2018年2月26日付で紀伊民報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県白浜町の富田中学校体育館で、部活動中に雨漏りで足を滑らせて転倒し大けがを負ったのは、建物の安全管理に問題があったためだとして、男子生徒(当時)が町を提訴した裁判の和解が成立する見通しになった。
町が損害賠償金を支払う内容。
和歌山地裁田辺支部で、27日に弁論準備協議が予定されている。
事故発生から2年10カ月、提訴からだと1年7カ月での決着。
町側は「管理上の問題はない」として争う姿勢を示していたが、主張はほぼ退けられた形になる。
町は23日、この裁判で和解するための議案を町議会に提案、議会は全会一致で可決した。
損害賠償金として町が支払う1200万円を盛り込んだ補正予算案も認めた。
全国町村会の総合賠償補償保険金で全額を賄う。
訴えなどによると、バレーボール部に所属していた生徒は2年生になる2015年4月1日、レシーブをしようとした際に雨漏りでぬれていた床面に足を滑らせて転倒、右大腿骨を折る大けがを負った。
翌日に手術を受け、同年5月下旬まで入院。
以降も通院が続いた。
このけがで、生徒は右足が1.5cm短縮する後遺症を負った。
出典
『富田中学の体育館事故和解へ 白浜町が損害賠償』
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=347984&p=more
(ブログ者コメント)
以下は、濡れた床面で滑って・・・という点で似たような事例。
[昔の事例の顛末] 2009年8月 東京都新宿区のみずほ銀行四谷支店で出入口の足拭きマットの裏面がやや湿っていたため滑って転倒し負傷した事故で、高裁は銀行に賠償命令
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3754/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。