2019年4月11日12時54分にハフポストから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
にわかには信じがたいニュースが台湾から飛び込んできた。
「今回のようなケースは台湾では初めてです」
医師も驚くような出来事が台湾で起きた。
目の痛みを訴えた女性を調べた医師が、目の中から生きたハチを見つけたのだ。
患者は20代女性の何(か)さん。
何さんは3月、左目に激しい痛みを感じて台湾南部の都市・高雄にある輔英科技(ほえいかぎ)大学病院に駆け込んだ。
何さんの目を調べた医師たちが見つけたのは、コハナバチという体長0.4mmほどの小型のハチ。
ハチたちは何さんの涙管から水分を摂取していたという。
「顕微鏡で確認して、ゆっくりと一匹ずつ取り出しました」と、担当した眼科医が記者会見で語った。
【ゴミだと思ったら…】
何さんが目の痛みを感じたのは、お墓の周りで雑草を抜いていた時。
強い風が吹いて、目に違和感を感じた。
ゴミが入ったと思い、水で洗い流したが、数時間後に家に帰った時には左目が大きく腫れ、涙が止まらなくなっていたとニューヨークタイムズは伝える。
地元メディアによると、「墓掃除の後、目が腫れてウルトラマンのようになった」という。
コハナバチは英語でsweat bee(汗蜂)とも呼ばれ、人間や動物の汗に群がる習性がある。
時には、涙を吸収することもあるという。
しかし、人間を刺すようなことはほとんどない。
担当した医師は、コンタクトレンズが何さんの視力を守ったとBBCに説明する。
「彼女はコンタクトレンズをつけており、コンタクトレンズを壊さないようにと目をこすりませんでした。もし目をこすっていたら、ハチが毒を出して視力を失っていたかもしれません」
何さんはすでに退院して、順調に回復しているそうだ。
目の中にいた4匹のハチは研究施設で詳しく調べられる予定だという。
コハナバチに刺されても、ほとんど痛みは感じないといい、国立台湾大学で昆虫学を教えるマタン・シェロミ准教授は、ワシントンポストに「腕を髪の毛で触ったようなわずかな刺激を感じるくらい」と説明する。
「目に入ったのがコハナバチで良かったのかもしれません」とシェロミ氏は語る。
出典
『医師も驚愕。激しい痛みを訴えた女性の目から、生きた4匹のハチを発見』
https://www.huffingtonpost.jp/entry/doctors-discover-4-bees-in-woman-eye_jp_5caeade0e4b0308735d4d980
4月13日6時55分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
台湾で、目が痛いと病院にやってきた女性を診察したところ、左目の中からなんと生きたハチ4匹が見つかった。
ハチは人間の涙に含まれるたんぱく質を食べる「コハナバチ」だった。
被害にあったのは、台湾南部の高雄に住む20代女性で、先月30日、外出中に左目の中に何かが入ったのを感じた。
その後、左目が大きく腫れて刺すような痛みを感じたため、病院で見てもらったところ、まぶたの裏からハチ4匹が見つかった。
しかも、ハチは目の中で生きていた。
見つかったのは体長約3mmの「コハナバチ」だった。
人間の涙や汗に含まれるたんぱく質を好んで食べる性質があるという。
女性は使っていたコンタクトレンズが壊れたのではないかと思い、目をこすらずに病院に行ったということで、専門家はそれが幸いだったと指摘している。
「もし目をこすっていれば、ハチが驚いて毒針で目を刺し、失明するおそれもあった」という。
目の中にいたハチのせいで角膜が大きくただれ、女性の視力は一時0.1以下にまで下がったが、3日後には0.8まで回復し、退院したという。
出典
『目の中から生きたハチ4匹が… 台湾の女性がとんだ被害に』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190413/k10011882731000.html
(ブログ者コメント)
0.4mmと3mmの2つの報道があるが、黒目と一緒に写っている写真を見ると、3mm程度のような感じだ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。