2021年10月21日7時47分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪大学は20日、医学部付属病院(大阪府吹田市)の一部のエリアで、28年にわたり、上水道に誤って井戸水処理水を供給していたと発表した。
1993年の建設時に、配管を誤って接続したことが原因とみられる。
現時点で、健康被害は確認されていないという。
阪大によると、配管の接続が誤っていたのは、外来・中央診療棟の一部。
大学では通常、井戸水を簡易処理したものは、トイレの洗浄や空調熱源の冷却水に使う。
今回のケースでは、トイレの手洗い場や職員控室の飲み水、手洗いに使われていた。
今月7日、新しい診療棟を整備するため作業をしていた施工業者から「経路が不明な配管がある」と連絡があった。
水道管の接続状況を確認したところ、18日に、上水と井戸水処理水の配管が入れ替わっていたことがわかった。
配管工事は、93年5月に病院が建設された際に、別の施工業者が実施していたという。
これまで阪大が週に1回自主的に実施していた検査では、飲料水にしても問題ないという結果だった。
阪大は、該当する蛇口の飲用を停止し、施工業者に水質に問題がなかったか詳しく調べさせている。
20日に会見した阪大理事の中谷副学長は、「市民のみなさまの安心と安全、健康を担う大阪大学付属病院において、このような事案が発生し、ご利用のみなさまに大変なご心配とご不安、ご迷惑をおかけしてしまった。心よりおわび申し上げる」と謝罪した
https://www.asahi.com/articles/ASPBN7FRFPBNPLBJ003.html
10月20日19時50分に産経新聞からは、水道水としては高度処理した井戸水と市から供給される水を混ぜて使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
阪大によると、井戸水が使用されていたのは、「外来・中央診療棟」にあるトイレ11カ所の洗面台やスタッフの休憩室の水道など。
同病院では、高度処理した井戸水を、吹田市から供給される水に混ぜて水道水として使用していた。
これに対し、トイレの洗浄や空調の冷却などには簡易処理しただけの井戸水を使っていた。
https://www.sankei.com/article/20211020-VMAXBGX3EBPEXAOF4PDPM3BW6Y/
10月21日7時48分に読売新聞からは、週1回検査の内容は色や味、臭いなどのチェックだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この水は病院が週1回、色や味、臭いなどを検査してきたが、記録が残る2014年4月以降、問題はなかったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211020-OYT1T50182/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。