2020年2月12日21時11分にNHK北海道から、函館市のダムで海保機動救難士の潜水訓練が行われたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海難事故の際にヘリコプターで上空から人命救助にあたる機動救難士の訓練が函館市で行われました。
函館市郊外の矢別ダムで行われた訓練には、第1管区海上保安本部函館航空基地の機動救難士5人が参加しました。
訓練は、転覆した船から人を救助するという想定で行われ、はじめにダムに張った厚さ30センチほどの氷を削って穴を開け、氷の下に潜っていきました。
水温わずか0.9度という冷たい水に体を慣らすと、氷の下で救助対象者に見立てた人形に呼吸ができるマスクをつけ、水中を通って救助する手順を確認していました。
函館航空基地は道内で唯一、海の事故の際にヘリコプターに乗って上空から人命救助にあたる機動救難士が配置されていて、厳しい寒さの中での出動が想定されています。
函館航空基地の山浦機動救難隊長は、「水温が低く、地上を見ることができない氷の下ではストレスがかかります。こうした訓練を行うことで、寒冷地での出動に備えていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200212/7000017886.html
一方、2月12日5時0分に下野新聞からは、前日に奥日光のダムでも海上保安庁特殊救難隊の潜水訓練が行われたという下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
海難救助の精鋭集団として知られる海上保安庁特殊救難隊(特救隊)の氷下潜水訓練が11日、奥日光の湯ノ湖で行われた。
湖面が氷結する同湖での訓練は、流氷の海を想定した潜水ができるため、特救隊の伝統となっている。
今年は暖冬で氷結しない日もあったが、同日は部分的に10~20センチの氷が張り、氷下潜水が可能となった。
地吹雪に見舞われる中、特救隊全6隊のうち第6隊の5人が潜水服を身に着け、湖面の氷に開けた穴から潜って救助訓練などを行った。
訓練は、部隊を入れ替えながら15日まで続く。
向井第6隊長(41)は、「暖冬で訓練ができるか心配だった。全国での救助活動に備え、技術を養うことができる」と話した。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/276892
(ブログ者コメント)
〇以下は、NHK映像の4コマ。
〇湯ノ湖で行われた訓練は、3年前にも本ブログで紹介スミ。
当該記事を確認すると、第3管区海上保安本部(横浜)に所属する特救隊とのことだった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。