2018年10月25日10時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月25日19時19分にNHK兵庫からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸空港で昨年3月、学校法人「H学園」航空事業本部(神戸市中央区)が所有するヘリコプターが訓練中に横転した事故で、国交省運輸安全委員会は25日、訓練中の操縦士から機長に操縦を交代する際に適切な操作が行われなかったことが原因とする報告書を公表した。
報告書によると、事故は油圧系統の故障を想定した訓練直後に発生。
故意に油圧を切って操縦装置を動きにくくした状態で芝生に滑走着陸した後、管制から場所を移動するよう指示され、機長が操縦を代わって再離陸のために油圧を通常に戻す操作を行った。
この操作をする際、エンジンの出力を調整するレバーが固定されていなければならないが、何らかの理由で固定するロックが外れていた。
機長はこれに気付かずレバーから手を離し、操縦士も力を緩めていた。
この結果、油圧が復旧するまで数秒間、レバーが上がり続けて出力が増し、適切な操作をしないまま機首が上がって横転したという。
また、訓練後に別の仕事があった機長が早く駐機場に戻ろうと急ぎ、操縦装置に向ける注意力がおろそかになった可能性がある、とも指摘した。
運輸安全委員会によると、この事故を受けて「H学園」は、操縦を交代する際のマニュアルを新たに作るなどの再発防止策を取ったという。
出典
『ヘリ横転事故 安全委「操縦後退時に不適切操作」』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201810/0011760493.shtml
『ヘリ横転は交代時の不適切操作か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20181025/2020002172.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。