2018年2月12日10時11分にTBSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大手居酒屋チェーンの50代の男性店長が、去年、仕事中に倒れて死亡し、遺族が長時間労働が原因として労災を申請したことがJNNの取材でわかった。
長時間労働の根拠としたのが、スマートフォンに残された位置情報の記録だった。
遺族などによると、亡くなったのは福岡市内にある大手居酒屋チェーン店で店長だった53歳の男性。
男性は去年6月、1人で開店準備をしていたところ、客席で倒れていたということで、死因は致死性不整脈だった。
遺族の代理人の弁護士が男性のスマートフォンに残されていた男性の位置情報の記録を基に残業時間を計算したところ、最大で1か月148時間に上ったという。
男性が亡くなったのは長時間労働が原因だったとして、遺族は去年12月、福岡中央労基署に労災を申請した。
「スマホのグーグルマップのタイムラインというのが、彼がお店に着いた時刻、店を出た時刻を自動的に記録している。いわばスマホに残した遺言みたいなものですね」(遺族の代理人 松丸弁護士)
労基署が調べを進めていて、居酒屋を運営する会社はJNNの取材に対し、「申請手続きに関するご遺族からのご要請にはすべて協力致しております。今後も真摯に対応し、当局のご判断に委ねたい」とコメントしている。
出典
『「長時間労働」遺族が労災申請、スマホの位置情報記録根拠に』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3290300.html
2月15日9時30分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大手居酒屋チェーンの福岡市の店舗で昨年6月、男性店長(当時53)が死亡したのは長時間労働が原因として、スマートフォンの位置情報の記録を基に遺族が労災申請したことが15日までに分かった。
代理人弁護士は位置情報で店にいた時間を算出したとし、「客観性のある証拠で、過労問題に立たされている人にとって自衛策となる」と話している。
運営会社は、「申請手続きや労基署の調査には協力する」とした上で、「会社が把握する時間外労働時間は労災認定基準に達しておらず、位置情報による在店時間には非労働時間が含まれている」としている。
遺族代理人の松丸弁護士によると、男性は昨年4月に他県の系列店からこの店舗に異動。
6月22日、開店前の準備作業中に死亡した。
死因は致死性不整脈だった。
スマホの記録からは、死亡するまでの少なくとも半年間は長時間、店にいることが常態化。
松丸弁護士は、「職場にいれば何らかの業務を免れられず、勤務時間とみなせる」と指摘。
時間外労働が過労死ラインとされる月80時間を上回る100時間前後に上る可能性があるとしている。
遺族は昨年12月、福岡中央労基署(福岡市)に労災申請した。
〔共同〕
出典
『スマホ位置情報で労災申請 死亡店長の在店時間算出』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26928330V10C18A2ACX000/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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