2020年4月2日23時23分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事が地図付きでネット配信されていた。
2日午前9時40分ごろ、熊本県宇土市城塚町の道路建設工事現場で、組み立て式の大型クレーンのアーム(長さ約12メートル、重さ約3トン)が車両から落下し、作業中の男性3人が下敷きになった。
3人は救急搬送されたが、合志市の会社員出口さん(男性、35歳)が死亡、熊本市の男性会社員(57)が骨折とみられる重傷、玉東町の男性会社員(24)が軽傷を負った。
宇城署と宇城広域連合消防本部によると、橋りょう工事用の大型クレーンを組み立てるため、アーム部分を別のクレーンでつり上げる準備作業中、3人がトレーラーの荷台でアームにワイヤーを取り付けようとした際、アームが突然落下したという。
署は、業務上過失致死傷の疑いで事故の原因を調べている。
現場は国土交通省が整備している地域高規格道路・宇土道路(約6・7キロ)の工事で、城塚インターチェンジ(仮称)の近く。
https://this.kiji.is/618352077578880097?c=39546741839462401
4月2日17時15分にNHK長崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20代と50代の男性作業員2人は、けがをしているものの意識があり、会話も出来る状態だということです。
警察によりますと、3人は当時、クレーンを運んできたトレーラーから、長さおよそ12メートル、重さがおよそ2トンのクレーンのアームを、別のクレーンを使って降ろすためにワイヤかける作業をしていて、何らかの原因で、トレーラーからアームごと落下したということです。
現場は、国道の熊本・天草幹線道路の工事で、JR三角線をまたぐ橋の土台を建設していたということで、警察は、工事関係者から話を聞くなどして事故の原因などを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20200402/5000007879.html
4月2日18時38分に毎日新聞からも、同趣旨の記事が航空写真付きでネット配信されていた。
県警宇城署などによると、3人は、国道57号とJR三角線をまたぐ自動車専用道路の橋台を建設するためにクレーンの組み立て作業をしていた。
クレーンの一部を荷台から降ろそうとした際に落下したとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20200402/k00/00m/040/171000c
(ブログ者コメント)
以下は、毎日新聞動画の1コマ。
画面左上がアームを載せてきたトレーラーの模様。
ただ、事故当時の現場とは位置関係が違っているかもしれない。
(2020年9月4日 修正1 ;追記)
2020年9月3日18時37分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、作業に立ち会っていなかった担当職長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年4月宇土市の工事現場で作業員3人が大型クレーンのアームの下敷きとなり1人が死亡した事故で、熊本労働局は会社と職長を書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、熊本市北区のK開発とその職長の47歳の男性です。
熊本労働基準監督署によりますと、クレーンアームの荷卸し作業は危険を伴う作業のため、作業手順など指揮をする人物が必要ですが、その担当の職長が立ち会っていなかったことから、今回の判断に至ったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c97dc61d80f18671d723af03509a02cc5e5d8e9c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。