2022年7月18日11時0分に秋田テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県大仙市の山林で17日午後、40代の男性が木の伐採作業中に、高さ約12メートルの地点で宙づりとなっているところを発見され、その後、死亡した。
事故があったのは、大仙市内小友の山林。
警察によると、17日午後4時10分ごろ、1人で木の伐採作業をしていた男性が、地面から約12メートルの地点で、安全帯を付けたまま宙づりになっているところを、木の伐採を依頼した人が発見し、男性の家族が消防に通報した。
この事故で、大仙市内小友の会社員・菊地さん(45)が大仙市内の病院に搬送されたが、その後、亡くなった。
死因は脊髄原性ショックだった。
現在、警察が事故の状況と原因を詳しく調べている。
https://www.akt.co.jp/news?sel=20220718-00000001-AKT-2
7月18日16時26分にNHK秋田からは、午前中から作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日、大仙市の山林で木の伐採作業をしていた45歳の男性が高さ12メートルほどの場所で宙づりの状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。
死亡したのは大仙市内小友に住む会社員の菊地さん(45)です。
警察によりますと、17日午後4時ごろ、自宅近くの山林で伐採作業をしていた菊地さんが、高さ12メートルほどの場所で木から命綱で宙づりの状態になっているのを伐採を依頼した男性が見つけ、消防に通報しました。
菊地さんは大仙市内の病院に搬送されましたが、脊髄を損傷していて、およそ3時間後に死亡が確認されました。
菊地さんは命綱をつけて午前中から1人で伐採作業をしていて、現場の地面にはチェーンソーやヘルメットが落ちていたということです。
警察が事故の原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20220718/6010014642.html
(ブログ者コメント)
脊髄損傷ということから考えると、装着していたのは胴ベルト式の安全帯だったのかもしれない。
以下は、フルハーネス型着用が正だという、日本安全帯協会HPの記述。
『墜落制止用器具の選定と正しい使い方』
・・・
要件 1 :6.75メートルを超える箇所では、フルハーネス型を選定すること。
墜落による危険のおそれに応じた性能を有する墜落制止用器具の選定要件は次の通りです。
2メートル以上で作業床がない箇所または、作業床の端、開口部等で囲い手すり等の設置が困難な箇所の作業での墜落制止用器具は、フルハーネス型を使用することが原則となります。
ただし、フルハーネス型の着用者が地面に到達するおそれのある場合(高さが6.75メートル以下)は胴ベルト型を使用することができます。
(一般的には建設作業の場合は、5メートルを超える箇所、柱上作業等の場合は、2メートルを超える箇所ではフルハーネス型の使用が推奨されます。)
・・・
https://japan-safetybelt.jp/use/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。