2018年11月13日に掲載した第4報がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第5報修正8として掲載します。
第4報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9041/
(2020年4月7日 修正8 ;追記)
2020年3月30日19時25分に産経新聞westから、書類送検されていた全員が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平成30年6月の大阪北部地震で大阪府高槻市立寿栄(じゅえい)小学校のブロック塀が倒壊し、同校4年の女児=当時(9)=が死亡した事故で、必要な点検などを怠ったとして、業務上過失致死容疑で大阪府警に書類送検された当時の同市教委の幹部ら4人について、大阪地検は30日、いずれも不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
事故は30年6月18日朝に発生。
最大震度6弱の地震で、同小のブロック塀が倒れ、登校中の女児が下敷きになって死亡した。
府警は昨年12月20日、防災専門家から塀倒壊の危険性を指摘されていたのに目視や打診検査で「倒壊の恐れがない」と判断し、耐震性を詳しく確認することを怠ったとして、検査時に市教委学務課に所属していた男性課長(63)ら市職員3人を書類送検。
倒壊前最後の塀の法定点検に携わったビル管理会社の男性社員(44)についても、塀の表面の変色などから内部の劣化を認識できたとして、併せて書類送検していた。
地検は「捜査を尽くしたが、起訴するに足るまでの事実が認定できなかった」としている。
https://www.sankei.com/west/news/200330/wst2003300029-n1.html
(2021年1月21日 修正9 ;追記)
2021年1月20日17時44分にNHK関西から、大阪地裁は住民訴訟を退けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ブロック塀は設置から40年余りが経過し老朽化が進んでいましたが、教育委員会や外部業者の点検では異常を確認できていませんでした。
この問題について、高槻市議会の北岡隆浩議員が、塀の点検を請け負っていた業者や教育委員会の担当職員などに点検費用およそ2700万円を賠償させるよう、市に求める住民訴訟を起こしていました。
20日の判決で、大阪地方裁判所の森鍵一 裁判長は、「業者が市と契約していたのは腐食などの劣化の点検で、耐震対策状況の点検は求められていなかった」として、業者の契約上の落ち度を認めず、訴えを退けました。
高槻市は地震のあと、公共施設のすべてのブロック塀の撤去を進めていて、8年後(令和11年)の4月までに完了させる予定にしています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210120/2000040169.html
1月20日18時34分にYAHOOニュース(時事通信)からは、業者に落ち度はあったが、それは多数の点検事項のごく一部だと裁判長は判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2018年の大阪北部地震で大阪府高槻市立小学校のブロック塀が倒壊し女児が死亡した事故で、点検を怠る過失があったなどとして、高槻市議が市長を相手取り、当時の点検業者や担当職員らに損害賠償を請求しないのは違法であることの確認などを求めた2件の住民訴訟の判決で、大阪地裁は20日、いずれも請求を棄却した。
森鍵一裁判長は、倒壊した塀の点検義務があったのにそれをしなかったと、業者の落ち度を指摘したが、債務不履行は多数の点検事項のごく一部にとどまり、市との契約に基づく1年の除斥期間の経過で業者の賠償債務は消滅したと判断した。
職員への賠償請求権も認めなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d6dea01e887fd04f06e9043bf2369667050f69c
(2022年6月19日 修正10 ;追記)
2022年6月18日9時24分に産経新聞からは、総延長13kmのブロック塀は来年3月にも全て撤去される予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
震度6弱を観測した大阪北部地震が発生してから18日で4年を迎えた。
地震でブロック塀が倒壊し、登校中の小学4年の女児=当時(9)=が下敷きになって死亡した大阪府高槻市立寿栄(じゅえい)小では、浜田市長や樽井教育長、松山校長らが発生時刻の午前7時58分に合わせて黙禱(もくとう)した。
正門前には献花台が設置され、浜田市長をはじめ市関係者や、近隣住民らが花を供えた。
浜田市長は「地震から4年が過ぎたが、この日を一日足りとも忘れていない」と話した。
総延長約13・3キロにもおよぶ市立小中学校のブロック塀は、来年3月にも全て撤去される予定で、災害対策が順調に進んでいることを強調した。
市立寿栄小ではプール脇にあったブロック塀が通学路に倒れ、登校中の女児が犠牲になった。
同小のブロック塀は現在、金属製フェンスに置き換えられている。
浜田市長は「すべてのブロック塀を撤去する」と表明。
令和10年度までに市内の公共施設から撤去する方針で、民間施設についても補助金を出して撤去を呼びかけている。
https://www.sankei.com/article/20220618-N4CDRE2ZYFIJBBU45ISIUMFHQU/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。