2018年3月9日4時0分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」では、誤った内容のニュースは正しいニュースよりも20倍速く、より広く拡散するとの調査結果を、米マサチューセッツ工科大(MIT)のチームが9日付米科学誌サイエンスに発表した。
誤りの情報の方が「目新しい」と感じることが多く、うわさになりやすいことが原因とみている。
米国では、2016年の大統領選で裏付けのない多くの情報がネット上で飛び交い、当選したトランプ大統領も意図的に誤った発言をするなどして、誤った情報が社会に与える影響が問題となっている。
MITチームは、06~17年の間、ツイッターに英文で投稿された、さまざまなニュースに関するつぶやき450万件を分析。
ツイッター投稿は、読んだ人のリツイート(転載)の繰り返しで広まる仕組みだ。
分析の結果、正しいニュースの場合は、1人の投稿が1000人に拡散されることはめったになかったが、誤ったニュースでは、投稿の1%が1000~10万人近くに広まっていた。
投稿が10回リツイートされるまでのスピードは誤情報が20倍速く、1500人が投稿を目にするまでの時間も6分の1と短かった。
投稿のリツイート率も、誤情報は7割増しだったという。
特に拡散しやすい話題は政治関係で、投稿をリアルタイムで読んでくれるフォロワーの数が少なく、日ごろからツイートの回数も少ない投稿者が誤情報の拡散に関与しがちだとの結果も出た。
出典
『誤情報は20倍速く拡散 ツイッターの投稿分析』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2786930008032018CR8000/
3月13日付で毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
米マサチューセッツ工科大の研究チームは、短文投稿サイト「ツイッター」で発信された情報約12万6000件を分析し、デマは真実より1.7倍もリツイート(転載)され、6倍速く一定の拡散数に達していたとの調査結果を米科学誌サイエンスに発表した。
偽情報は目新しく感じられ、接した人が驚きや恐れ、嫌悪感などを抱き、情報の共有を求めがちになるとみられる。
研究者は「デマの流布に関する心理解明につながる」と話している。
チームは、2006~17年の英文投稿のうち、延べ300万人が計450万回以上話題にしたニュース、うわさ、主張など計約12万6000件を分析。
独立した6つのファクトチェック団体の判定に基づいて真偽を分類、それぞれの情報が拡散した様子を追跡した。
その結果、デマがリツイートされた割合は、利用歴やフォロワー数に関わらず、真実の1.7倍だった。
1500人が拡散するまでの時間は、真実の6分の1だった。
無作為抽出した書き込みも解析。
デマには、驚きや恐れなどの感情を表す割合が高かった。
一方、真実へは、悲しみや不安、喜び、信頼などを示す傾向が見られたという。
広がりやすいデマの分野は、
▽政治
▽都市伝説
▽ビジネス
▽テロと戦争
▽科学技術
▽エンターテインメント
▽自然災害
の順。
出典
『ツイッター デマ拡散6倍速 驚きや恐れが共有求める 米研究』
https://mainichi.jp/articles/20180313/dde/041/040/026000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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