2022年3月28日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12377/
(2022年7月23日 修正1 ;追記)
2022年7月15日17時3分にYAHOOニュース(ワールド ジェットスポーツ マガジン)からは、検察は条例違反容疑で起訴したが殺人未遂容疑については嫌疑不十分で不起訴にした、運転していた男性は危険なことはしていないのに放映後は白い目で見られたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【殺人未遂容疑について神戸地検は、不起訴処分(嫌疑不十分)とした】
2021年7月31日、「明石市の海岸で、水上バイクが遊泳客のすぐ近くを走行」する「悪質な危険走行」の映像が、8月4日の情報番組で流れました。
この映像はワイドショーなどでも放映され、社会問題にまで発展しました。
この事件について、本日、神戸海上保安部に兵庫県水難事故防止条例違反などの疑いで書類送検された加古川市の男性(45)について、神戸区検は、同条例違反罪で略式起訴し、神戸簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。(出典・神戸新聞NEXT)
神戸地検は、殺人未遂容疑について「嫌疑不十分で不起訴処分」とした。
【なぜ不起訴処分に…?】
テレビのニュース映像では、日本中の国民が、マリンレジャーを楽しむ人の間近を、「猛スピードで走り抜ける水上バイク」を見たはずだ。
あの映像が真実なら、非常に「危険極まりない走行」なので、不起訴処分とはならなかったのではと考えている。
当初から、“あの映像”自体に編集された疑いがもたれていた。
地検は不起訴処分の理由について、「告発事実を認定することはできないと判断した」とコメントした。
【極悪な水上バイク集団とテレビで放映され起訴され無罪のケースは他にもある】
2020年の夏、テレビのニュース映像で「危険走行」といわれ、4台の水上バイク(以下、ジェット)が世間の顰蹙をかった出来事があった。
そこには「視聴者投稿映像」というテロップが入っていたので、わざわざ録画して、テレビ局に提供した人がいたのだ。
映像には、水上バイクに至近距離から水をかけられた子供たちが黄色い声を上げ、はしゃぐ様子が映っていた。
そして、その4カ月後の12月3日に、このニュースの「その後」が報道された。
8月の報道は「こんなにひどいヤツらがいた!」だったが、12月では「書類送検された」という内容だった。
その両方のニュースで、「視聴者投稿」の映像が、再度、流されたのだ。
【テレビに映され、書類送検された「無実の水上バイク乗り」からの“悲しい”報告】
後日、このニュース映像に映っていた人から編集部に連絡があり、報道の真実を聞いた。
悲しくて、理不尽で、驚くべき内容だった。
繰り返し放映されるニュース映像を見て、彼ら4人は自ら海上保安庁に出向き、真実を説明に行ったそうだ。
ニュースで放映されたビーチは、普段なら近づかない場所だった。
このときは、コロナ禍で海水浴場が開設されていなかった。
映像では、4台のジェットがビーチに近づき、海水浴客に水をかけているように見えた。
確かに彼らは、海水浴を楽しんでいる人の近くを通ったが、危険なことは、一切、していなかったそうだ。
彼らにジェット噴流を吹きかけられ、はしゃいで歓声をあげている子供たちの映像は、そう見えるように映っている部分だけが放映され、事実は違っていたという。
実は、海上保安庁に届けられていた「視聴者投稿」の映像は、もう少し長時間撮られていた。
最初は「危険走行にあたる」という嫌疑がかけられ、罰則金と違反による点数減点の話がでていたが、その映像を見ながら、キチンと説明したら、その嫌疑はすぐに晴れたという。
書類送検されていた嫌疑は、「県の迷惑行為防止条例」に違反しているというものだった。
しかし、こちらも、キチンと説明して、「無罪」であることを分かってもらえたという。
顔にモザイクを掛けられていたとはいえ、「書類送検された無法者」として、何度もテレビで放映された。
水上バイクは狭い世界なので、モザイクだけで本人を特定できる。
出航したマリーナや、購入したショップの人たちから非難の目で見られる日々が続いたという。
だが彼らには、「悪い行為はしていない」という確信があるので、自ら海上保安庁に出向いて、無実を証明したのである。
【悪質な水上バイクは無くさなければならない、しかし、無実の人を裁いてはならない!】
「悪質な水上バイク」は社会問題にまで発展した。
排除にはすべての人々の協力が必要だ。
しかし、近年多発しているように、無実の人を貶めるような故意の映像は許されない。
今回、不起訴になった殺人未遂容疑者は、ワイドショーで映像が放映された翌日、自ら海上保安庁に出頭して事実の説明をしていた。
しかし、その日以降1週間以上、彼の危険運転の映像がテレビで放映され続けた。
不思議なことに、本誌で「映像は編集されている可能性がある」と報じた日から、一切、「潜った人の頭の上を通り過ぎる」映像は流されなくなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d1804dcae806c92bae7c614f6feb9cc396290da
(ブログ者コメント)
テレビ局は視聴者から提供された刺激的な映像をそのまま信じて放映したのだろうか?
普通はウラをとると思うのだが・・・。
もしノーチェックで放映したのだったなら、これは放送事故と言えるかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。