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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20141091258分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1081931分にNHK津からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午前9時40分頃、三重県名張市丸之内の市立名張中学校2階の理科室で、プラスチック製のごみ箱が燃えているのを、理科担当の男性教諭(42)が見つけた。

 

通報で、消防車など5台が出動したが、男性教諭が消火器を使い、ごみ箱と流し台の一部を焼いただけで間もなく消し止めた。

当時、理科室は無人で、生徒たちも教室から体育館に避難し、けが人はなかった。

 

消防などによると、男性教諭が、午前10時から始まる2時限目の授業の準備で、午前9時20分頃、前日の授業で行った硫化鉄を作る実験の後片付けをし、試験管約10本に残っていた鉄粉と硫黄計約50gを集めてごみ箱に捨てた。

男性教諭は鍵を閉めて理科室を出たが、約20分後に理科室の火災警報器が鳴ったため、確認に行ったところ、ごみ箱から炎が上がり、室内に煙が充満しているのを発見。近くにあった消火器で消したという。

 

消防は、鉄粉と硫黄が何らかの原因で化学反応を起こして発熱、ごみ箱に入っていた紙くずやほこりなどが燃えたとみている。

 

学校によると、硫黄と鉄粉を混ぜると高い熱が発生するため、実験後は水に浸して1週間程度経ってから捨てることになっているというが、男性教諭は微量だったため問題ないと考え、ゴミ箱に捨てたという。

※別報道;校長によると、男性教諭は、既に化学反応は終了しているものと思い、そのまま集めてごみ箱に捨てたという。

 

校長は「危機管理に対する配慮が欠けていた。今後、マニュアルを作るなどしていきたい」と話していた。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20141009-OYT1T50054.html

http://www.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075232761.html?t=1412807107908

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ほとんど同じ事例が、今年、神奈川県と千葉県でも起きている。

 

201464日掲載

2014528日 千葉県鎌ケ谷市の中学校で理科の化学反応実験終了後に教員が鉄粉と硫黄をゴミ箱に捨て、9時間後に火災報知機が発報

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3954/

 

201427日掲載

2014129日 神奈川県横浜市の中学校で理科室のごみ箱などが焼ける、理科室ではこの日、鉄と硫黄の化合物を作る実験をしていた模様

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3636/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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