







2020年7月11日21時7分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後3時ごろ、山口県消防学校のプールで水難救助の訓練を行っていた21歳の男子学生がおぼれる事故がありました。
男子学生は、心肺停止の状態で病院で手当てを受けていましたが、11日朝早く死亡しました。
男子学生の死亡を受け、山口県消防学校の大下国忠校長は県庁で会見を開き、「亡くなった学生に心からご冥福をお祈り申し上げるとともにご家族に深くお詫びします」と謝罪しました。
消防学校によりますと、事故当時、55人の学生が立ち泳ぎを10分間続ける訓練をしていて、男子学生は泳ぎが得意ではないため手も使ってゆっくりと泳いでいました。
しかし訓練の終了間際、教官が目を離した2、3秒の間に水中に沈んで姿が見えなくなり、すぐに助け出し応急措置を行いましたが意識が戻らなかったということです。
プールサイドでは、6人の教官が監視を行っていたということで、事故当時の状況を検証するとともに、再発防止に努めることにしています。
一方、警察は、男子学生の司法解剖を行って死因を調べるとともに、教官や学生に話を聞くなどして、訓練の管理が適切だったかどうか、業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進めています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20200711/4060006378.html
7月11日18時5分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、プールの深さは約2mだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後3時ごろ、山口市にある県消防学校の屋外プールで、水難救助の訓練をしていた男子学生が溺れました。
気づいた教官や学生がすぐに引き上げ、心臓マッサージをして病院に搬送しましたが、11日朝、死亡したということです。
プールの深さはおよそ2メートルで、学生は水面から顔を出しながら立って泳ぐ「立ち泳ぎ」の訓練をしていました。
当時、プールではおよそ50人の学生が訓練に参加していて、6人の教官がプールサイドで指導・監視していました。
学生の体調に異常はなかったということで、警察は死因の特定を進めると共に、業務上過失致死の疑いも視野に、事故の原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/196d7bb2edc77aae5c65e95a2105d01ff2f57973
7月10日19時37分にNHK山口からは、最大深さは約4mだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、プールの深さは最大およそ4メートルで、水面から顔を出しながら立って泳ぐ「立ち泳ぎ」の訓練をしていたということです。
学校では、訓練を行う前に体調の確認を行っていて、その時点では学生に異常はなかったということで、警察と消防が事故の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20200710/4060006375.html
(ブログ者コメント)
救助のプロが大勢いたうえに、すぐに救助したということで、助かってしかるべきケースのような気がするのだが・・・。
(2021年2月6日 修正1 ;追記)
2021年2月5日6時0分に山口新聞からは、報告書が公表された、泳ぎが不得手だったという説明は誤りだった、他に1名が溺れて一時意識不明となり4人が嘔吐していた、8年ほど前から毎年溺れかける訓練生が出ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因を検証する県の第三者委員会は4日、男性以外にも1人が意識不明となり、4人が体調不良を訴えたとする報告書を公表した。
8年前ごろから溺れかける事例が繰り返されたにもかかわらず、一度も検証されなかったことも判明。
委員長で山口大教育学部の杉浦崇夫教授は、「根性論のような旧態依然の指導法。安全管理が不十分と言わざるを得ない」と強く非難した。
報告書によると、訓練は昨年7月10日に実施。
初任総合教育課程の55人全員がプール(深さ2・1~3・8メートル)で10分間浮き続け、一人でも休めば最初からやり直す。
溺れた2人のうち1人が死亡。
もう1人は人工呼吸で意識が戻り、4人が嘔吐するなどした。
同日はプールでの訓練初日で、大雨や強風、雷注意報が出ていた。
第三者委は、事前に泳力を確認せず実施に踏み切ったことを問題視。
教官6人がそばにいたが、「安全な監視は困難。直ちに中止すべきだった」と結論付け、基礎的な泳力を身に付ける訓練に改めるよう提言した。
県消防保安課などによると、この訓練は一体感を高める狙いで独自のカリキュラムで実施。
2012年ごろから毎年数人が溺れかけ、19年も初日に1件発生した。
しかし、現場レベルで対応を済ませ、要綱で定める検証はしなかった。
報告書を県の内海総務部長に提出した杉浦委員長は県庁で会見し、「前例踏襲の訓練で課題が議論されず、閉鎖的になっていた」と組織体制の問題点を指摘した。
学校は事故直後の会見で、死亡した男性以外の状況を公表しなかった。
大下校長は、「状況把握に精いっぱいだった」と釈明。
この男性を「泳ぎは不得意」とした説明も誤りだとし、「(男性に)落ち度はなく、重く受け止め、遺族は「次の教育に生かしてほしい」と話したという。
報告書を踏まえ、学校は4月までに安全管理規定を改定し、プールでの訓練は参加者を減らして、浮く時間も定めない方針。
県内の各消防本部と協議して、教育体制も見直す。
村岡嗣政知事は、「訓練中の事故で深くおわびする。再発防止に全力で取り組む」とのコメントを出した。
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/e-yama/articles/21648
2月4日17時26分にNHK山口からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
杉浦委員長は記者会見で、「立ち泳ぎを1人ができなかったら、連帯責任として最初からやり直させるなど、根性論を用いた指導があったのではないか」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210204/4060008627.html
2月4日19時53分にYAHOOニュース(山口放送)からは、水中に沈んでいた時間は5秒程度だったという説明も訂正されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、立ち泳ぎの訓練では毎年、溺れかける学生がいたとして、学生の泳力が十分に把握されていない中、訓練初日に足の届かないプールで一斉に立ち泳ぎをさせていたことは問題だと指摘した。
委員会は、水難救助訓練について、泳力別に段階を踏んで実施する必要があるとして、プールに足の届く安全区域を設置すること、訓練当初に学生の泳力の確認を十分に行うことなど、5項目の安全確保対策を提言。
さらに山口県消防学校に対しては、安全管理マニュアルなどの運用が不十分とし、組織体制の見直しや外部からのアドバイスを定期的に受け学校を開かれたものに変えていくことなど、4項目の改善を提言した。
山口県消防学校などは、この日の会見で、死亡した学生が水中に沈んでいた時間も「わからなかった」とし、これまで「5秒程度」としていた説明を訂正した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5951d88c6ec30e11e360f0bd5fb8e0551f07025
(2021年12月24日 修正2 ;追記)
2021年12月23日10時55分にYAHOOニュース(中国新聞)からは、県の職員2人が必要な措置を講じていなかったとして在宅起訴されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口地検は22日までに、いずれも山口県職員で同校教務課の鍛冶・元課長(54)=山口市=と助石・元主査(49)=防府市=を業務上過失致死罪で在宅起訴した。
起訴状などによると、両被告は20年7月10日、同校プールでの水泳訓練について、事故が予見できたにもかかわらず、必要な措置を講じないまま、消防士全員を一斉に入水させるなどの計画を策定。
同日午後2時55分ごろ、男性消防士を溺れさせ、蘇生後脳症で死亡させた疑い。
事故の第三者委員会が21年2月にまとめた報告書によると、訓練開始から約10分後に、亡くなった男性を含めて2人が溺れていた。
8、9年前から毎年溺れかける事例が出ていたにもかかわらず、事後検証をしていなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a45d2136414ab48fff4cb2b3599127295b6eb4ec
12月23日11時58分に産経新聞からは、泳力が十分でない消防士が溺れる恐れを予見できたにもかかわらず未然防止しなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
起訴状によると、昨年7月10日午後2時40分ごろ、同校のプールで訓練を実施する際、泳力が十分ではない消防士が溺れる恐れがあるのを予見できたにもかかわらず、未然に防ぐべき注意義務を怠った。
全員を一斉にプールに入れ、大村さんを溺れさせて死亡させたとしている。
https://www.sankei.com/article/20211223-CCBA67QFQRNA7CPDIBDKLNW3KA/
(2022年3月15日 修正3 ;追記)
2022年3月14日15時11分にNHK山口からは、前年にも意識喪失事故があったのに訓練内容を見直さなかったなどと検察が裁判で指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故では、当時の訓練の安全管理者の鍛冶被告(男性、55歳)と担当者の助石被告(男性、49歳)の2人が、業務上過失致死の罪に問われています。
山口地方裁判所で開かれた14日の裁判で、検察は「県消防学校では、前年にも訓練中に消防士が溺れて意識を失う事態が生じて、安全確保の必要性が高まっていた。にも関わらず、2人は消防士が溺れても救助が可能で大事には至らないだろうと安易に考え、訓練の内容を見直さなかった」などと述べ、2人に罰金50万円を求刑しました。
一方、鍛冶被告の弁護側は、「消防士を短期間で育てることを強く期待され、厳しい訓練を実施する使命があった。安全対策のすべての責任を現場に求めることはいきすぎで、罰金刑に処するのが相当だ」と述べました。
また、助石被告の弁護側は「検察官の論告については異論はありません」と述べ、速やかな判決を求めました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20220314/4060012868.html
(2022年4月20日 修正4 ;追記)
2022年4月19日16時51分にNHK山口からは、被告に罰金50万円が言い渡された、被告はプールに足場を設置する予算を要求したのに却下されていたことから被告に全責任を負わせるのは相当でないと裁判長が述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日の判決で、山口地方裁判所の小松本卓裁判長は、「消防学校の訓練が、生命に大きな危険を生じさせることを容易に想像できるなかで、安全配慮の措置を十分にとらなかった」と指摘しました。
そのうえで、「鍛冶被告が、プールに足場を設置する予算を要求したものの却下されるなど、予算措置の権限がない2人にすべての責任を負わせるのは相当ではない」などとして、罰金50万円の判決を言い渡しました。
2人の弁護士によりますと、それぞれ控訴しない方針だということです。
県消防保安課は、「殉職された消防士とご家族に深くおわび申し上げます。2度とこのような事故を起こさないように、安全管理を万全に行い再発防止に努めます」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20220419/4060013203.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。