2019年4月10日18時4分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
九州電力グループのニシム電子工業(福岡市)は、災害時に活用できる電源やくみ取り不要の移動式水洗トイレ「TOWAILET(トワイレ)」を開発した。
微生物による汚物分解などの独自技術によって、洗浄水の無臭化・再利用を実現。
今年7月から自治体や企業向けに販売を始める。
トワイレは、排せつ物を細かく粉砕したうえで、数10種類の微生物がいる処理ユニットで数時間かけて分解。
さらに、最先端のフィルター技術で不純物を取り除いて洗浄水を無臭化し再利用することで、汚物はほとんど発生せず、くみ取りの手間がかからない。
太陽光パネルと蓄電池を搭載し、フルに充電すれば、最低でも3日間の稼働が可能だ。
標準タイプは洋式トイレを備えた男女1部屋ずつで、価格は約1800万円。
普段は公共スペースなどで利用してもらい、災害が発生すれば被災地に運搬することを想定している。
災害時に電気や水道が止まった場合、トイレがあふれるなどして衛生環境が悪化し、感染症が広がるなどの恐れがある。
2011年の東日本大震災の際に、被災地で救護活動に携わった熊本赤十字病院(熊本市)は、平時と災害時ともに役立つトイレを公共施設に設置する案を提唱。
同じく被災地支援に当たった九電と共同開発に着手し、傘下のニシム電子工業がトワイレの開発に成功した。
17年7月の九州北部豪雨や昨年7月の西日本豪雨の際には、被災地の病院などに開発中の移動式トイレを設置。
被災者やボランティアからは、「キレイで使いやすく、ストレスなく使えた」、「清潔感があって助かった」などの感謝の言葉が寄せられた。
ニシム電子工業営業統括本部の稲田副本部長は、「電源も不要の移動式トイレは画期的。大きな災害が国内で増えており、ニーズは高まっている」と話している。
出典
『電源、くみ取り不要「移動式トイレ」開発 平時と災害時ともに役立てる』
https://mainichi.jp/articles/20190410/k00/00m/040/143000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。