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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020110835分に高知新聞から、下記趣旨の記事がタンクの写真付きでネット配信されていた。

 

9日午後2時半ごろ、宿毛市片島の「宇部三菱セメント宿毛サービスステーション(SS)」内のセメント貯蔵タンク(高さ23メートル、直径12メートル)の基礎が崩れ、タンクが約6メートル沈み込んだ。

 

この事故で、タンク周囲の足場などにいた作業員5人が負傷した。

 

県は「タンク倒壊の恐れがある」として、周辺を通行止めにしている。

宿毛SSを運営する「K・T・S」(同市片島)によると、事故当時、作業員5人が鋼鉄製のタンクの表面を塗装するため足場を組んでいた。

 

沈下の衝撃で、4人が顔の切り傷や足の打撲などのけがを負った。

また、地上でクレーン車を操作していた50代男性が逃げようとして車外に飛び降り、かかとを骨折したという。

 

タンクは1972年ごろ完成し、容量千トン。

基礎は高さ約6メートルのコンクリート製で、内側に空洞がある。

 

老朽化していたとみられ、崩れた基礎にタンクがめり込んだ状態で止まった。

タンクから漏れたセメント粉は、片島地区や南隣の大島地区に飛散した。

県幡多土木事務所宿毛事務所はタンク倒壊の恐れもあるとし、周囲の道路を通行止めにした。

宿毛署と四万十労働基準監督署が事故原因を調べるという。

宿毛SSは主に幡多地域の土木工事で使うセメントを供給しており、容量6千トンのタンクがもう1基ある。

崩壊したタンクは復旧に数カ月かかるという。

同社は「周辺にご心配をお掛けして申し訳ない。製造業者と協議して、安全なSSとして事業を再開したい」とした。

 

https://www.kochinews.co.jp/sp/article/336961/

 

 

192114分にNHK高知からは、上記記事と異なり、高さ15mのタンクが1m沈んだなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後、高知県宿毛市のセメント会社の敷地内で、高さ15メートルほどのセメントを貯蔵していたタンクが地面に沈みこみ、近くで作業をしていた作業員2人が骨を折る大けがをしたほか、3人が体にすり傷を負いました。

9日午後3時前、宿毛市片島にあるセメント会社「宇部三菱セメント株式会社宿毛サービスステーション」の敷地内で、コンクリートで舗装された地面が突然割れ、その上に設置されていた高さ15メートルほどのセメントを貯蔵するタンクが、1メートルほど沈みこみました。

当時、タンクの外壁を塗り替える作業のため足場が組まれていましたが、タンクが沈み込んだはずみで足場が崩れ、作業員2人が尾骨やかかとの骨を折る大けがをしたほか、3人が体にすり傷を負いました。

警察は、周辺で働いていた作業員や現場の責任者などから話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20200109/8010007177.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

写真ではよく分からないが、「基礎の内部に空洞有り」という報道から考えると、テーブルトップ式の基礎かもしれない。

 

もしそうだとすれば、タンク高さが2報道で大きく異なっていることも、ある程度、納得がいく。

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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