2020年6月25日18時44分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夏に向けて出くわす機会が増えるハチ。
このハチによる死亡事故が県内で発生しました。
<杉村カメラマン>
「現場は草木に覆われたこちらののり面です。男性は草刈りの作業中にハチに刺されたということです」
警察によりますと、6月24日午後2時頃、小山町の国道沿いのトンネルで草刈り作業をしていた38歳の男性がおう吐し、意識がもうろうとした状態になりました。
<男性>
「ハチに刺された。痛い」
男性は仲間の作業員にこう話し、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、約2時間後に死亡しました。
男性の死因はハチに刺されたことによる「アナフィラキシーショック」とみられています。
<ふじのくに環境史ミュージアム 岸本教授>
「アナフィラキシーショックで重篤になったり、死亡したりします。
毒そのものではなく、毒によって免疫が反応して、急激に毒に対応しようとすることでショックが起きて心臓麻痺が起きて亡くなる」
例年、ハチに刺されたことで死ぬ人は20人から30人ほどいて、実は野生生物の中で最も人を死に追いやっているのがハチなんです。
<岸本教授>
「スズメバチは大きいから毒も多くて被害も大きくなる」
スズメバチは茂みの中に巣を作ることもあり、近づく際には注意が必要です。
今回、死亡した男性は左手の甲にハチに刺されような跡があり、刺したハチの種類は不明ですが、岸本教授はスズメバチである可能性が高いのではないかとみています。
<岸本教授>
「すでにかなり飛び回っているので、いまから秋口にかけては警戒が必要」
人を死に追いやる殺人バチ。
もし遭遇した場合、私たちはどう対処したらいいのでしょうか?
<岸本教授>
「ハチは人を攻撃しようとして襲ってくるというよりは、防御のために襲ってくる。
警戒のために人の周りを飛び回るときがあるので、そのような状況になったら刺激しないように速足で立ち去る」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e5b11806acb038cb57b646fb004260b3494c4ae
6月26日12時38分にNHK静岡からは、2週間前にも刺されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は当時、長袖に長ズボンで、両手には布製の手袋をしていましたが、手の甲にはハチに刺されたような跡があり、同僚には「2週間ほど前にもハチに刺された」などと話していたという
静岡県養蜂協会によりますと、ハチは夏から秋にかけて繁殖期を迎えて攻撃的になるということで、山などで作業する際は肌を露出せず黒っぽい服は避けるなど、注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200626/3030007399.html
(ブログ者コメント)
〇これまで漫然と耳にしていたアナフィラキシーショックだが、今回の報道でよく理解できた。
〇ハチに刺されて死亡したなどの情報は、2回刺されての死亡事例も含め、本ブログでも過去に何件も紹介スミ。
〇以下は、今回の被害現場を映した映像の1コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。