2023年5月12日19時32分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城海上保安部は12日、違法に汚水を排出したとして、茨城県ひたちなか市和田町3の水産食料品製造会社、マルハニチロシーフーズと、社長と担当者の計2人を水質汚濁防止法違反の疑いで書類送検し、発表した。
同社は水産大手マルハニチロのグループ会社。
送検容疑は、2021年12月~23年2月、法定基準(県内の水産業で1リットル当たり160ミリグラム)を超える浮遊物質を含む汚水を5回、同市の那珂湊港につながる水路に排出したとしている。
1リットル当たりの浮遊物質量は、最大で法定基準の7・5倍の約1200ミリグラムに上ったという。
22年10月、パトロール中に那珂湊港に接続する排水口から茶色の魚臭を放つ水が排水されているところを確認し、23年2月に家宅捜索していた。
海保によると、排出されたのはサケの切り身の洗浄などに使った水。
マルハニチロシーフーズが原料を変えて汚れが増えるようになったものの、同社が従来と同様の汚水処理を続けたため、基準値を超えたとみられる。
海保は、押収した資料などから、同社が基準超えを認識していたとみている。
排水に毒性はないが、港内の水が一部変色したという報告が海保にあったという。
同社によると、家宅捜索後に処理設備の増強工事を始め、産廃業者への処理委託を増やすなどしたという。
同社は「近隣住民や関係者に不安とご迷惑をかけ、おわびする」としている。
https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/040/229000c
5月12日18時55分に産経新聞からは、原料比率が変わり加工の際に出る汚水が増えたことで浄化処理が追い付かなくなったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城海上保安部は12日、工場から法定の基準値を超える汚水を排出したとして、水質汚濁防止法違反の疑いで、法人としての水産加工販売マルハニチロシーフーズ(茨城県ひたちなか市)、同社の藤森社長(63)、水質管理担当の社員1人を書類送検した。
同社は水産大手マルハニチロ(東京)の完全子会社。
サケの切り身などを加工、販売している。
書類送検容疑は令和3年12月~今年2月、5回にわたり、水質の濁りを示す浮遊物質量が法定の基準値を超えていると知りながら、汚水を違法に排出した疑い。
海保によると、4年10月ごろ、ひたちなか市の那珂湊港につながる排水口から、茶色い汚水が排出されているのを発見。
経路を特定し、今年2月に同社を家宅捜索した。
取り扱う原料の比率が変わり、加工の際に出る汚水が増え、浄化処理が追い付かなくなったことなどが原因だという。
https://www.sankei.com/article/20230512-E7G2U7DQ7JNBHGWF3B2ZK3CEB4/
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。