2018年3月11日10時1分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時半ごろ、阿南市加茂町竜山の太龍寺ロープウェイ山頂駅付近で、設備の点検作業をしていた小松島市の男性会社員(37)が大けがを負い、搬送先の病院で亡くなった。
死因は腰の骨折などによる失血死。
運行中のロープウエー2台が停止し、乗客・乗務員計8人が約50分間、ゴンドラに閉じ込められた。
乗客らにけがはなかった。
男性はロープウエー運営会社の従業員。
警察などによると、午前11時50分ごろ、四国霊場22番札所・太龍寺の関係者から「ロープウエーの点検をしていた男性が倒れている」と119番があった。
救急隊が駆け付けたところ、山頂駅近くで男性があおむけで倒れていた。
ドクターヘリで徳島市内の病院に搬送されたが、午後11時3分に死亡した。
運営会社などによると、男性は午前9時すぎから、駅の東隣にあるケーブルを稼働させる施設内で、滑車の保守点検をしていた。
午前11時25分ごろ、山頂駅の従業員が施設の方から叫び声を聞き、駆け付けたところ、男性が倒れていたという。
警察は、労災死亡事故と見て原因を調べている。
同20分発の上り便、下り便が運行中だったため、従業員が運転室に連絡し、安全確保のため同27分に停止させた。
運転を再開するまでの約50分間、それぞれ乗客3人と乗務員1人が閉じ込められた。
同社は、「原因の究明を行い、再発防止に努めたい」とコメントした。
太龍寺ロープウェイは、那賀町和食郷の鷲の里駅と太龍寺近くの山頂駅を結んでおり、全長2775m。
出典
『ロープウェイ点検中けが 職員失血死 徳島・太龍寺』
https://this.kiji.is/345379713148814433?c=75768590128873475
3月11日9時46分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
上りと下り計2台のゴンドラに乗っていた乗客6人と乗員2人の計8人が、約50分間、宙づり状態になった。
乗員・乗客とも、けがはなかった。
警察などの発表によると、太龍寺駅の構内で、運行会社「四国ケーブル」の男性従業員(37)が倒れているのを同僚が見つけ、ゴンドラを操作している運転室に連絡し、運転を止めた。
男性は病院に運ばれ、命に別条はないという。
男性は1人でロープを巻き取る滑車の点検作業をしていて事故にあったとみられるという。
同社のホームページによると、ロープウェーは全長約2.8kmで、高低差約420mを約10分間で結んでいる。
ゴンドラは1台が101人乗り。
鷲の里駅は道の駅に併設され、太龍寺は四国八十八か所霊場の第二十一番札所。
出典
『ロープウェー緊急停止、点検作業中の男性倒れる』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180311-OYT1T50011.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。