2020年2月14日0時51分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クルーズ船の検疫を行った男性検疫官が新型コロナウイルスに感染していた問題で、厚生労働省は、検疫官のマスクの扱いが不適切だったことを明らかにしました。
感染した男性検疫官は、クルーズ船の船内でマスクと手袋をして質問票を回収し、体温測定をする仕事をしていましたが、厚労省によると、検疫官は同じマスクを繰り返し使っていたほか、船内が暑く、汗をぬぐうなどして、手の消毒が適切に行われなかった可能性があるということです。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3904498.html
2月14日0時4分に日テレNEWS24からは、手袋を外して汗をぬぐったりしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚労省によると、12日に感染が確認された検疫官への聞き取りの結果、マスクのつけ方が不適切だった可能性が出てきた。
船内が暑かったため、手袋をはずして素手で汗をぬぐったり、一度はずしたマスクを再度つけたりなどしたため、感染したおそれがあるという。
http://www.news24.jp/articles/2020/02/14/07594897.html
2月12日17時21分にFNN PRIMEからは、検疫官は作業着にマスクという軽装だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クルーズ船では、39人の新たな感染者に加えて、初めて検疫官の感染も明らかになった。
頭からつま先まで、白い防護服ですっぽり覆い、ウイルス感染に細心の注意を払う医療従事者たち。
しかし12日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で作業にあたった検疫官が、新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。
検疫官の感染は、今回が初めて。
厚生労働省の男性検疫官は、2月3日から4日まで、船内で乗客の体温測定や質問票の回収業務にあたり、5日から7日までは検疫所で通常勤務。
ところが、9日に発熱などの症状があったため、10日、医療機関を受診。
ウイルス検査で、感染が確認された。
白衣、マスク、そして手袋をした医療従事者。
感染した検疫官は、WHOのガイドラインに従い、医療用マスクや手袋を着用。
作業のたびに消毒も心がけていたが、防護服は着用していなかったという。
乗客のSNSには、「問診で来られた時に、作業着に簡易マスクといった軽装だったので心配していましたが、やはり...」、「われわれの部屋に来た際、検疫官は最低限の防護しかしていなかった」などとあった。
なぜ感染してしまったのか、専門家は...。
獨協医科大学・増田道明教授「以前、SARSの流行があった時に、カナダの院内感染の事例で髪の毛についた飛まつ、これが手について、そこから感染したのであろうという例が報告されています。頭髪を覆うようなものを着用なさっていたのかということ、そこがちょっと気になりますね」
増田氏は、検疫作業にも全身を覆う防護服の着用が必要だったのではないかと指摘した。
https://www.fnn.jp/posts/00432024CX/202002121721_CX_CX
(ブログ者コメント)
〇「同じマスクを繰り返し使っていた」という報道からは、一仕事終えた後にマスクを外し、次の仕事を始める時に、また同じマスクを使用した・・・・という感じを受ける。
一方、「一度外したマスクを再度つけたりなどした」という報道からは、仕事中にちょっとマスクを外し、その後、また着けた・・・というニュアンスにも受け取れる。
どちらだったのだろう?
検疫官ゆえ、前者のようなことはないと思うのだが・・・。
以下は、日テレNEWS24映像の2コマ。
この服装の人たちが検疫官かどうかは解説がなかった。
〇業務として感染患者と濃厚接触していた人の感染としては、この後、病院で患者を担当していた看護師やクルーズ船内で事務業務に当たった厚労省職員の事例も報じられていた。
(2020年2月17日21時45分 時事ドットコム)
『相模原の看護師陽性 死亡女性を担当、院内感染か―クルーズ船の厚労省職員も』
神奈川県などは17日、新型コロナウイルスに感染して死亡した同県の80代女性が一時入院していた相模原市の病院で、40代の女性看護師1人が新型ウイルスに感染したと発表した。
看護師は死亡した女性の看護を担当しており、院内感染したとみられる。
また、厚生労働省は同日、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で事務業務に当たった同省の50代男性職員1人が新型ウイルスに感染したと発表した。
神奈川県などによると、感染した看護師が勤務するのは相模原中央病院。
看護師は1~5日の出勤中に、死亡した女性の体温や脈拍の計測、手洗いの介助などを担当したとみられ、14日に発熱した。
勤務中はマスクを着用していた。
中国への渡航歴はなく、市は「女性から感染した可能性が非常に高い」としている。
同病院は17日から外来診療の受け付けを休止した。
死亡した女性は、同病院へ入院後、別の病院へ転院していた。
県などは、女性が通院・入院した3医療機関での濃厚接触者を61人確認しており、検査を進めている。
厚労省によると、感染した職員は11日からクルーズ船内の情報の連絡調整などを担当。
14日夜に発熱、16日夜に感染が確認された。
マスクの装着など、感染防止策は取っていた。
乗客乗員との濃厚接触はなく、一緒に仕事をした同省職員2人に症状はないという。
同船では、これまで、検疫に対応した検疫官1人の新型ウイルス感染も確認されている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021700450&g=soc
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。