2022年7月19日19時2分に読売テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後、滋賀県近江八幡市のJRの線路をくぐる地下道で、たまっていた水に女性が浮いているのが見つかり、女性の死亡が確認されました。
地下道は大雨で冠水していたとみられます。
現場は近江八幡市安土町のJR安土駅近くにある線路をくぐる地下道で、19日午後3時過ぎ、たまった水に女性がうつ伏せで浮いているのを近くで工事をしていた男性が見つけました。
女性は60代から70代とみられ、その場で死亡が確認されました。
近江八幡市付近では、正午ごろの1時間で約90ミリの猛烈な雨が観測されるなど、記録的な大雨が降っていて、地下道には深さ2メートル以上の水がたまっていたということです。
警察は、女性が水がたまった地下道に誤って入り、溺れた可能性もあるとみて、詳しい状況を調べています。
https://www.ytv.co.jp/press/kansai/157619.html
7月19日22時27分にYAHOOニュース(びわこ放送)からは、女性の服装など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、発見当時、地下道は大雨で冠水し、深い所では、150センチ以上の水位に達していたということです。
見つかった女性は、60代から70代、身長は150センチ程度で、白と黒のチェック柄シャツに黒色のズボン・黒色の運動靴を身につけていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b798fc99b2b2ff06d00cd539e739983cfbc88de
7月19日20時45分にNHK滋賀からは、目立った外傷はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後3時すぎ、滋賀県近江八幡市のJR安土駅の近くの線路の下をくぐる地下歩道で女性が浮いているのを、近くで工事をしていた男性が見つけ、警察に通報しました。
警察によりますと、女性は60代から70代くらいで、目立った外傷や着衣の乱れはなく、その場で死亡が確認されたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220719/2060011055.html
(ブログ者コメント)
大雨時、アンダーパスで歩行者が死亡する事故は珍しい気がした。
(2022年8月4日 修正1 ;追記)
2022年8月3日15時21分にNHK滋賀からは、急激に増水する様子が監視カメラに写っていた、現場は県道と市道がT字路になっていて県道側は立入禁止措置がとられたが市道側はとられなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
先月、近江八幡市にある地下歩道で、72歳の女性が死亡しているのが見つかりました。
当時、現場は大雨の影響で冠水し、女性は溺れたと見られています。
取材を進めると、急激に地下歩道が冠水した状況や、行政が混乱し、対応に遅れが出ていたことがわかってきました。
この事故を受けて、滋賀県は今後、同じような構造の道路について、カメラを設置するなど対策を強化することにしています。
先月19日、近江八幡市で、JRの線路の下をくぐる地下道が冠水し、市内に住む72歳の女性が溺れて死亡しました。
3日に開かれた県議会の一般質問で、県の安全対策などについて問う質問が出されました。
これに対し、県の門間土木交通部長は、冠水の危険性を伝える看板を現場に増設するとともに、地下道を管理する県と近江八幡市の間で、大雨の際の情報共有のあり方などについて検討していきたいと答えました。
また、県が管理する道路のうち、事故が起きた地下道と同じような構造になってる場所が、ほかにも52か所あるとして、水につかりやすい場所については監視カメラの設置などを検討していくとの考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220803/2060011166.html
(2022年8月26日 修正2 ;追記)
2022年8月19日11時36分にNHK滋賀からは、市道スロープの入口から冠水状況が見えなかったため女性はスロープをくだり、急激な増水で身動きがとれなくなったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から19日で1か月です。
警察は、女性が急激な増水の危険性に気づかないまま地下歩道に入ったあと、身動きがとれなくなって溺れたとみて調べています。
警察や関係者によりますと、女性が亡くなったのは正午ごろで、午前中、近くのコミュニティーセンターで仲間と太極拳を楽しんでいたということです。
警察によりますと、女性はその後、JRの線路の反対側にある自宅に歩いて帰るため、線路沿いにあるスロープの市道をくだって、線路下の県道を通ろうとしたとみられています。
当時、大雨で線路下の県道は水につかり始めていたとみられていますが、市道のスロープの入り口からは線路下の一番深い部分の水位は見えない構造になっています。
また、当時、道路を管理する県や市は、現場を通行止めにするなどの措置はとっていませんでした。
警察は、女性が急激な増水の危険性に気づかないまま地下歩道に入ったあと、水に足を取られるなどして身動きがとれなくなって溺れたとみて、当時の水位の変化や女性が死亡したいきさつを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220819/2060011363.html
8月24日16時56分にNHK滋賀からは、市の担当者に冠水時には通行止めにするという認識がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小西市長は24日の会見で、「この地下歩道は従来から大雨の際に冠水していたため、県にポンプの増設などを要望していたが、死亡事故につながるほどだという認識はなかった」と述べました。
また、市が地下歩道につながるスロープ部分を通行止めにするのが遅れたと指摘されていることについては、「冠水と同時に通行止めにしないといけないという認識を市の担当者が持っていなかったと思う。県ともしっかりとした連携がとれる形を作っていく必要がある」と述べ、連絡態勢の見直しなど再発防止に取り組む考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220824/2060011391.html
8月25日7時1分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、県と市が通行止めにした時間について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、事故当日の午前8時半ごろ、現場近くの安土中が、JRの線路下を通る地下歩道が冠水していると市に連絡。
記録的短時間大雨情報が出された午後0時20分ごろ、県が地下歩道を通行止めにしたが、市道部分の通行を市が規制したのは、遺体発見後の午後4時45分だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72665edf7d11f09f1e6a8b83c08a2e19ce029c97
(2022年9月1日 修正3 ;追記)
2022年8月30日19時15分にNHK滋賀からは、現場を訪れた専門家は女性が歩道に入った後、一気に増水した可能性を示唆したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故について河川工学など水に関する防災に詳しい立命館大学の里深好文教授は、今月24日に現場を訪れ、「地下歩道がひどく浸水していると分かれば引き返すことになると思う。岩田さんが入ったときには浸水がそこまでひどくなかったのではないか」として、女性が地下歩道に入ったあと、一気に増水したのではないかという見方を示しました。
NHKが滋賀県内のすべての自治体を対象に行ったアンケートでは、同じような構造のアンダーパスが県内に150か所以上あることが分かり、里深教授は、「この地下歩道だけの問題ではない。大雨の時には地下は周辺の地上部に比べて浸水のリスクが非常に高いということを知ってもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220830/2060011431.html
(2022年12月14日 修正4 ;追記)
2022年12月12日17時41分にNHK滋賀からは、市は冠水感知センサーと電光掲示板を設置するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日に開かれた近江八幡市の市議会で、市の担当者が、同様の事故を防ぐため、滋賀県とともに現場の地下歩道に、冠水を感知するセンサーと、それに連動して「通行止め」などと自動で表示する電光掲示板を新たに設置することを明らかにしました。
掲示板は、4か所ある地下歩道の入り口すべてに設置され、来年6月中旬までに工事を終える見込みだということです。
また、12日の市議会では、女性が亡くなった当日に、市が20人余りの態勢で大雨の対応にあたっていたことについて議員から質問が出され、市の担当者は、事故のあと、大雨などの警報が出た場合には、従来よりも人数を増やして対応に当たるよう態勢を見直したと述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20221212/2060012179.html
(2023年6月14日 修正5 ;追記)
2023年6月13日18時41分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、事故の報告書がまとまり、再発防止のための3つの対策が示されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の報告書が13日、まとまりました。
検証委員会は、通行止めを実施するマニュアルや注意喚起を行う設備が必要だと指摘しました。
・・・
13日に提出された報告書では、再発防止のために大きく分けて3つの対策が示されました。
1つめは、大雨対応のマニュアル整備と市民への周知です。
早期に通行規制を実施するには、県と市が連携して事前に基準を決めておくことが必要だとしました。
【事故検証委員会 多々納裕一委員長】
「どの程度の水深で通行止めをするか具体的な話。
このあたりは住民の皆様ともご相談いただいて対応を実施していただきたい」
2つめは、地下道を冠水させないための設備の改修です。
排水ポンプを最大限活用できる対策を検討するとともに、水が入ってくるのを防ぐための壁を整備する必要があるとしました。
3つめは、地下道の状況を外から把握できるようにすることです。
地下道に水位を把握するセンサーやセンサーと連動して、通行規制を示す電光掲示板を設置するのが望ましいとしていて、市はすでにこれを設置しました。
【近江八幡市 小西理市長】
「通行止めというのが遅れた県と市の不連絡というのもあった。
様々な観点からリスクを分析しつつ、再発しないような対応を構築していきたい」
(関西テレビ「newsランナー」6月13日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3149071a6adb7766d19ccf2656a37ecedcf9fc6d
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。