2023年4月10日16時43分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時20分ごろ、三重県度会町火打石の林道で、近くに住む60歳の会社員の女性が1人で散歩をしていたところ、猟犬4頭に襲われました。
警察によりますと、女性は耳をかみちぎられるなどの大けがをして病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
女性を襲った猟犬4頭はいずれも中型の雑種で、地元の猟友会のメンバーの67歳の飼い主の男性が、別の1頭を合わせた5頭でイノシシの駆除にあたっていました。
猟犬の鳴き声が聞こえたため男性が駆けつけたところ、けがをした女性を見つけ、車で携帯電話の電波が届く場所まで移動し、通報したということです。
町によりますと、町内ではイノシシなどが農作物を食い荒らす被害が出ていたため、猟友会に駆除を依頼し、男性にも許可を出していたということです。
また町内では、ふだん害獣の駆除が行われる際に、住民に対し、特に周知はしていないということです。
男性は現場となった林道付近の山に、これまで何度も駆除のために訪れていたということで、NHKの取材に対し、「なぜ犬たちが女性をかんだのかはわかりませんが、女性には申し訳ないです。けがからの回復を祈っています」と話していました。
警察は、飼い主の男性に話を聞くなどして、安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を詳しく調べています。
三重県猟友会によりますと、県内ではおととしにも、鳥羽市で狩猟中の猟犬が旅館の敷地内に入り、観光客にけがをさせる事故が発生したということで、猟友会は「ハンターに猟犬の管理の徹底を呼びかけ、再発防止に努めたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230410/k10014034101000.html
4月10日21時49分に読売新聞からは、頭部にも骨が見えるほどの傷を負った、飼い主の男性は犬が獲物と勘違いしたと思うと説明しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県度会町の町道で9日午前、散歩中の女性(60)が猟犬に襲われて重傷を負った問題で、県伊勢保健所の職員は10日、同町に住む飼い主の男性(67)宅を訪れて、発生時の状況や猟犬の飼育状況などの聞き取りを行った。
県警伊勢署も、業務上過失致傷容疑も視野に、男性から事情を聴いている。
男性は9日午前10時半頃から、度会町火打石で雑種の2~16歳の中型犬(体高約60センチ)5匹を連れて、イノシシなどの駆除を実施。
同11時20分頃、猟犬がほえて合図したため、男性が確認すると、4匹が女性を襲っていたため、引きはがして119番した。
女性は頭と腕をかまれて片耳を失ったほか、頭部には約10センチ四方の傷があり、骨が見えるほどの状態だったという。
伊勢保健所衛生指導課の職員が10日、猟犬7匹を飼う男性宅を訪ねて、飼育環境を視察し、9日の状況を聞き取った。
男性は「犬が猟で獲物と勘違いしたと思う」と説明。
10日に犬を獣医師に診せた上で、狂犬病の検査を受けさせたとし、結果は1週間後に判明する見通し。
予防注射などは済んでおり、現段階で、飼育に関しては手続きや法律上の問題はないという。
犬のかみつき事故などを管轄する県食品安全課によると、けがを負わせた猟犬は殺処分にはならない。
動物愛護法に基づき、再度しつけて、猟に使うことができるという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230410-OYT1T50343/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。