2018年2月26日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後9時45分ごろ、北本市荒井6丁目のワクチンの研究開発・製造・販売会社「北里第一三共ワクチン」内にある鉄製の液体タンクが破裂、工場の外壁などを損傷した。
けが人はいなかった。
破裂による火災や付近への被害もなかった。
警察によると、タンクは幅4m、高さ3m、奥行き1mで、高温、高圧で殺菌する施設。
タンクの中身は菌のウイルスなどを含んだ汚水で、既に高温で殺菌されていたという。
「ドーン」という破裂音で事故に気付いた警備員(58)が午後11時すぎ、119番した。
土日は通常、タンクを作動させておらず、当日は数人の職員がいたという。
タンクが作動していたのかどうかも含め、警察で事故の状況などを調べている。
出典
『殺菌タンク破裂、北本のワクチン製造会社 破裂音に気付いた警備員が通報 外壁など損傷』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/02/27/04.html
2月26日付で同社HPに下記趣旨のニュースリリースが掲載されていた。
3.破裂の原因
液体タンク内の圧力が加熱用蒸気によって、異常に上昇したためと推定しています。
圧力が異常に上昇した原因については調査中です。
4.被害状況
液体タンクの破裂により、同社の建物(工場)外壁の破損等が発生しました。
液体タンク内に細菌およびウィルス等は含まれておらず、外壁が破損した建物では現在製造は行われていないことから、本破裂事故による環境汚染等は発生しておりません。
出典
『北里第一三共ワクチンの北本事業所における液体タンク破裂事故に関する報告とお詫び』
https://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006813.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。