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7月29日19時51分にNHK神奈川からは、今回の高波の特徴に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風12号の影響で、神奈川県小田原市や静岡県熱海市で高波による被害が相次いだことについて、気象庁は、満潮の時間帯と台風の接近が重なったことに加え、今回の台風が東から西に向かう異例のコースだったため、東風が吹き続けて高波が起きたとみている。
気象庁によると、今は1年でもっとも潮位が高い時期だったうえ、小田原市や熱海市周辺では、28日午後6時ごろに満潮の時間帯を迎えていたとみられ、台風の接近する時間帯と重なっていた。
さらに、今回の台風は東から西に向かう異例のコースを進んだため、午後7時前後の3時間ほどにわたり、小田原市の相模湾や熱海市がある伊豆半島の東海岸線に向かって東風が吹き続けていたという。
こうしたことから、気象庁は、潮位が高まった状態に東風が吹き続けて高波が起きたとみていて、小田原市にある気象庁の観測点では、28日午後7時ごろから潮位が上がり始め、午後8時すぎには、通常よりも潮位が1m50cmほど高くなっていた。
出典
『異例コースで東風吹き高波か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003385.html
(ブログ者コメント)
台風襲来前、テレビのニュースや報道番組では、
「今回の台風は過去に例がないルートで東から西に向けて進むため、過去の経験は通用しない。満潮、それも1年で最も潮位が高い時とも重なるので、特に高波には注意」
といった注意情報が繰り返し流されていた。
それでも、高波打ち寄せる海岸沿いの135号線を走る車がいた。
ホテルでは、映像によれば、海面から6mほど高い位置にあるダイニングルームの窓ガラスに波が直接、打ち付けている状態でも、夕食をとっていた。
西日本豪雨時にも、「まさか濁流が押し寄せるとは・・・」といった感想を述べていた被災者の方がおられたが、今回もまた、「まさかの事故」が起きてしまった感がある。
両事例ともに、担当者あるいは責任者が感度よく危険予知していれば、避けられた事故ではなかっただろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。