2018年3月10日8時45分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前4時30分頃、横浜市港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の駐車場に、増水した鶴見川の水が流入し始め、止まっていた車2台が自力走行できなくなった。
計3人が乗っており、消防に救出された。けがはなかった。
国交省関東地方整備局京浜河川事務所によると、競技場のある新横浜公園などは、大雨などで鶴見川の水位が上昇した時、水を流し込んで遊水地として活用している。
大雨の影響で9日午前4時30分から約3時間にわたって水が流れ込み、駐車場の水位は最大で約90cmに達した。
流入量は、長さ25mのプールで約240杯分だった。
消防などによると、1台は競技場の改修工事で訪れていた男性作業員2人が乗った乗用車で、8日夜からの作業後、車内で仮眠を取っていた。
9日午前6時25分頃、うち1人が「車内に水が入って逃げられない」と119番し、消防が午前7時過ぎに救助した。
2人は車の上に避難していた。
もう1台はタクシーで、男性運転手も救助された。
同事務所は、川の水位が下がったのを確認し、9日午前8時40分頃から排水を開始。
新横浜公園や駐車場などは、10、11日の利用を休止する。
横浜地方気象台によると、横浜市の降水量は、降り始めの8日午前0時から9日午後5時までで76ミリだった。
横浜国際総合競技場は、2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)で決勝などの舞台となる。
駐車場に水が流れ込む今回のような事態を想定し、横浜市はすでに、W杯ですべての駐車場を使用しない方針を決めた。
関東地方整備局京浜河川事務所によると、2003年の供用開始以降、遊水地として活用し、9日も含めて19回、川の水が流れ込んだ。
W杯開催の秋は台風の季節でもあり、市は駐車場が突然使用できなくなる恐れがあるとして、使用しないことを決めた。
影響のない場所に駐車場を確保する方針。
一帯の道路や競技場の内部は浸水しない仕組みになっているという。
出典
『日産スタ駐車場に水流入、逃げられない3人救助』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180309-OYT1T50107.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
日産スタジアムのHPには、以下の注意点が掲載されている。
今回、駐車場を閉鎖する旨、場内放送したのだろうか?
それとも未明のことゆえ、放送があっても寝ていて気付かなかったのだろうか?
『アクセス お車でお越しの方』
下記の駐車場および一部の駐輪場は遊水地の中にあります。
大雨が降ると増水した鶴見川の濁流が流入しますので、閉鎖することがあります。
閉鎖された際には場内放送などで周知しますので、駐車している車両については、速やかに移動をお願いいたします。
なお、車両を放置したことによる損害については、一切責任を負えませんのでご了承ください。
http://www.nissan-stadium.jp/access/car.php
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。