2022年11月30日18時56分にYAHOOニュース(熊本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
検察官の取り調べ中にけがをさせられたとして、ある男性が国に損害賠償を求めた裁判。
熊本地方裁判所は、男性の訴えの一部を認めました。
取調室でなにが起きたのでしょうか。
【写真を見る】副検事と「洗濯カゴの引っ張り合い」再現中にケガ 国に賠償命令
訴えを起こしたのは、熊本市北区に住む64歳の男性です。
判決文などによりますと、男性は2019年に内縁の妻にけがをさせたとして傷害の疑いで逮捕され、警察署で熊本地方検察庁の副検事の取り調べを受けました。
その際、男性は、妻のけがが洗濯カゴの引っ張り合いの末の事故によるものと主張し、容疑を否認。
そのため副検事は、当時の様子を自分と一緒に再現するよう男性に求めたということです。
再現に使用されたのは、その場にあったプラスチック製のケース。
ケースを両手で持ち引っ張り合う2人。
しかし、その時、副検事の手が離れ、ケースは男性の右顔面に。
男性は、全治一週間のけがをしたとして、治療費や慰謝料など合わせて約170万円の損害賠償を国に求めました。
11月30日の判決で熊本地裁の品川英基(しながわ ひでき)裁判長は、当時の状況を再現するために持ち手のないプラスチック製のケースを使ったことは危険性を伴い「相当性のない再現だった」などと指摘し、検察官の過失を認めました。
その上で、病院の診断書費用と慰謝料、合わせて1万6480円の支払いを国に命じました。
【何が問題だった? 】
裁判所は再現自体が不必要だったとは言っていません。
ただ、そのやり方として、男性と妻の身長差を再現するため、男性を椅子に座らせて副検事が立っていたことや、わざわざ持ち手のないプラスチック製ケースを使って再現する必要は、必ずしもなかったと指摘しました。
なお、熊本地検は「判決内容を検討し、関係機関と協議したうえで適切に対応したい」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c82c7be2b605963d15460f39db62bf15e5bbc838
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。