2020年5月13日19時37分に大分放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後5時前、大分市日吉原の三井E&Sマシナリー大分工場で大型クレーンが転倒し、一部が海に水没しました。
警察によりますと、クレーンを操作していた46歳の男性が心肺停止となり、救急搬送されましたが、午後6時過ぎに収容先の病院で死亡が確認されました。
亡くなった男性は大分工場の社員ということです。
転倒した大型クレーンはコンテナの積み下ろしをするためのクレーンを製造するもので、レールの上を走り、300トンを持ち上げる能力があるということです。
警察と消防が詳しい事故原因を調べています。
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=05130048866&day=20200513
5月13日21時23分に共同通信からは、当該工場ではコンテナクレーンを製造しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後4時45分ごろ、大分市日吉原にある機械メーカー「三井E&Sマシナリー」の大分工場から、敷地内で大型クレーンが転倒し、男性1人が下敷きになったと119番があった。
男性は病院で死亡が確認された。
倒れたクレーンは支柱が折れ、海中に突っ込んでいる状態で、県警などが事故当時の状況や原因などを調べている。
大分東署によると、男性は同市の同社社員工藤さん(46)。
操縦室に乗り込み、クレーンを操作していた。
クレーンは重さ約300トンまでつり上げ可能という。
大分工場によると、同所ではコンテナクレーンを製造している。
https://www.47news.jp/news/4808160.html
5月15日12時3分にYAHOOニュース(大分朝日放送)からは、動かしていた際にストッパーにぶつかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、14日午後、工場長らが事故の経緯を説明しました。
工場によりますと、事故当時、工藤さんは、高さおよそ60メートルの操縦室にいました。
作業位置を合わせるため海側に向かって動かしたところ、ストッパーにぶつかり、クレーンが倒壊しました。
工場では、作業の際、地上から指揮をする人と運転手の最低2人で動かすことを決めていますが、事故当時、指揮する人がいたかは調査中だということです。
また、クレーンの点検は定期的に行っていて、問題はなかったとしています。
警察は、クレーンが倒れた原因とともに、業務上過失致死の疑いもあるとみて調べています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00010001-oabv-l44
5月15日10時49分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、倒壊したのはロープバランス式引き込みクレーン(高さ最大115メートル、重さ2545トン)。
事故当時、作業位置を確認するため岸壁に設置されたレールを海側に走行していたところ、ストッパーに激突して倒壊した。
地上から高さ63メートルの位置にある運転席にいた男性は外に投げ出され、全身を強く打って死亡した。
マニュアルによると、クレーンを動かす際は地上から指示をする合図者が必要とされており、会社は当時の状況を確認している。
https://mainichi.jp/articles/20200515/k00/00m/040/067000c
(ブログ者コメント)
以下は、大分朝日放送映像の7コマ。
2021年12月10日15時27分にNHK大分からは、地上作業員との無線連絡が徹底されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
捜査関係者によりますと、会社のマニュアルでは、操縦者は地上にいる作業員から無線で指示を受けながらクレーン車を操縦することになっていましたが、現場では徹底されていなかったということです。
警察は、作業の危険性を認識しながら適切な安全対策を怠っていたとして10日、47歳の当時の現場責任者を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20211210/5070011442.html
12月10日19時57分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、地上で誘導していたのは運搬部門のリーダーだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、書類送検された男性社員は作業員の指揮監督や安全管理などを担当する運搬部門のリーダーで、当時は地上でクレーンを誘導していました。
男性社員は、業務上の注意義務を怠ったことで事故が発生し、運転していた男性を死亡させた業務上過失致死の疑いがもたれています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8da2fcaa7d1a41b2370500b08e4e4de7780ebf75
(2022年12月30日 修正2 ;追記)
2022年12月27日18時11分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、書類送検されていた男性は過失を認めるに足る証拠がなかったとして不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年、大分県大分市の工場で大型クレーンが倒れ、男性が死亡した事故で、業務上過失致死の疑いで書類送検されていた現場責任者の男性について、大分地検は、不起訴処分としました。
この事故は、2020年5月、大分市日吉原にある三井E&Sマシナリー大分工場で起きたものです。
警察によりますと、大型クレーンがストッパーに衝突して倒れ、運転していた男性が亡くなりました。
この事故を巡り警察は当時、地上でクレーンを誘導していた現場責任者だった男性を、業務上過失致死の疑いで書類送検していました。
この男性について大分地検は、27日付で不起訴処分としました。
理由について大分地検は「過失を認めるに足る証拠がなかった」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1962121e37735fd4fa8f1d5885a816b3efebb3f7
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。