2018年2月27日22時4分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前9時15分ごろ、広島県安芸高田市八千代町土師の土師ダムで、ダム湖に潜り設備設置工事をしていた福岡県筑紫野市武蔵、潜水士、Mさん(男性、36歳)が流され、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、作業中は閉めなければいけない放流管が開いていた。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に入れ、ダムを管理する国交省中国地方整備局や工事を請け負った会社から事情を聴いている。
中国地方整備局土師ダム管理所によると、放流管は水中にあり、ダム湖から付近の川や用水路に水を流している。
同管理所が弁を開け閉めして水量を調整する。
警察によると、Mさんは、放流管内部の点検用に水をせき止めるゲートを新設するため、1人で水深約17mのダム湖の底に潜っていた。
Mさんから同僚に通信装置で「流されている」と連絡があり、放流管付近で見つかった。
土師ダム管理所の犬山所長は、「非常に残念に思う。事故原因ははっきりしていないが、二度と事故が起きないようにしたい」と話した。
出典
『ダムで作業中の潜水士死亡 「流されている」との通信最後に』
http://www.sankei.com/west/news/180227/wst1802270083-n1.html
2月27日19時36分にNHK広島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
Mさんは、およそ15分後に引き上げられ、市内の病院に搬送されたが、およそ3時間後に死亡が確認された。
警察によると、Mさんは水深17mほどのところにある直径およそ1m20cmの放流管の点検に必要な設備を設置するため、潜って作業をしていたという。
ダムを管理する中国地方整備局土師ダム管理所によると、工事の際は、放流管の中の水の流れを止めるため、放流管の排水口の弁を閉じることになっていたということだが、事故当時は閉じられておらず、Mさんは潜水後まもなく、放流管に吸い込まれたとみられるという。
出典
『土師ダムで作業中の潜水士死亡』
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20180227/5574161.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。