2023年1月13日17時2分にYAHOOニュース(pen Online)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【ガス不足にインフレ ビニール袋は市民の節約術】
ドイツの国際公共放送ドイチェ・ヴェレ(DW)によれば、天然ガスはパキスタンで最も安価な燃料のひとつであり、調理や暖房に広く利用されているという。
しかしガスの供給不足が続いており、市民は日常生活の燃料調達に苦労している。
【画像・動画】ガスが入ったふくらんだビニール袋、袋を運ぶ少年 ほか
ガス不足に加えて問題なのが、ガスの貯蔵に使われるボンベの高騰だ。
一般的にガスボンベのコストは、1万パキスタンルピー(約5600円)ほどだが、多くの家庭や商店にとっては、手の届かない価格になっているという。
一方、繰り返し利用できるビニール袋は1つ500~900ルピー(約280~500円)。
ガスの使用には小型の電動吸引ポンプが必要だが、それでもガスボンベより安いため、田舎でも都市部でも多くの人々が袋詰めガスを利用しているという。
ビニール袋にはノズルとバルブが固定されており、国のガスパイプライン網に接続された店で充填することが可能だ。
充填にかかる時間は1時間ほどだという。
【引火事故多発 危険でも他の選択肢はない】
もっとも、ビニール袋を使ったガス利用は、極めて危険だ。
ソーシャルメディアでもそれを指摘する声が相次ぎ、「ありえない」「フェイクだろう」など疑うコメントも見られた。
首都イスラマバードの医大の医師によれば、勤務する病院には、ガス関連事故で負傷した患者が1日8人程度やってくるという。
ほとんどの場合、調理用コンロの爆発、またはマッチや電気火花が屋内で漏れたガスに引火して起きた爆発による負傷だとDWに説明している。
一方、ビニール袋詰めのガスの利用者は、爆発の危険性は聞いたことがあるものの、高価なボンベを買えない貧しい自分たちには、ビニール袋以外の選択肢はないと話している。
【当局の取り締まりも意味なし 地下に潜る袋ビジネス】
安全上の問題から、ガスボンベ代わりにビニール袋を使用することは禁止された。
販売する業者も逮捕されるなど、警察も取り締まりを強化しているという。
もっとも、取り締まりの後は、罰金や逮捕を恐れて、ビニール袋を売るビジネスが地下に潜ってしまったということだ。
ガスパイプライン会社の幹部は、貧困とインフレがこの問題の主要因だと指摘している。
一般市民からは、業者の摘発や逮捕、罰金は表面的な対策であり、ガスボンベの価格を適切なものにすることが、唯一の解決策だという声が出ている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/985b82fd9fbbe9db6710815f3c500fcde9cd4a04
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。