2018年7月29日15時35分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時半ごろ、静岡県側の富士山御殿場口6合目付近で、同県の業務委託を受けた富士山安全誘導員の男性2人から、「強風で身動きが取れなくなった」と119番通報があった。
2人は、出動した静岡県警山岳遭難救助隊と合流して富士宮口5合目まで下山したものの、午後10時半ごろに1人の容態が急変。
病院に搬送され、死亡が確認された。
亡くなったのは同県富士宮市のアルバイト、西方さん(男性、71歳)で、死因は低体温症とみられる。
もう1人の誘導員に、けがはない。
西方さんらは民間警備会社に勤めており、同県の委託を受けて、富士山で安全誘導業務を行っていた。
3人1チームで26日に登頂し、27日午前2時から山頂付近で、混雑回避のため、登山客らの誘導や案内を担当。
28日午前10時に勤務を終え、下山する途中で遭難したという。
出典
『富士山で強風、動けず 誘導員が死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/180729/afr1807290015-n1.html
7月29日17時33分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県や警察などによると、2人は、県が県内の警備会社に発注した富士山の安全誘導業務に従事。
26日から山頂で勤務し、28日午前から下山を始めていた。
一緒にいた静岡市の会社員(40)は、命に別条はない。
2人は、御殿場口6合目から約200m離れた場所で発見された。
その際、西方さんは意識があったが、下山後に心肺停止状態となった。
〔共同〕
出典
『富士山の安全誘導員死亡 71歳男性、低体温症で』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3354944029072018000000/
(ブログ者コメント)
一般の登山者ではなく、富士山頂で安全誘導に当たっていた、いわばプロの方が亡くなったという点が気になったので、紹介する。
一般の道路工事などならともかく、警備会社が富士山頂での安全誘導業務に、なぜ71歳の方を派遣したのだろうか?
その点も気にかかる。
その方が何度も富士山に登ったことがあるとか、そういった理由でもあったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。