2018年7月26日 19時27分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
汚染排水を用水路に流していたとして、愛知県警は26日、同県小牧市西之島北屋敷の貴金属精錬会社「T貴金属精鉱」社長、S(男性、58歳)と工場長のN(男性、51歳)の両容疑者を水質汚濁防止法違反容疑で逮捕した。
容疑は、昨年11月8日~同12月12日に3回、同社工場の排水口から基準値の1.14~1.38倍の硝酸化合物などを含んだ汚染水を用水路に排出したとしている。
S容疑者は「慣習として、簡易検査をやらずに流していた」と容疑を認め、N容疑者は「基準値以内と思っていた」と否認している。
県警によると、汚染水は用水路を通して庄内川に流れ込んでいたとみられるが、周辺で健康被害は確認されていない。
汚染水は、乳幼児が過剰摂取すると、酸素欠乏症で死亡する恐れがある。
県は同社に対し、同法に基づいて2013年から19回にわたり立ち入り検査を実施。
基準値を超えた汚染水を排出していたなどとして5回以上、文書や口頭で行政指導を行っていた。
出典
『汚染水排出 貴金属精錬会社社長ら逮捕 愛知県警』
https://mainichi.jp/articles/20180727/k00/00m/040/062000c
7月26日10時58分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
民間の信用調査会社によると、同社は1980年に創業。
パソコンやスマートフォンの電子部品を製造する過程で出る廃材を集め、ニッケルや銀、コバルトなど希少な金属をより分けて精錬し、取り出した貴金属を加工、販売している。
不要になったスマホの基板などから希少金属を取り出す業態は「都市鉱山」事業として知られていた。
県や小牧市が何度も改善を指導したが応じず、事態を重く見た県警が今年1月、同社を家宅捜索し捜査を進めていた。
出典
『庄内川に基準超の有害物質 愛知県警、容疑で小牧の会社社長ら逮捕』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018072690105828.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。