まえ、竜巻の発生を予測し、列車を安全な場所に停止させる仕組みづくりの検討を始めると明らかにした。
現状では、風速計が観測した風の状況で、列車の速度を規制している。
延岡駅の隣にある南延岡駅では平成18年9月にも、竜巻による突風で特急が横転し乗客がけがをする事故が発生していることから、再発防止のため鉄道総合技術研究所(鉄道総研)と連携し具体策を探ることにした。
赤羽国土交通相は27日の記者会見で「省としても必要な協力をする」と述べた。
鉄道の突風対策を巡っては、JR東日本が17年12月に山形県で発生した羽越線脱線事故を踏まえ、雨粒の動きから突風を探知するドップラーレーダーを活用して列車を止めるシステムを山形県内の一部で導入した。
https://www.sankei.com/life/news/190927/lif1909270041-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、被害状況を伝えるNHK映像の2コマ。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。