2019年4月11日6時58分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時40分ごろ、柏崎刈羽原発の3号機で非常用ディーゼル発電機の月に1回の定期的な試験運転をしていたところ、出力が下がってゼロになるトラブルが起き、手動で発電機を停止させた。
このトラブルによる外部への放射能の影響はないという。
非常用ディーゼル発電機は、事故や地震などで外部からの電源が供給できなくなったときに自動的に起動し、炉心の冷却などに必要な電力を供給する設備だ。
東京電力によると3号機にはほかにも2つあり、安全上、問題はないとしている。
一方、柏崎刈羽原発では、去年8月にも1号機で非常用ディーゼル発電機の出力が急激に下がるトラブルが起きていて、東京電力は今回のトラブルの原因を詳しく調べることにしている。
出典
『柏崎刈羽で非常用発電機トラブル』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190411/1030007414.html
4月12日20時34分にNHK新潟からは、発電機とつながっていた電気系統で周波数が大きく変動したことが原因だったらしいという、、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は12日、トラブルが起きた発電機を再び動かす試験を行ったが、今回、出力が低下することはなかったという。
また、発電機の部品に壊れたり傷ついたりしたところは見つかっていないという。
このため東京電力は、試験運転をしたときに発電機とつながっていた電気系統で周波数が大きく変動し、発電機が周波数を一定に保とうと自動的に出力を下げたことがトラブルの原因だったという見方を示した。
東京電力によると、実際に非常用ディーゼル発電機を使用する際は、外部電源が失われているため、周波数の変動は小さく、出力の低下が起きることはないという。
こうしたことから東京電力は、今回トラブルが起きた発電機については、分解して詳しく検査する予定はないとしている。
出典
『原発発電機トラブル周波数原因か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190412/1030007436.html
(ブログ者コメント)
以下は、非常用発電機が映っている映像の1コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。