2017年8月25日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
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http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7501/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7500/
(2018年8月2日 修正3 ;追記)
2018年7月27日13時32分に毎日新聞から、会長らが不法投棄容疑で逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県警は27日、窯業原料を適切に処理せず道路脇斜面上に山積みしていたとして、窒業原材料メーカー「M陶料」(瑞浪市)会長のM容疑者(男性、66歳)ら3人を、廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で逮捕した。
ほかに逮捕されたのは、いずれも同町に住む同社常務、W容疑者(男性、68歳)と土木会社社員、T容疑者(男性、58歳)。
県警によると、M容疑者は「分かりません」と述べ容疑を否認し、W、T両容疑者は容疑を認めている。
逮捕容疑は、M容疑者らは2015年6月18日ごろ、共謀して同町の会社敷地内に産業廃棄物である汚泥など約6トンを投棄したとしている。
T容疑者は、頼まれて不法投棄を手伝ったとされる。
県警は、M容疑者が会長に就任した05年以降に不法投棄が始まり、土砂崩れ事故につながったとみて、業務上過失傷害容疑でも捜査を進めていく。
出典
『中央道土砂崩れ 会社会長逮捕 廃棄原料を道路脇に山積み』
https://mainichi.jp/articles/20180727/k00/00e/040/262000c
7月27日11時11分に岐阜新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警生活環境課によると、T容疑者は個人的に委託を受け、産廃を投棄していたという。
出典
『窯業原料会社会長ら3人逮捕 瑞浪の中央道土砂崩れ』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180727/20180727-61057.html
7月28日7時55分に岐阜新聞からは、逮捕理由について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は27日、3容疑者を逮捕する強制捜査に踏み切った。
事件発生から1年を前に、真相解明へ向け、重要な局面を迎えた。
強制捜査に乗り出した理由について、県警生活環境課は、「任意捜査では、事案概要が明らかにできないと判断した」と説明。
捜査関係者によると、M容疑者が容疑を否認していることや、これまでの調べで曖昧な供述をしていることなどから、逮捕に踏み切ったという。
M容疑者は今月9日、岐阜新聞社の電話取材に、「土砂崩れ以降、県の措置命令などに基づきながら粛々と対応してきた」と答えた。
違法性の認識などについては触れず、「犯罪者ではないし、今さら取材を受けて話すことは一切ない」と話した。
出典
『中央道土砂崩れ発生1年、強制捜査に』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180728/20180728-61280.html
(2018年10月26日 修正4 ;追記)
2018年10月23日付で中日新聞から、違法投棄していた詳細状況が公判で明らかになったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
初公判が22日に岐阜地裁であり、同社が違法性を認識しながら40年余り汚泥を捨てていた詳細が明らかになった。
検察側の冒頭陳述によると、会社は1950年にM被告の父が設立。
77年ごろから中央道の北の斜面に違法な投棄を繰り返し、M被告が代表になった2007年以降も、同社常務のY被告(69)を通じ、土木会社員のT被告(58)に埋め立てを依頼していた。
検察側は証拠調べで、M被告らは捨てた汚泥を再利用するつもりはなかったと指摘した。
15年1月にくぼ地がほぼ埋まると、M被告とY被告は、捨て場の閉鎖や新たな投棄場所について相談。
同年6月28日に汚泥6トンを埋めて以降は、敷地内の別の場所に捨てるようになったという。
検察側によると、不法投棄することで同社が免れた処分代金は約1830万円。
一方、8月に流出した汚泥や土砂の撤去に、約5890万円かかったという。
M被告は逮捕直後、県警の調べに「分かりません」と容疑を否認したとされるが、この日の罪状認否では他の2人と同じく、はっきりした声で「間違いございません」と答えた。
出典
『「捨て場」に投棄40年 瑞浪土砂崩落で初公判』
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20181023/CK2018102302000242.html
10月23日9時1分に岐阜新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
検察側の冒頭陳述によると、同社は1977年ごろから窯業原料の製造過程で出た汚泥を投棄するようになり、投棄場所を「捨場(すてば)」と呼んでいた。
2007年にM被告が同社の単独代表となった際、Y被告に捨場の管理を指示し、Y被告から依頼を受けたT被告が重機で埋め立てを繰り返していたとされる。
初公判後に取材に応じた同社の代理人弁護士は、この捨場を閉鎖した後にも新たな捨場を設け、産業廃棄物を投棄していたことを明らかにした。
出典
『会社会長ら不法投棄認める 中央道土砂崩れ初公判』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20181023/20181023-83971.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。