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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018227215分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午前9時ころ、北海道と青森県を結ぶ電源開発の送電ケーブルから油が漏えいした。
漏れた油の量はおよそ2500ℓに上ると見られている。


電源開発によると、27日午前9時ごろ、北海道と青森県を結ぶ長さおよそ170kmの送電ケーブルから油が漏れていることが判明した。


電源開発が確認したところ、地上を通るケーブルから油漏れは確認されなかったため、電源開発は、油が漏れたのは函館市と佐井村の間の海底およそ43kmの区間とみられるとしている。


午後3時までに給油ポンプの運転を停止したため、現在、油は漏れていないが、漏れ出た油の量はおよそ2500ℓに上ると見られている。


電源開発によると、この油はケーブルの中心にある銅線とケーブルを覆うゴムの隙間にある「絶縁油」と呼ばれるもので、人体に影響を及ぼすような毒性はないとしている。


電源開発は、「関係者の皆さまにご心配とご迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げるとともに、再発防止に努めて参ります」とするコメントを出している。

 

出典

送電ケーブルから油 海に流出か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180227/6080000230.html 

 

 

227日付で同社HPには、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

平成30年2月27日(火)午前9時頃、北海道と本州を結ぶ当社送電ケーブル(北本直流幹線)の油面計レベルが低下し、絶縁油が漏洩(約2500リットルと推定)していることが判明しました。

 

漏油箇所および原因は調査中ですが、絶縁油が津軽海峡の海域内に漏出している可能性があります。


絶縁油については、これ以上の漏出が発生しないように給油ポンプを停止しました。

 

出典

北本直流幹線における漏油発生について

http://www.jpower.co.jp/news_release/2018/02/news180227.html

 

 

228日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ケーブルは予備用のもので、電気の供給には影響ないという。

同社は、今後、油の回収が可能かどうかを検討する。

 

同社によると、ケーブルは銅線の周囲をプラスチック製の筒とゴムが覆う構造で、内部に満たした絶縁性の油圧によって水圧からケーブルを保護している。

 

同日午前9時ごろ、油圧を維持するためのタンクの油量が減っているのを、巡回中の社員が見つけた。

陸上ケーブルを確認したところ、油の流出はなかったことから、同社は海底で漏れ出たと判断。

 

ケーブルのゴムが破れた疑いがある。

 

 

 

(2018年8月9日 修正1 ;追記)

 

2018872118分にNHK青森から、船のイカリにひっかけられて損傷していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

ことし2月、北海道と青森県を結ぶ電源開発が管理する長さおよそ170kmの送電ケーブルのうち、津軽海峡の海底を通るおよそ43kmの区間の一部で、油が漏れているのが見つかった。


これについて、電源開発が無人の潜水機などを使って調べたところ、青森県の佐井村沖およそ11kmの海底でケーブルの中の金属がむきだしになっているのが確認されたという。


また、近くの海底では、船のいかりが切り離された状態で沈んでいるのが見つかった。


このため電源開発は、船のいかりにひっかかったケーブルがよじれたことで損傷し、油が漏れたのではないかとする調査結果をとりまとめた。


会社によると、海に流れ出た油の量は2700ℓに上るということだが、水質調査の結果、環境への影響は確認されていないとしている。


電源開発は、「今後も、現場周辺の監視や水質調査を続けるとともに、損傷したケーブルについては回収する方向で検討を進めていく」と話している。

 

出典

海底ケーブル漏油はいかり原因か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180807/6080001818.html 

 

 

871945分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電源開発(東京)は7日、ケーブル上を航行する船のいかりがケーブルと接触したのが原因とする調査結果を公表した。

 

ケーブルは外径約14cmで計4本あり、漏出は、通常使用していない予備用の1本で起きた。

 

調査は2月末~7月上旬に、全長約43kmについて、ダイバーと無人潜水機で実施。

 

漏出箇所は同村側から約11kmの水深174m付近で、絶縁油の漏出量は発生時の推定より200ℓ多い2700ℓだった。

 

同社は、「油に強い毒性はなく、周辺環境への影響はない」とする一方、ケーブルの取り換え工事を検討中だ。

工事完了までは、水質調査を継続するという。

 

北本連系は、北海道・本州間で電力を融通する際に使用する施設。

海底での漏出は、1979年の運用開始以来、初めて。

 

出典

海底送電ケーブル油漏れ、いかり接触が原因 電源開発調査

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/216466/ 

 

 

88日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ケーブルに持ち主不明のいかりが引っかかっており、Jパワー(電源開発)は、いかりが巻き上げられた際に傷ついた可能性があるとみている。

 

出典

『Jパワー 津軽海峡送電ケーブル、いかりで傷』

https://mainichi.jp/articles/20180808/ddm/012/020/070000c

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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