2020年3月30日4時44分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大雨や台風などでガソリンや化学薬品などがある危険物施設が被害を受けるケースが相次いでいることから、総務省消防庁は対策のポイントをまとめたガイドラインを公表しました。
おととしの夏から秋にかけての西日本豪雨や台風では、全国でおよそ800件の危険物施設が被害を受けたほか、去年8月の九州北部を中心とした豪雨では佐賀県の工場から油が流れ出し、農地などに被害がでました。
相次ぐ被害を受け、総務省消防庁は危険物施設を風水害から守るためのガイドラインを作成し、公表しました。
それによりますと、各事業者はハザードマップなどを参考に施設がある場所のリスクを把握したうえで、防災計画を策定し訓練を行うなどとしています。
ガイドラインでは、施設の特徴ごとに対策のポイントを示していて、ガソリンスタンドでは水が混じった油を給油すると車が停止してしまうおそれがあることから、地下タンクに水が混入していないか確認できる機材を確保するなどとしています。
佐賀県の工場のような「一般取扱所」では、浸水や土砂の流入を防ぐため、水密性の高いシャッターを設置したり、油が外部に流出しないようにオイルフェンスを設置したりするとしています。
総務省消防庁は、ガイドラインを全国の消防機関や危険物施設に関わる事業者団体などに通知し、対策を促すことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200330/k10012356861000.html
(ブログ者コメント)
当該ガイドラインは下記参照。
https://www.fdma.go.jp/publication/guideline/hazardous002.html
構成は以下のようになっている。
ガイドラインの使い方
製造所 編
屋内・屋外貯蔵所 編
屋外タンク貯蔵所 編
移動タンク貯蔵所 編
給油取扱書 編
一般取扱書 編
以下は「製造所編 (全15ページ)」の内容例。
第1章 東日本大震災の被害と課題
第2章 事前対策
第3章 施設の使用再開に向けた対応
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。