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2014年12月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4502/
(2015年2月25日 修正2 ;追記)
2015年2月17日22時17分にNHK大分から、事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側が設置した事故調査委員会が17日、大分市で会見を開き、配管の部品のひび割れからタンクに水が入り込み、たまった水の表面が凍って、氷の下のガスの圧力が高まったことがタンクそのものの破裂につながったという調査結果を明らかにした。
会社によると、過去にも数回、タンクの中に水が入り込んで氷ができたケースがあるということだが、破裂につながるという認識はなかったという。
同委員会は、再発防止策として、タンクの水抜きの徹底、作業手順全体の洗い出し、ほかに想定外のリスクがないか確認することなどを提言した。
大分サンソセンターの田邉社長は、「原点に返ってすべての作業を見直していきたい。本当に申し訳ありませんでした」と陳謝した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5075447311.html?t=1424215375019
2月18日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
配管がある側溝にたまった雨水などを排出するポンプは故障していた。
この容器は、2001年にも水が滞留して凍り、底が変形するトラブルがあった。
容器に水を抜くバルブを設置したが、連絡が不徹底で作業手順書に反映されなかったという。
容器の爆発につながるという認識はなく、バルブの利用は2度にとどまった。
今後は、利用前に水抜きをする、作業手順書を改める、排水ポンプを交換するなどして、再発防止に取り組むとしている。
(ブログ者コメント)
大陽日酸HPに2月17日付でニュースリリースされている資料中、タンク破裂に至るメカニズムなどが下記趣旨で詳しく解説されている。
○放液配管が納められていたピット内に水が滞留した。
○締め付け不良だったフランジ部から、放液配管内に水が入った。
○放液が繰り返されることで、放液配管内の水がタンク内に入った。
○今回の放液時、液化ガスは塊状になって水中に沈み、水と熱交換し、瞬時に気化して大気に排出された。
一方、液相の上面には氷の層が生成・成長し、最終的に液相の上面が完全に氷で覆われた。
○そのような状況下、氷層の下の液化ガスが気化することで圧力が上昇し、破裂した。
https://www.tn-sanso.co.jp/jp/_documents/news_06745091.pdf
(2017年5月27日 修正3 ;追記)
2017年5月13日6時55分に大分合同新聞から、消防も会社と同じ様な内容の調査結果を発表したという下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。
5月20日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局は12日、事故は「爆発」ではなく、化学反応を伴わない「破裂」だったとする調査報告を公表した。
タンク内にできた氷がガスの放出口をふさぎ、圧力上昇したことが原因とみられるという。
消防局は製鉄所に事故原因を通知し、再発防止を求めた。
消防局によると、タンク(直径4m、高さ6m)はステンレス製で、不要な液化ガスを気化させていた。
事故後の調査で、配管のつなぎ目に約2cmの欠損が見つかった。
配管の外側にある側溝から雨水が入り込み、零下200℃近い液化ガスに冷やされ、氷になったとみられる。
大分サンソセンターと親会社の大陽日酸(東京都)は15年2月に、タンク内の水抜き作業を実施していなかったことを事故要因とする見解を示していた。
取材に対し、大分サンソセンターは、再発防止のため、液化ガスの気化方法などを変更したと説明。
「迷惑を掛け、心よりおわび申し上げる。安全管理に努め、近隣住民や関係機関の信頼を回復するよう努める」とコメントした。
事故を巡っては、警察が業務上過失激発物破裂の疑いで捜査を続けている。
出典
『圧力による破裂原因 14年の新日鉄住金構内事故』
https://this.kiji.is/235885579224203266/amp
2014年12月23日0時19分にNHK大津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月23日0時3分に産経westから、12月23日1時9分に京都新聞から、12月24日10時23分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時前、甲賀市水口町北脇の、国道1号沿いにあるガソリンスタンドで、店員の男性が「コンプレッサー」と呼ばれる機械を使って大型トラックの左の後輪(直径約80cm)に空気を入れていたところ、突然、タイヤが破裂した。
男性は風圧で約3m飛ばされてあおむけに倒れ意識がなくなり、病院に運ばれたが、まもなく大動脈解離による死亡が確認された。
男性に目立った外傷はなく、警察では、タイヤが破裂した際の空気の圧力で血管が破裂したのではないかとみている。
男性は、給油中にタイヤの空気圧が減っていることに気付き、タイヤのすぐそばにしゃがんで空気を入れていたという。
警察によると、タイヤの側面が裂けていた。
古くなって劣化したタイヤに空気を入れ過ぎると破裂することもあるということで、警察は、当時の状況やタイヤが破裂した原因を詳しく調べている。
当時、ガソリンスタンドには、店員や客ら数人がいたが、他にけが人はなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064206311.html?t=1419282346361
http://www.sankei.com/west/news/141223/wst1412230010-n1.html
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141223000002
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141224-OYT1T50041.html
(ブログ者コメント)
タイヤに空気を入れている最中に破裂した事故は過去にも起きている。
当該記事中、空気充填の危険性に関する情報も紹介している。
2013年4月17日掲載
2013年4月10日 さいたま市の陸上自衛隊でトラックのタイヤに空気を入れている途中にタイヤが破裂し、2人が死傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2795/
2014年12月12日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月12日19時12分にNHK大分から、12月12日21時44分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時5分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所の構内で爆発があった。
警察などによると、施設の一部が壊れたが、けが人はいないもよう。
爆発音は衝撃を伴って市内の広い範囲に響き渡り、周辺地域の店舗などに鉄製の部品が飛び散るなど影響が出た。
爆発が起きたのは、グループ会社「大分サンソセンター」の工場。
同社によると、現場では午前8時ごろから、酸素などを抽出する装置から円筒形のステンレス製タンクへ、配管を通して液体酸素や液体窒素を移す作業をしていた。
爆発音がしたため確認すると、タンクが破裂していた。
同センターによると、爆発したタンクは、液体酸素と液体窒素などを気化させて大気中に放出するために使われる。
市消防局は、高濃度の酸素が漏れて引火しやすい状態にあるとして、所内でタンクの半径50mを立ち入り禁止にした。
同社の中嶋常務らは、会見で「ご迷惑をおかけしました」と謝罪した上で、「有毒なものではない」と説明、今後詳しい状況を調べるとしている。
警察によると、現場から約600m離れた県道大在大分港線(40m道路)の交差点で信号待ちをしていた軽乗用車に金属片が当たり、車が破損した。
同製鉄所総務部の池上主幹によると、市内の3カ所に鉄製の部品が散乱したのを把握したという。
「部品の用途は分かっていないが、爆発によって落下したものとみて調べている」と話した。
出典URL
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/12/12/125150855
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073914571.html?t=1418420201301
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141212-OYT1T50133.html?from=ycont_top_txt
12月13日12時25分にNHK大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タンクは直径4m、高さ6mのステンレス製で、一番上の部分には、気体を外に逃すための直径40cmの配管があるという。
爆発は、液体酸素と液体窒素をタンクに移していたときに起きたと推定されていて、タンクの上部が原型をとどめないほど損壊していた。
原因はわかっていないが、会社によると、何らかの要因でタンクが密閉状態になったあと、気化した酸素などでタンク内の圧力が高まり、爆発した可能性があるという。
会社では引き続き、原因について詳しく調べている。
一方、警察では、爆発で飛んだ金属が工場の屋根を破損させるなどの被害が出ていることから、業務上過失激発物破裂の疑いもあるとして、調べを進めている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073919221.html?t=1418505140985
12月13日付で毎日新聞大分版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、爆発したのは、空気から酸素や窒素を作る空気分離装置に付属するタンク。
分離装置は5基あるが、事故があった装置は1977年に設置された古いもので、現在は予備的に使われている。
今回は、主要装置の点検に伴って、11月1日から稼働していたという。
タンクは、液体の酸素と窒素をため、自然蒸発させる装置。上部は穴があいている開放タイプで、通常、圧力が高まることはないという。
記者会見では、爆発の原因について質問が相次いだが、同社は「40年近く運転してきたが初めての事故。調査しないと原因は分からない」と繰り返した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/oita/news/20141213ddlk44040527000c.html
(ブログ者コメント)
報道では、「爆発」と「破裂」という2つの言葉が使われている。
事故原因はまだ不明だが、仮に容器内に可燃物があってそれが液体酸素と急激に反応したのであれば「爆発」、単に蒸発速度が速すぎただけであれば「破裂」、ということかもしれない。
(2015年2月11日 修正1 ;追記)
2015年1月24日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、容器内部で水が凍ったことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
親会社の大陽日酸が23日、現段階の調査状況を明らかにした。
ステンレス製の容器の内部で凍った水がガスの排気口を塞いで容器内部の圧力が増し、爆発した可能性が高いという。
同社によると、ステンレス製の容器の内部は通常、水が混入しない構造になっているが、事故当時は何らかの原因で容器内に水が入ったようだという。
その水がマイナス190℃前後のタンク内で凍り、気化したガスを放出する排気口を塞いだ結果、容器内の圧力が急激に増して爆発した可能性が高いという。
同社は、今月末までに調査結果をまとめて、県に報告する考えだ。
この爆発事故でけが人は報告されていないが、敷地外に複数の金属塊が飛び散り、工場の屋根を突き抜けて落下したものもあった。
一歩間違えば、近隣住民を巻き込んだ死傷事故になる恐れがあった。
(ブログ者コメント)
○空気中の水分が凝縮して配管立ち下がり部に溜まり、その水が冬場に凍結して配管内を通っている空気の流れが遮断され、設備が停止した事例がある。類似トラブルにはご用心。
○報告書を県に提出したという記事が出るのを待っていたが、未だ目にしておらず、大陽日酸のHPにも掲載されていない。
2014年8月19日14時9分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時半すぎ、沼津市にあるフォークリフトの整備会社「S社沼津営業所」で、フォークリフトのタイヤの交換作業中にタイヤが破裂した。
この際、衝撃でタイヤに備え付けられた重さおよそ1kgの部品が作業をしていた男性(59)の胸にあたり、男性は病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察では労災事故として、タイヤが破裂したときの状況や作業の内容など調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033899111.html?t=1408485483162
(ブログ者コメント)
タイヤ交換作業中にタイヤが破裂した事故は、本ブログで過去に1件紹介している。
2013年4月 さいたま市の陸上自衛隊
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2795/
2014年6月28日22時2分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
6月30日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時半ごろ、兵庫県姫路市白国4の市道脇で、ドラム缶(直径60cm、高さ90cm、容量200ℓ)が破裂し、約50m吹き飛んだ。
けが人はなかったが、近くにある民家の屋根の一部が壊れた。
関西電力姫路支店によると、現場近くの電線が切れ、周辺の約40軒が約2時間停電した。
警察などによると、28日午前10時ごろ、近くの塗装会社の従業員数人が、床の塗装に使う液体の水性ウレタン樹脂を処分するため、ドラム缶に水性ウレタン塗料と液体硬化剤を計約100ℓ入れてふたを閉め、市道脇の産業廃棄物用ごみ置き場に捨てたという。
密閉されたドラム缶内が、塗料の固まる際に発生するガスで高圧となり、破裂した可能性があるという。
ドラム缶は空の状態で重さ20~30kgあり、塗料などを含めると100kg以上あったとみられる。
近くの男性会社員(25)は、「ドーンという爆発音で振り返ると、ドラム缶が電柱よりも高く飛び、駐車場に大きな音を立てて落ちた」と驚いた様子で話した。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140628-00000010-kobenext-l28
6月28日23時22分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時30分頃、兵庫県姫路市白国の住宅街にある空き地でドラム缶1本が破裂し、約50m離れた駐車場まで飛んで落下した。
ドラム缶の上に置いてあったベニヤ板の破片も弾みで飛び、約35m先の民家に当たって瓦3枚が割れた。
付近の電線も一部が切断され、40軒が約2時間停電。けが人はなかった。
警察などによると、近くの塗装業の男性(38)と従業員計3人が同日午前11時頃、空き地にある廃棄物回収箱の中にドラム缶を置き、床などの塗装に使う液体の水性ウレタン樹脂を固めて処分するため、この樹脂と硬化剤をドラム缶の7分目まで入れて蓋を閉めていたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140628-OYT1T50149.html?from=ycont_top_txt
2013年11月26日12時20分に神戸新聞から、11月27日12時33分にmBS NEWSから、また11月27日付で毎日新聞神戸版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時25分ごろ、神戸市北区鈴蘭台の北区役所2階にある同区社会福祉協議会の事務室で、天井裏にある空調設備の金属製パイプが大きな爆発音とともに破裂した。
天井の石膏ボードの一部に直径約50cmの穴が開き、空調設備の冷媒用のオイルが周りに飛び散った。
「ボーンというものすごい音が聞こえた。天井から黄色い液体が、雨のようにザーッと降ってきた。(職員)
当時、部屋にはおよそ20人の職員がいたが、来庁者はいなかった。
女性職員1人(40代)が避難中に床に流れ出した液体で足を滑らせて転倒し、頭を打つなど軽いけがを負った。
同区社会福祉協議会は業務を一時停止し、ガス会社が原因を調べている。
26日中には業務を再開する見通し。
念のため区役所内の全空調設備を止めているが、区役所業務には影響ないという。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201311/0006526532.shtml
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000003088.shtml
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20131127ddlk28040379000c.html
2013年11月1日付で愛媛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛媛県松山市の飲食店で10月下旬、1983年製で使用期限を大幅に経過した消火器が破裂し従業員がけがをする事故が発生、市消防局は31日までに市ホームページ(HP)で、老朽化した消火器に関する注意喚起を始めた。
同局によると、25日正午ごろ、営業中の店内で消火器が破裂。近くにいた60代の女性従業員が顔にけがを負った。
破裂時の状況や原因を調べている。
消火器の使用期限は業務用で約10年、住宅用は5年で、老朽化による本体の変形や腐食がある状態で圧力がかかると、破裂する恐れがある。
2009年以降、全国で消火器破裂による負傷・死亡事故が計11件発生。
60代の男性廃棄物処理業者が廃棄処理中に死亡(11年、大分県)、89年製を操作した10代男児が負傷(09年、大阪府)などがあった。
出典URL
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20131101/news20131101569.html
また、松山市HPには、2013年10月29日付で「老朽化消火器の適切な取扱い方法」というタイトルのお知らせ記事が掲載されていた。
記事中、底が抜けた消火器の写真ならびに平成21年度以降に発生した全国の同種事例12件が紹介されている。
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/kurashi/bosai/sbbousai/sboshirase/syoukakisyobun.html
(ブログ者コメント)
○松山市のHPで紹介されている最近の12事例は、すべて消火器を動かすか操作していた時の事故。
そこから考えると、今回も、置いていた消火器が突然破裂したのではなく、動かすなどしていたのかもしれない。
○ブログ者は昨年、9年前に購入した自宅用消火器を買い替えた。
屋内保管ゆえ、底部を含めた外面に錆びなどは全くなかったのだが、イザという時に使えなかったり、あるいは破裂することを心配してのことだ。
それ以上に、古い消火器は販売店が引き取るというキャンペーン中だったことが、買い替えの動機となった。
2013年9月13日19時4分にNHK富山から、9月14日付の朝日新聞富山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時すぎ、富山市下奥井2丁目の「Ⅾ薬品工業」で、敷地内に保管していたドラム缶の1つが爆発し、中に入っていた黒い廃液が周辺に飛び散った。
警察によると、廃液は薬の製造に使われる「ピバル酸ヨードメチル」を精製する際に出たもので、刺激臭があるが体に付着しても影響はないということで、けがをした人はいなかった。
しかし、敷地内にいた運送業者など2人と近くにある商店の従業員2人の合わせて4人が廃液を浴び、念のため病院で診察を受けたほか、現場周辺にも一時、刺激臭が広がり、警察が住民に外出を控えるよう呼びかけた。
爆発したドラム缶は180ℓ入りで、置いてあった場所から50mほど離れた駐車場にドラム缶の蓋(重さ3kg)が落ちているのが見つかった。
この会社では、ドラム缶の中の廃液が気化して膨張するのに備えて蓋のキャップを緩めていたが、爆発したドラム缶はキャップがしまっていたという。
警察は、廃液が気化してできたガスがドラム缶内にたまり、膨張したことで起きたとみている。
Ⅾ薬品工業は「担当者がいないので対応できない」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064508381.html?t=1379112794577
(ブログ者コメント)
「爆発」と報道されているが、何かが燃えたわけでもなさそうなので、タイトルは「破裂」とした。
(2013年9月27日 修正1 ;追記)
2013年9月14日付の北日本新聞紙面に、やや詳しい情報が下記趣旨で掲載されていた。
廃液には揮発性が高い成分が含まれているため、警察は、ドラム缶内で廃液が気化して膨張し、爆発につながったとみている。
内部の圧力が高まらないようにドラム缶のキャップを緩める必要があるが、12日夕からキャップは締まったままだったという。
警察によると、ドラム缶の容量は200ℓで、約160ℓの廃液が入っていたが、爆発後は約48ℓに減っていた。
敷地内には、廃液を入れたドラム缶が100本ほど屋外に置かれているが、ピバル酸ヨードメチルの廃液を入れたものは、他にはないという。
2013年8月16日10時29分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前5時頃、愛知県弥富市富浜の名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルで、「破裂音がしてコンテナが爆発した」と消防に通報があった。
破裂したのは円柱形の液体タンク(直径約2.6m、高さ約6m)で、中身の液体(シアナミド化合物)が周辺に飛び散った。けが人や海への流出はなかった。
警察によると、破裂した液体タンクは14日に中国・上海から積み荷として同ふ頭に到着。人が侵入した形跡はなく、警察は老朽化したタンクが日中の高温による液体の膨張に耐えられず破裂したとみている。
タンクに入っていた液体の量は不明。警察によると、シアナミド化合物は農作物用肥料などの原材料の一つで、毒劇物には指定されていない。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130816-OYT1T00334.htm
2013年8月7日19時46分にmsn産経ニュースwestから、8月8日8時36分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、8月8日付の京都新聞紙面にも同主旨の記事が掲載されていた。
7日午後4時25分ごろ、京都市中京区の呉服店「Ⅾ」から「貯水タンクが破裂した」と119番があった。
消防などによると、6階建てビルの屋上に設置されていた貯水タンクが破裂して水が噴き出し、路地を挟んだ西隣のビルを直撃して、3階にある飲食店の窓ガラス3枚が割れた。けが人はいなかった。
消防によると、タンクの最大貯水量は10トンで、老朽化が破裂の要因とみられる。
窓ガラスが割れたビルにある料理店の男性は「ドーンという音がして、その直後に水の音がした。経験のない音でびっくりした」と話した。
近くにいた男性(61)は「数10秒間、水が噴き出していた。ガラスを突き割って3階から入った水は、1階まで勢いよく階段を流れ落ちていた」と話していた。
ビルの関係者によると、タンクは設置から40年ほど経過して老朽化が進んでおり、近く修理する予定だったということで、消防などが原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130807/waf13080719470023-n1.htm
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000001913.shtml
(2013年8月26日 修正1 ;本文修正)
京都新聞紙面に掲載されていた事故時の詳しい状況を、本文に追記した。
23日午後3時前、小国町西里の公民館「岳の湯湯けむりの里」に設置されている、温泉の湯をためるタンクが破裂した。
タンクには縦1m50cm、横幅が1m余りの金属製のふたが3枚あったが3枚とも吹き飛んで、このうち1枚がおよそ40m離れた3階建て住宅の屋根に突き刺さった。けが人はいなかった。
警察によると、このタンクは地元の人たちの組合が管理していて、この場所でわいた温泉の湯をいったんためて、蒸気を外に逃がした上で地元の人たちに供給するためのものだという。
警察は、タンクの中の蒸気の圧力が何らかの原因で高まったものと見て、詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004798601.html?t=1369340522962
10日午前11時ごろ、さいたま市北区の陸上自衛隊大宮駐屯地の車両整備工場で、大型トラックのタイヤ(直径約1m20cm、重さ約100kg)のチューブが破裂して吹き飛び、タイヤを整備していた隊員2人を直撃した。
同駐屯地などによると、2人は病院に運ばれたが、女性1等陸士(20)が心肺停止となり、意識不明の重体となった後、外傷性くも膜下出血で死亡した。男性2等陸曹(37)は意識があるものの、負傷の程度ははっきりしていない。
同駐屯地によると、2人は事故当時、車両整備工場の屋外スペースで大型トラックのタイヤ交換作業をしており、取り外した状態のタイヤに空気を入れていたという。
2人の隊員は、日ごろから車両の整備を担当していたという。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news04/11/09.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130413-OYT1T00870.htm
(ブログ者コメント)
4月11日にテレビ朝日モーニングバードを観ていたら、ブリジストン社の人が、タイヤの破裂事故は1年に20~30件程度起きている、といったことを話していた。
また、損傷があるタイヤに空気を充填することの危険性に関する啓蒙記事が、同社関連会社から破裂実験映像とともにネット配信されていた。
http://www.bst-nagoya.jp/article/14373083.html
23日午後3時ごろ、田野畑村蝦夷森の住宅で凍結した水道管の氷を溶かす作業をしていたところ、金属製の器具が破裂した。
この事故で、作業をしていた水道工事業の男性(40歳)が頭を強く打って病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
また、破裂の衝撃で住宅の窓ガラス5枚が割れたという。
警察によると、男性は金属製の容器に入った水をバーナーで温めて水蒸気を発生させ、ホースを使って水道管に吹きつける作業をしていたという。
容器とホースの間には弁が付いたということで、警察はこの弁が閉まっていたかホースが詰まるなどして容器の中の圧力が高まり破裂したとみて、事故の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045733271.html?t=1361656130349
2012年11月17日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後7時10分ごろ、相模原市緑区橋本台2の金属部品製造会社「K工業」の第2工場で、完成後検査中の発電機の部品が破裂し、社員の男性(35)が死亡、もう一人の男性(42)が左腕の骨を折る重傷、別の55歳男性が軽傷を負った。
警察によると、破裂したのは「クランクケース」と呼ばれるアルミニウム製の部品で直径50cmの筒状。気密性を調べるため窒素ガスを注入したところ破裂したといい、作業手順に誤りがなかったかも含め原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20121117ddlk14040203000c.html
(2012年12月2日 修正1 ;本文修正)
2012年11月17日付で神奈川新聞紙面に掲載されていた情報を、本文中に入れ込んだ。
(2017年11月7日 修正2 ;追記)
2017年11月5日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、工場長は大丈夫だろうと思い、事前に水圧試験をさせなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月5日付で毎日新聞神奈川版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
県警は10月12日、当時の工場長(52)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
当時の工場長が事前に水圧試験をさせることを怠り、3人を死傷させた疑いがあるという。
「危険性は認識していたが、水圧試験をしなくても大丈夫だろうと思ってしまった」と、容疑を認めているという。
相模原北署によると、12年11月、同市緑区の金属加工業「K工業」の工場で、エンジン部品の気密性を調べるために窒素ガスで部品を加圧していたところ破裂し、作業をしていた男性が死亡、立ち会っていた男性社員2人が重傷を負った。
出典
『相模原の部品破裂 元工場長を書類送検 業過致死傷容疑』
https://mainichi.jp/articles/20171105/ddl/k14/040/059000c
25日午後1時57分ごろ、にかほ市両前寺の中間産業廃棄物処理業「佐藤化学工業」敷地の屋外にあった空のドラム缶1本(200ℓ)が破裂し、約20m南の従業員駐車場に破片が落下した。
底板以外の部分が、敷地と駐車場を隔てる高さ約4mの塀を飛び越えた。
駐車場の車2台の屋根と窓ガラスが破損した。
当時、付近に人はおらず、けが人はなかった。
近くを通り掛かったパトカーが「ドン」という音を聞き、現場に駆け付けた。原因は捜査中。
警察によると、破裂したのは、直径60cm、高さ85cmのドラム缶。
アルミ粉末が混入した廃油の回収に使った後、再利用するため、空にした上でふたを開け、2、3カ月前から屋外に置いていた。
5日ほど前に確認した際、缶が変形していたため再利用を諦め、ふたをしていた。
同社は「缶内に付着したアルミ粉末が何らかの要因で化学反応を起こし、ガスを発生させて缶が膨張したのかもしれない」としている。
25日早朝に見た際、缶は膨張していなかったという。
同社は破裂後、同様に屋外に置いた他のドラム缶数本を屋内に移し、取引先にも注意を呼びかけた。
同社によると、回収したのはアルミを削る際に使う切削油の廃油。ポンプで全量吸い出すが、缶の内側に微量の廃油が残るという。
同種の廃油の回収に再び使うため、洗浄はしなかった。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120426a
(2012年6月11日 修正1 ;追記)
2012年4月26日付の秋田さきがけ紙面に、ネット配信された記事プラスαの記事が掲載されていたので、その部分(「同社は」以降)を追記した。
(ブログ者コメント)
常温で、しかもさほど特別な化学物質があったわけでもないのに、ガスが発生した模様。
なぜか?
考えられるシナリオの一つが、腐食電池現象による水素発生だ。
具体的には、以下のようなメカニズムが働いていたのかもしれない。
・ドラム缶を2、3ケ月屋外に置いていたことで、中に雨水が入り込んだ。
・おそらく雨水はph5程度の酸性。その酸性の水にドラム缶の鉄と内部に残っていたアルミ粉末とが浸る状態になった。
・金属の電位列からいうと、アルミ粉末はアノード、ドラム缶の鉄はカソードとなり、もってアルミ粉末は腐食され、ドラム缶側からは水素が発生した。
・粉末状態のアノードに比べ、カソードの面積はべらぼうに大きかったので、腐食ならびに水素の発生は急激に進行した。
とまあ、考えてはみたが、アルミ粉末は微量の模様。ドラム缶を破裂させるほど大量の水素が発生したかどうかは疑問だ。
25日午前10時半ごろ、京都市下京区五条御前交差点の近くで道路拡幅工事をしていた生コンクリートポンプ車の配管が破裂した。
配管から液状のコンクリートが飛び散り、信号待ちをしていた自転車の男性(74)と原付きバイクの女性(51)が軽傷を負った。
警察によると、ポンプ車は共同溝の工事のため、この日午前8時半ごろから作業員6人でコンクリートを流し込んでいた。
ポンプ車がミキサー車に生コンを流し込む作業中、生コンが配管に詰まって鉄製の管が破裂。生コンの小石(直径2~3cm)が半径15mの範囲に多数飛び散ったとみられる。
鉄製のポンプの接合部が長さ15cm、幅約9cmにわたり破裂しているといい、警察が詳しい事故原因を調べている。
事故当時、交差点の南で信号待ちをしていた男性(34)の乗用車は、飛んできた石がぶつかり、フロントガラスが破損した。男性は「爆発のような音が聞こえたので思わず車内で身をかがめた。その後、車の上からバラバラッというすごい音が鳴り、無数の石が降ってきた」と驚いた様子で話した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120426ddlk26040546000c.html
http://www.asahi.com/national/update/0425/OSK201204250054.html
22日午後4時40分ごろ、北杜市須玉町にある「Sしいたけ組合」の薪ボイラーが爆発し、平屋のボイラー室約40m2が全壊した。けが人はいなかった。
警察によると、爆発でボイラー室は壁と屋根の一部を残して破壊。金属片が飛び散り、数10m離れた食品スーパーの駐車場に停めてあった軽乗用車の後部窓ガラスが割れた。近くの物置小屋も破損した。
ボイラー室は、シイタケ栽培小屋の北側に隣接していた。栽培小屋を暖めるために24時間稼働していたという。
(ブログ者コメント)
薪ボイラーなる物があるとは初耳だったのでネット検索したところ、結構多くの記事が見つかったが、構造や法規制に関する記事は見当たらなかった。
(2012年5月27日 修正1 ;追記)
2012年4月24日付の山梨日日新聞紙面に、空焚きの可能性がでてきたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
この事故で、ボイラーに水を供給するバルブの一つが閉まっていたことが、23日、組合関係者などへの取材でわかった。
警察は、ボイラーの空焚きが爆発の原因になった可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。
組合関係者などによると、ボイラーは温まった水がパイプを通り、小屋内を循環する仕組み。
ボイラーには、蒸発で減少した水を自動的に供給するバルブが2つあるが、そのうちの1つが閉じていた。
このため、ボイラー内の水が減り、空焚き状態が続いていた可能性があるという。
17日午後2時20分ごろ、つくば市花畑にある、工場の廃水などの分析や処理などを行う会社、「E社」で、取り引き先から依頼された工場の廃水の成分を分析する作業をしていたところ、廃水を入れた高さ約26cmのガラス製のフラスコが突然、破裂した。
この事故で、近くにいた従業員の男女4人がけがをして病院に運ばれた。
消防によると、4人は顔に軽いやけどをしたり、飛び散ったガラスですり傷を負ったりしたが、いずれも軽いけがだったという。
警察によると、廃水は分析のために加熱していたところだった。破裂で有毒ガスの発生などはなかったという。
警察では、事故の詳しい原因などについて調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1074512701.html?t=1334699297638
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

