2018年2月26日10時4分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月26日11時32分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年7月に落雷で壊れて撤去され、新しく造り直されていた国宝犬山城(愛知県犬山市)天守北側のしゃちほこが完成し、26日に取り付け工事が行われた。
城のシンボルが7カ月ぶりに復活する。
犬山市などによると、新しいしゃちほこは瓦製で、高さ約1.3m、重さ約62kg。
奈良県生駒市の「山本瓦工業」が製造し、文化財の修理工事を手がける岐阜市の「田中社寺」も工事に加わった。
こん包を解かれたしゃちほこは業者がワイヤーでつり上げ、天守の屋根の端にある「芯木」(しんぎ)と呼ばれる軸に固定していった。
「しゃちほこ」は頭から尾びれまでがおよそ1m50cmで、中には「二度と被害を受けないように」との願いを込め、代々の城主が仕えた徳川家にゆかりがある日光東照宮などのお札が入れられているという。
犬山城は室町時代の1537年に建てられた。
しゃちほこは天守の南北にあり、7月12日夕の落雷で北側が壊れ、南側はひれの部分が欠けているのが見つかった。
避雷針も破損しており、犬山城ではこのあと、しゃちほこの尾びれよりも高い位置に避雷針を取り付けるなどしたあと、足場が取り外され、来月17日には正式にしゃちほこが披露される予定。
出典
『落雷で破損、愛知・犬山城の国宝天守に新しゃちほこ取り付け工事』
http://www.sankei.com/west/news/180226/wst1802260019-n1.html
『新「しゃちほこ」天守に 落雷被害の犬山城 愛知』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180226/k10011343481000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180226/k10011343481000.html
※当時の状況は、下記記事参照。
(2017年7月15日18時30分 産経新聞west)
愛知県犬山市は15日、落雷の影響でしゃちほこが破損した国宝犬山城(同市)の天守の一般公開を16日から再開すると明らかにした。
ひれ部分など、回収した破片の一部を城内で展示する。
しゃちほこは破損したままで、修理法を文化庁や県教育委員会と協議している。
犬山市によると、局地的に大気が不安定となり、激しい雷雨に見舞われた12日夕、天守北側にあるしゃちほこがほぼ全壊したほか、近くにあった避雷針が折れ曲がり、城内にある火災報知機8台が故障した。
屋根瓦も一部割れた。
午後4時ごろの落雷で破損したとみられる。
県によると、犬山市内の降水量は、午後3時からの1時間で65ミリに達した。
市は、15日までに屋根瓦の修理や報知機の交換を終え、安全が確保できたと判断した。
犬山城は室町時代の1537年に建てられ、しゃちほこは1964年の復元工事に合わせて取り付けられた。
瓦製で高さは約1.2m。
出典
『国宝犬山城が天守再公開へ 落雷でしゃちほこ破損、愛知』
http://www.sankei.com/west/news/170715/wst1707150069-n1.html
(ブログ者コメント)
避雷針が役に立たなかったばかりか、雷で破損していた・・・。
そんなことがあるのだろうか?
その辺の事情を調べたところ、マスメディアからの報道は見つからなかったが、下記趣旨のNAVERまとめ記事が見つかった。
『避雷針はしゃちほこに沿って取り付けられていたが、北側のしゃちほこだけ取り付けワイヤーが切れ、避雷針がしゃちほこから離れた状態になっていた。』
犬山城に避雷針を設置した会社で働いていたという人や犬山市議会議員からの情報が転載されており、こういう話ならと理解できたので紹介する。
ちなみに、しゃちほこから離れた状態になっている避雷針写真を見ると、避雷針はシャチホコの最も高い尾の部分より低い位置までしか設置されていなかったようにも見える。
もしかすると、そういうこともあり、「このあと、しゃちほこの尾びれよりも高い位置に避雷針を取り付け・・・」ということになったのかもしれない・
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。