2015年3月26日18時33分にNHK横浜から、「電源コード継ぎ足し 火災注意」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、川崎市でアパートが焼け2人が死亡した火事では、電源コードを継ぎ足した部分がショートし火が出たと見られているが、こうした電源コードの改造による事故が相次いでいるとして、独立行政法人のNITEが実験映像を公開して、注意を呼びかけた。
今月16日、川崎市でアパートが焼け2人が死亡した火事では、電気ヒーターをコンセントにつなげるコードを別のコードに継ぎ足した部分が激しく焼けていて、この継ぎ目がショートして火災に至ったと見られている。
NITE・製品評価技術基盤機構によると、こうした電源コードの改造や不適切な接続によって発熱した事故は、去年3月までの5年間に36件報告されているという。
このためNITEは、実験映像を公開して、電源コードの導線に別のコードをねじって継ぎ足すなどの改造や修理は絶対に行わないよう、注意を呼びかけた。
NITEの池谷課長は、「エアコンや暖房機器など、消費電力が大きい電気製品は特に危険なので、コードの改造はしないでほしい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056814231.html?t=1427402502490
(ブログ者コメント)
本件、平成27年3月26日付でNITEから、「電源コード及び配線器具による事故の防止について(注意喚起)」というタイトルで、下記の文書がネット配信されていた。
3月16日に神奈川県で、延長コードをねじり接続したことが原因と推測される火災が発生しました。
また、2月11日には静岡県で、コードリールの定格容量を超えて使用していたことが原因と推測される火災が発生しており、電気製品の電源コード及び延長コード(配線器具)による事故が連続して起きています。
電源コード及び配線器具は、電気製品に電力を供給する重要な役割を担う部分ですが、見た目での危険を認識しづらく、誤った取扱いを続けることによって電源コードが異常発熱して事故に至るおそれがあります。
電源コード及び配線器具の事故防止のための注意喚起に関しては、平成27年1月29日(木)にも実施しているところですが、今回、電源コード及び配線器具が原因と推測される事故が発生したことをふまえ、事故を防止するため、再度注意喚起を行うこととしました。
なお、NITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1において、平成21年度から平成25年度までの5年間に、「電源コード類の改造・修理等、不適切な接続によって接続部の接触不良が生じ、異常発熱した」事故は36件※2、「配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため、電源コードが異常発熱した」事故は12件ありました。
被害状況別に見ると、死亡事故 2件、軽傷事故 3件、拡大被害38件、製品破損※3 5件となっています。
これらの事故のうち、火災と判断されたものは20件(41.7%)ですが、いずれの事故においても、電源コード等の異常発熱によって電源コードやタップ類、電気製品、周囲の家具等が焼損しており、重大な事故へと至るおそれがあるため、注意が必要です。
出典URL
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2014fy/prs15032602.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。