2021年6月24日20時9分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が脱線した車両の写真付きでネット配信されていた。
富山市の富山地方鉄道本線で2020年7月に起きた脱線事故で、国の運輸安全委員会は24日、レールと枕木の固定が緩んで線路幅が広がったことが原因の可能性が高いとする調査報告書を公表した。
事故前に緩みの兆候を把握したが修理対象としなかった経緯も判明し、保守点検で危険を判断する技術力が不足していると言及した。
事故は20年7月26日午前9時ごろ、富山市新庄の東新庄駅構内で発生した。
上市発電鉄富山行き普通電車(2両編成)が2両とも脱線した。
乗客31人と運転士1人にけがはなかった。
報告書などによると、事故の約3週間前に富山地鉄が実施した線路の定期検査で、現場のレールと枕木を固定する「板バネ」にひびが入っていたのを見つけた。
しかし同社は速やかに修理せず、社内規定に沿って「経過観察」と判断した。
一方、鉄道事故調査官が事故後に線路を調べたところ、板バネが折れて線路幅が大きく広がっていたことが判明。
電車が通過するたびに線路を外側に押し出す力が働き、脱線を誘発したとみられる。
こうした危険性を判定するためには、目視や打音検査などの熟練した技術が必要とされるが、報告書では技術力不足で危険性を過小評価した可能性があると指摘した。
富山地鉄も取材に対し、保線の知識と技術が不足し、事故を予見できなかったと説明。
事故後は「経過観察」を廃止し、問題が見つかり次第、直ちに部品交換などをするよう改めたという。
担当者は、「報告書を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に向けて取り組む」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20210624/k00/00m/040/171000c
6月25日6時1分にYAHOOニュース(北國新聞)からは、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会は24日、昨年7月に富山市新庄町の富山地方鉄道本線東新庄-新庄田中駅間で起きた電車脱線事故の調査報告書を公表した。
レールを固定する装置の不備などにより、線路幅が広がる「軌間拡大」の発生したことが原因とした。
同社が装置の不備や事故のリスクがある箇所を把握していながら、補修をしていなかった実態も明らかになり、事故につながったとみられる。
昨年7月26日午前9時ごろ、上市発電鉄富山行きの電車(2両編成)が、東新庄駅を出発して間もなく脱線した。
乗客31人と運転士1人にけがはなかった。
報告書によると、電車が左カーブを通過中、線路幅が大きく拡大し、先頭車両の左車輪が線路内に落下し、脱線した。
軌間拡大の発生には二つの原因があると指摘した。
一つ目は、枕木にレールを固定する締結装置の不良が連続していたことだ。
事故後には装置が破損していたり、しっかりと締結されていなかったりといった不良箇所が複数見つかった。
このため、電車走行時の圧力でレールが動き、線路幅が広がったとみられる。
二つ目は、線路幅が事故前に既に広がっていたことだ。
レールは電車の走行などでゆがむ。
同社は安全な運行を確保するため、緊急に保守点検が必要となる「整備基準値」を設定。
事故現場では、この整備基準値を超過していたが、補修していなかった。
事故現場に手回らず 同社はレール締結装置に不良があったことを事前に把握していたが、是正していなかった。
不良が見つかった際の対応マニュアルがなかったことや、リスクを正しく認識する保守管理の技術力の不足が要因とみられる。
また、整備基準値を超過していたにもかかわらず補修が行われなかったのは、他にも補修が必要な箇所が多くあり、人員の確保が困難だったためとした。
昨年実施した調査では1486箇所で超過していることが分かっており、他の箇所を優先し、事故現場まで手が回っていなかった。
再発防止策として、基準値を超過した箇所の補修までの期限を設定するべきと指摘。
レール締結装置の状態について適正に判定できるようマニュアル作成を要請し、保守計画を抜本的に見直し、管理体制を再構築するよう求めた。
富山地方鉄道は事故を受け、脱線防止レールを設置。
現場を走行する際に徐行するほか、全線でレール締結装置の不良箇所を全て交換した。
同社技術部の担当者は、「脱線を二度と起こさないよう、運輸安全委員会の指摘事項を真摯に受け止め、これから社内で実行するための計画を立てたい」と話した。
【過去にも同種事故 運輸局「行政指導あり得る」】
富山地方鉄道では2012年7月にも、富山市堀の上堀駅構内で電車の脱線事故が発生している。
原因は、今回と同様に線路幅が広がる「軌間拡大」が発生したためだ。
当時の事故では、運輸安全委員会から勧告も受けていたが、事故は繰り返された。
同種の事故は過去にも全国で相次いでおり、運輸安全委員会は18年に「軌間拡大防止策の促進について」との通知を出し、レール締結装置を適正に管理することなどを周知していた。
事故発生原因は、経営環境が厳しく規模の小さい地域鉄道に共通する点が多いとされる。
経年劣化などにより補修箇所が増える一方で、人員は限られ、降雪の多い北陸では冬季の作業が制約される。
実際、富山地鉄では整備基準値を超えている箇所が1486箇所にも上り、補修が追いつかなかった。
しかし、運行の安全確保は大前提であり、北陸信越運輸局の担当者は「今後の対応次第では、行政指導を行うこともあり得る」と強調。
同社の対応について、適切な再発防止策が講じられているかを継続して監督していく考えを示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c331fa82816c47fb19724395e8c133676a383b5
2021年6月24日16時5分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ホテルやサウナ、スポーツクラブなどにもアメニティーグッズとして綿棒が置かれていることもあり、風呂上がりに綿棒で耳そうじをすることが欠かせない人もいるかもしれない。
だが、これが命にかかわるケースがあるという。
2019年、英国では、31才の男性が耳そうじのために綿棒を使用し、死に至る脳の感染症にかかったと伝えた。
耳かきが原因で意識不明となり、病院に搬送されたというのだ。
綿棒のコットンが5年前から耳の奥に詰まっており、そこから細菌が増殖し、脳にまで広がったとみられている。
そんな事故が起こるほど、私たちが耳かきをつい手にしてしまうのには理由がある。
耳の穴には「迷走神経」という神経が通っており、それを刺激すると快感がもたらされるからだ。
ところが、わざわざ耳かきや綿棒を使ってそうじをする必要はないと、耳鼻咽喉科いのうえクリニック院長の井上泰宏さんは言う。
「耳あかは耳の皮膚を保護する役割があり、それによって細菌の侵入を防いでいます。
無理に取る必要はないのです。
また、耳には、耳あかを自動的に外に出す自浄作用が備わっているため、体質にもよりますが、通常は意識的にそうじする必要性はありません。
米国耳鼻咽喉科研究学会も『耳そうじは一般的には不要』としています」
それでも、風呂上がりは耳かきをやらなければ不快感が残ったり、耳かきが「癒し」のひとときという人もいる。
残念だが、そんな人は要注意だ。
「耳かきのしすぎで皮膚表面の保護機能が壊れ、細菌が入り込んでしまったことで、ひどい場合は耳の中から耳たぶまで皮膚がただれる人もいます。
なかには、頰のあたりまでグジュグジュに赤くただれてしまう人もいます」(井上さん・以下同)
英国で起きたような、耳そうじから死に至るケースも、ごくまれではあるものの、存在するようだ。
「糖尿病患者や免疫抑制剤を使用している人など、免疫機能が低下している人に『悪性外耳道炎』という病気が起こることがあります。
緑膿菌やMRSAといった抗生物質の効きにくい細菌が外耳道の骨に入り込み、顔面神経や嚥下に関係する神経などを破壊したり、耳からほど近い場所にある脳まで入り込んで亡くなるというパターンが多いようです。
特殊なケースであるとはいえ、治療しても2割の人は亡くなる病気です」
さらに、耳の触りすぎは、命を奪わずとも重大な病気を引き起こす危険がある。
「過剰な耳かきによって、外耳道がグジュグジュの状態が常態化すると、皮膚が再生するまでの間に“外耳道がん”になることもあります。
紫外線の影響などもありますが、耳のがんは特別な体質などではなく、触りすぎで発症する可能性もあるのです」
なお、市販の耳かきや綿棒のほか、マッチ棒やつまようじを耳かき代わりに使う人もいるようだが、実は、使う道具は耳の皮膚を傷つけない限り、さほど関係ない。
それ以上に、「保管方法」が大事だという。
「つまようじで耳をかいても、その人の皮膚が強ければ病気にはなりません。
しかし、皮膚が弱い人の場合、その辺に放置してあった綿棒を耳に入れるということは、空中に浮遊する雑菌を耳の中に塗りたくっているのと同じです。
また、お風呂上がりに耳かきをする人は多いと思いますが、皮膚が柔らかくなっているので傷つきやすく、特に危険といえます」
プールや海水浴の後も、水中のカビや雑菌を耳の中に持ち込むことになり、同様に危険だ。
さらに、耳の聞こえをよくしようとして行った耳のそうじが、難聴の原因となることも珍しくない。
「耳かきで外耳道をひっかき、炎症を起こしては治るということを繰り返していると、しだいに耳の穴が細くなっていき、そのうち完全に閉じてしまう『外耳道閉鎖』という状態になる人もいます。
こうなると、治療の手段は外科手術しかなくなります」
高齢者の場合には、難聴になると外部から音の刺激がなくなり、脳が萎縮して認知症になるリスクが高まる。
これほどデリケートで、重要な機能を持つ「耳」だが、一般的に耳かきの危険性はあまり広まっていない。
それゆえ、幼い子供に耳かきをする親も多い。
「親が子供の耳そうじをしていて、綿棒を深く差し込みすぎたり、きょうだいやペットが耳そうじ中にぶつかって、鼓膜を破ってしまう事故も珍しくありません。
そもそも、耳の穴は、耳あかで90%塞がっていても聴力には影響しません。
わざわざリスクを冒してまで耳そうじをするメリットはないのです」
コロナ禍も、思いがけず耳の健康に影響を与えている。
テレワークが推進されたことで、イヤホンを長時間使用する人が増えたことを井上さんは心配する。
「イヤホンによって耳がかぶれたり、炎症を起こす患者が増加しています。
耳に異常を感じたら、決して触らず、耳鼻科を受診してください」
何もしないことが耳にとっては最も健康的だと心得よう。
※女性セブン2021年7月1・8日号
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cfc1ea383b37781b164f95a5c57673cee1b8f62
2021年6月23日17時27分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平成29年、熊本市東区の県道で、隣接する斜面から倒れてきた高さ9メートルの木が乗用車を直撃し、運転していた32歳の男性が死亡しました。
この事故をめぐって、男性の遺族は、事故の原因は木の所有者と県道を管理する熊本市が適切な管理を怠ったことにあるとして、熊本市などに5500万円余りの賠償を求める訴えを起こしました。
23日の判決で、熊本地方裁判所の中辻雄一朗裁判長は、「管理する道路内に、周囲の私有地から木が倒れ込まないように対策するのは市の義務だ。さらに、この事故の以前にも木が倒れ、走行車両が損傷する事故が起きていて、本件の発生も予見できたのに、市がフェンスや防護柵を設置するなど十分な対策を行わなかった」として、原告の請求をほぼ認め、熊本市などに対し5100万円あまりの支払いを命じました。
判決について、熊本市土木センターは「判決文が届いていないのでコメントできない」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20210623/5000012618.html
※事故当時の状況は以下の報道参照。
2017年6月26日12時26分に朝日新聞からは、木は根っこから倒れ、直径30㎝の枝が屋根を直撃したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後7時半ごろ、熊本市東区下南部3丁目の県道で、道路脇の木が倒れて走行中の乗用車を直撃した。
運転していた同区渡鹿8丁目の介護福祉士、小島さん(32)が頭を強く打って死亡した。
熊本東署が同日、発表した。
熊本市都市建設局東部土木センターによると、倒れた木は高さ約9メートル、幹の直径約50センチ。
熊本東署によると、木は根っこから倒れ、直径約30センチの枝が車の運転席側の屋根を直撃していた。
屋根が大きくへこみ、フロントガラスは割れていた。
木が倒れた原因について、同署が調べている。
この事故により、県道は約3時間にわたり通行止めとなった。
https://www.asahi.com/articles/ASK6V3GBFK6VTLVB005.html
2017年6月26日1時29分に日本経済新聞からは、木は腐っていた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後7時半ごろ、熊本市東区下南部3の県道145号で、倒木が乗用車を直撃した。
運転していた同区渡鹿8、介護士、小島さん(32)が心肺停止状態で救助され、搬送先の病院で死亡が確認された。
熊本県警と市によると、木は長さ約9メートル、直径約50センチで、現場付近の斜面に植わっていたとみられる。
腐っていた可能性があり、倒れた原因を調べる。
通行人から「土砂崩れがあり、車内に人が閉じ込められている」と110番があったが、崩落は確認できなかった。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H68_V20C17A6CC1000/
また、2017年7月15日9時49分に弁護士ドットコムニュースからは、市は3年前に木の所有者に対し伐採を文書で依頼していた、法律上は市にも責任があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市によると、生い茂っている竹などが道路に倒れてきそうだったため、2014年に1度、文書で土地の地権者に対して木の伐採を依頼した。
地権者は対応しないままで市が処理したこともあるというが、市の担当者は「樹木の処理を地権者がするのは、当然のことと考えている」と話した。
道路付近で生い茂る木々による事故が起きた場合、地権者に責任があるのだろうか。
それとも道路管理者も何らかの責任を負うのか。
湯川二朗弁護士に聞いた。
●安全性を欠いている場合、土地所有者は損害賠償義務を負う
土地所有者の責任はどうなのか。
「木竹の植栽または支持に、通常有すべき安全性を欠いている『瑕疵』があることによって他人に損害を生じたときは、その木竹の占有者・所有者がその損害を賠償する義務を負います(民法717条1項、2項)。
今回の場合、道路に面した土地に大きな木が生えていて、それが道路に倒れてきそうな状況でした。
また、木の大きさからすれば、それが倒れたときは道路通行者に危害を及ぼすことは当然に予見されたでしょう。
さらに、道路管理者である市からも『生い茂った竹などが道路に倒れてきそう』と木の伐採を依頼されていたのに、それに対応しなかったというのですから、木の生えている土地の所有者は、事故の損害を賠償すべき義務を負います」
●道路管理者も地権者任せにしておくことは許されない
では、道路管理者である市の責任はどうなのか。
「道路や河川など、国や公共団体が設置・管理する『公の営造物』に『瑕疵』があったために他人に損害を生じたときは、これを賠償する責任があります(国家賠償法2条1項)。
道路として通常有すべき安全性を欠くときは、道路の管理に瑕疵があるとされます。
木竹が生えているのが道路敷の外の私有地であったとしても、その木竹が道路上に生い茂り、道路に倒れてきそうなことを道路管理者が認識しており、現実にその木竹が道路上に倒壊して道路の通行を妨げたような場合は、道路として通常有すべき安全性を欠いていると言わざるを得ません。
そのため、道路管理に瑕疵があったと言うことができ、道路管理者である市は国賠法2条の責任を負います。
さらに、道路管理者は、道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕し、一般交通に支障を及ぼさないように努めなければなりません(道路法42条1項)。
また、道路の交通に及ぼすべき危険を防止するため必要があるときは、道路に接続する区域を沿道区域として指定して、当該土地、竹木の管理者に対して交通の危険を防止するため必要な措置を講ずべきことを命ずることができます(道路法44条1項、4項)。
さらには、道路管理者自ら代執行もできるのですから、道路の状況によっては、道路管理者がそれらの道路管理義務を怠ったとして国家賠償法1条の責任を負うことも考えられます」
今回のケースで、市は処理をしたこともあるそうだが、結果的に事故が起きてしまった。
「担当者が言うように『樹木の処理を地権者がするのは、当然のこと』だとしても、地権者任せにしておくことは許されません。
実際に現場を詳しく調査してみないとわかりませんが、もし、処理が不十分なものであったとするならば、木竹の占有者・所有者の民事上の責任と市の国賠法上の責任は、共同不法行為として連帯責任になるものと考えられます」
https://news.livedoor.com/article/detail/13341276/
(2022年12月29日 修正1 ;追記)
2022年12月26日18時13分にNHK熊本からは、遺族が木の所有者と市に損害賠償を求めた裁判で市への賠償命令が確定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性の遺族などは、木が倒れたのは管理に問題があったからだと主張して、県道を管理する熊本市と木があった土地の所有者に賠償を求め、1審の熊本地方裁判所は「管理する道路内に周囲の私有地から木が倒れ込まないように対策するのは市の義務だ」と訴えを認めました。
また、2審の福岡高等裁判所も「道路に木が倒れることは予測できた」として、市と所有者にあわせておよそ5000万円の賠償を命じました。
判決を不服として熊本市が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の山口厚裁判長は26日までに上告を退ける決定をし、市の敗訴が確定しました。
熊本市土木総務課は、「亡くなられた方に心よりお悔やみ申し上げます。最高裁の判断を重く受け止めます。今後はこのような事故を防止するため、道路管理者として安全確保に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20221226/5000017862.html
12月27日20時59分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)からは、防護柵を設置するなどしなかった瑕疵が市にあったと地裁は判断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年6月の熊本地裁判決は「倒木の危険性がある土地にもかかわらず防護柵設置などの対策を欠き、市の管理に瑕疵[かし]があった」と判断。
福岡高裁も今年1月、「市は倒木を予見できた」として一審判決を支持していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc443a035201cd8c8814f7aece0e9338b7f6fbe3
(ブログ者コメント)
〇市の控訴理由資料中、現場の地図と事故翌日の写真が掲載されていた。
https://kumamoto-shigikai.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=47&id=810&sub_id=1&flid=2111
〇今後、同様の事案が生じた場合、自治体としては木の所有者に処置を求めるだけでなく、所有者に聞き入れられなかった場合は防護柵の設置など、何らかの物理的対応をせざるを得なくなったというように読み取れる。
ということは、1個人の無責任な態度に税金を使って対応せざるをえないことになり、なにか熱海市の土石流災害の対応に通じるものを感じてしまった。
〇1審2審の判決を受け、木の所有者がどう対応したのかなど、情報がないか調べてみたが見つからなかった。
2021年6月22日17時59分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大量の産業廃棄物が不法投棄された、香川県の豊島の汚染された地下水をめぐり、有識者会議が開かれ、全体の半分近くの区画で地下水の浄化が完了したことが報告されました。
県は、残る区画の浄化も急ぐことにしています。
およそ90万トンの産業廃棄物が不法に投棄された香川県土庄町の豊島では、おととし7月に、すべての廃棄物の搬出を終えたあとも、県によって、汚染された地下水の浄化対策が続けられています。
22日開かれた有識者らによる会議では、県の担当者が、これまでの対策の結果、全体を9つに分けた区画のうち、4つの区画では地下水が海への排出基準を満たしている状態が継続しており、今後も維持される見通しだとして、浄化が完了したと報告しました。
地下水の浄化対策を含む、豊島の産廃処理に関する特措法の期限は来年度末となっていて、県は残りの区域の浄化も急ぎ、期限内に海への遮水壁などの撤去も含めた一連の対策を完了させたい考えです。
また会議では、残る区画の対策についても意見が交わされ、有識者側から、「期限内に対策を完了させるには、仮に今後、排出基準を満たさない状態になった場合でも、集中的な浄化対策を継続して行うことも含め、県側が今後の方針を示すべきだ」といった意見が出されました。
そして、県側が今後の対策方針を示すことを条件に、残る区画でも排出基準に関する調査を進めることが了承されました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210622/8030010352.html
(ブログ者コメント)
この記事を目にしたことを機に、改めて豊島問題を調べ直してみた。
結果、以下の記事が印象に残ったので紹介する。
ちなみに、この記事には記されていないが、1993年から強烈なリーダーシップをもって問題解決に動いたのが、かの中坊公平弁護士だった。
『<記者の目> 豊島 産廃不法投棄事件』
(2017年4月18日 8時47分 毎日新聞)
【ザル法と不作為の果て】
香川県土庄(とのしょう)町の豊島(てしま)に投棄された産業廃棄物の、直島(同県直島町)への搬出が3月28日に完了した。
1990年11月16日、兵庫県警が廃棄物処理法違反(無許可の事業範囲変更)容疑で摘発。
高松支局の県政担当だった私は4日後、香川県の調査団とともに現地に入った。
あれから27年。
当時、戦後最大の50万トンともいわれた産廃不法投棄事件は、規制の厳格化など、その後の国の廃棄物政策に大きな影響を与えた。
当時を知る者として、事件の深層を再考したい。
豊島は、壺井栄の小説「二十四の瞳」で有名な小豆島の西方約3・7キロ、瀬戸内海国立公園内に浮かぶ風光明媚(めいび)な小さな島だ。
摘発後の香川県の調査で、ポリ塩化ビフェニール(PCB)やカドミウムなど、基準値を大幅に上回る高濃度の有害物質が大量に含まれていることが判明した。
「事情を知らない人が見れば、ただのごみの山に見えるかもしれん。
だけど私らにとっては宝の山や。
資源の再利用に貢献しているんや」。
豊島の自己所有地の処分場で、実質的経営者の男(後に廃棄物処理法違反で逮捕)はダミ声で、シュレッダーダスト(自動車の粉砕くず)の山を指し、調査団に訴えた。
さらに、黒く焼け焦げた硬貨を手のひらに広げて私に見せ、「どや、シュレッダーダストを燃やすとお金も回収できるんや」。
周辺には粉砕くずが小山のように盛られ、さびたドラム缶が散乱。
航空機のジェットエンジンのようなものも放置されていた。
廃棄物ではなく有価物だから適法だと、経営者がいくら「宝の山」と強弁しても、私には「ごみの山」にしか見えなかった。
【政治判断に学者知事苦悩】
業者は75年、香川県に廃棄物処理場の建設を申請、77年に前川忠夫知事(故人)から許可内諾を得た。
「日の当たる場所にいる人々には多少がまんしてもらってでも、弱い立場にある人には温かい手をさしのべたい」と常々語った大学教授出身の知事。
住民は島を挙げて反対運動を展開したが、業者は「子供が学校でいじめられている。私らにも生活する権利があるはずだ」と知事の“情”に訴えた。
なおも反対する住民に知事は「豊島は海もきれい、空もきれい。だが、住民の心は灰色か」とまで言ったという。
ただ、その後の取材や知事の伝記「春風秋雨」(95年)からは、知事も単に情に流されたのではなく、ぎりぎりの政治判断に苦悩していたことがうかがえる。
担当課長による知事への説明は、廃棄物処理法上、条件に合致したものは許可しなければならず、有害物質を含もうとも、地元が反対しようとも変わらない、というものだった。
これに対し、知事は「法律は国民のためにある。島を挙げて反対しているものを、法律がこうだからと一方的に許可してもいいものかどうか」と話し、「君ね。六法全書がものを言っているようでは通用しないのでは」と、結論ありきで思考停止した職員をたしなめてもいた。
悩んだ末、知事は法律の基準以上の厳しい条件を付けての許可を決断する。
「これで本人(業者)も生活が保障されるだろうし、住民もわかってくれるだろう」。
前川知事はホッとした表情をみせたと、元側近は証言する。
【占有者次第で有価物にも】
県は78年、産廃処理場ではなく、土壌改良用のミミズ養殖に使う木くずや食品汚泥などの、限定無害産廃の中間処理業の許可を出した。
しかし、この許可が不法投棄の隠れみのになった。
業者は粉砕くずを「有価物」として購入。
それよりはるかに高い運搬費を排出側から受け取り、粉砕くずを焼いて処理場に埋めた。
だが、当時“ザル法”と呼ばれた廃棄物処理法が、この簡単なカラクリを見逃す。
「廃棄物か有価物かは、占有者の意思次第。
占有者が有価物だと主張する限り、それを県が勝手に覆すような判断をすることは難しい。
兵庫県警の摘発は、“法律解釈の違い”だと言わざるを得ない」(香川県環境自然保護課、当時)
さらに、“ザル法”を助けたのは、当の香川県の監督官だった。
地元住民でつくる豊島住民会議が入手した、裁判での担当者2人の供述調書によると、2人は
「県内の廃棄物処理業者でも一筋縄ではいかない人であることから、どうしても強い指導ができなかった」
「今から思えば弱腰の指導をすることなく、適正な措置を行っていればよかったと反省もしている」と供述していた。
業者がこわくて、なすべき仕事を怠ったのだ。
産廃の総量はその後、汚染土壌を含めて約90万8000トンに達した。
国との公害調停成立に基づき、県は2003年4月、産廃を無害化する施設のある直島への搬出を開始。
摘発から搬出完了まで27年、長い歳月を費やした。
法律の不備に行政の不作為が重なり、学者知事の性善説に基づく理想論も結果的に悪用され、最大規模の不法投棄を許したといえる。
廃棄物処理法は、その後、改正が重ねられ、規制や罰則が強化された。
有価物かどうかも客観的に判断されるようになった。
当時を知る人も少なくなり、いま、豊島や直島には食とアートの島として多くの観光客が訪れる。
だが、汚染地下水の浄化は早くても22年度までかかるという。
深い傷を残した事件を重い教訓としたい。
https://mainichi.jp/articles/20170418/org/00m/070/003000c
(2021年12月8日 修正1 ;追記)
2021年12月7日17時28分にNHK香川からは、地下水浄化は7月に完了した、来年1月からの遮水壁撤去に向け前段階の工事が始まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大量の産業廃棄物が不法に投棄された豊島で、汚染された地下水が海に流出しないようにするための「遮水壁」の撤去に向けた工事が、7日から始まりました。
県は、関連する特別措置法の期限までに、一連の処理事業を終えるため、作業を急ぎたい考えです。
土庄町の豊島では、おととしの廃棄物の搬出完了後も、県が汚染された地下水の浄化を含む一連の処理事業を続けていて、ことし7月には、県側は、地下水の浄化については「完了した」という認識を示しています。
こうした中で、地下水が海に流出しないように設置された、全長340メートルの「遮水壁」と呼ばれる鋼鉄製の壁の撤去に向けた工事が、予定を前倒しして7日から始まりました。
7日は、廃棄物の搬出のために遮水壁に設けられた道路のアスファルトを剥がす作業が行われ、ダンプカーで次々と運び出していました。
県は、来年1月からは、遮水壁を形成する「鋼矢板」を引き抜く作業に移ることにしていて、順調に進めば、3月末には撤去を終えられるということで、国からの補助が受けられる特別措置法の期限となる、来年度末までに処理事業を終えるために、作業を急ぎたい考えです。
県廃棄物対策課の富田室長は、「廃棄物の撤去や地下水の浄化と続いて、事業は終盤を迎えている。国からの支援をいただける来年度末までに、一連の処理事業を終えたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20211207/8030011698.html
2021年6月23日17時5分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24時間営業している熊本市のスポーツジムで、22日夜、トレーニングをしていた18歳の男性が重さ100キロのバーベルに首を挟まれ、一時、意識不明の重体となりました。
男性は安全器具をつけておらず、店に従業員もいませんでしたが、異変に気づいた別の客の通報で病院に運ばれ、一命をとりとめました。
22日午後10時半すぎ、熊本市東区の「Eフィットネス長嶺南店」で、ベンチプレスでトレーニングをしていた18歳の会社員の男性が、あおむけの状態でバーベルに首を挟まれているのを、店内でいた別の客が見つけ、消防に通報しました。
警察によりますと、男性は意識不明の重体で熊本市の病院に運ばれましたが、その後、意識を回復し、命に別状はないということです。
警察が店内のカメラを確認したところ、男性はこの日、ひとりでジムを訪れ、おもりを少しずつ重くしながらトレーニングしていました。
バーも含めたおもりを100キロにしたあとは一度もあげられず、バーが男性の体に落ちて首を挟まれてから、別の客が異変に気づいてバーを取り除くまでに5分間程度あったということです。
ベンチプレスを行う際には、上げられなかった時にバーが直接、体に落ちないように、両脇に「セーフティーバー」を置くことがルールになっていますが、男性は設置していなかったということです。
警察によりますと、店は24時間営業ですが、夜8時から午前11時までは従業員はいないということです。
警察は、事故の詳しいいきさつを調べています。
ジムを運営する東京の「F Japan社」は、「ベンチプレスを使用する際には、セーフティーバーを置くように周知しているほか、緊急の際にはボタンを押せばセキュリティ会社に通報できるようにするなどの対策をとっている。安全管理には問題はなかったと考えているが、今回の事故を受け止め、セーフティーバーを使用してもらうよう周知を徹底していきたい」とコメントしています。
国内のフィットネスジムの7割弱が加盟しているという、日本フィットネス産業協会の松村事務局長は、「ベンチプレスでのトレーニングの際には、重いものが体に落下する可能性があるという危機意識を施設の提供者側はもちろん、取り組む側も持つことが重要だ。日常的にトレーニングに取り組んでいる方も自分を過信せず、常に事故の危険性を想定してトレーニングしてほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20210623/5000012613.html
(ブログ者コメント)
画像1枚目は、おそらくは現場検証中の映像。
2枚目は、別のジムで安全バーの説明を受けている時の映像。
(2021年7月14日 修正1 ;追記)
2021年7月13日6時15分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)からは、防犯カメラの映像を翌日確認し、安全装置を使っていない客には注意を促すようにしていたなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
6月下旬に熊本市のフィットネスジムで、男性がベンチプレスのバーベルに首を挟まれて一時意識不明となる事故が起きた。
ジムは24時間営業で、従業員がいない時間帯に事故が発生。
事故防止のための安全装置を使うかどうかは、事実上、利用者に任せられていた。
専門家は、「安全装置の利用を義務化すべきだ」と指摘している。
熊本東署によると、事故は午後10時半ごろに発生した。
男性は1人で来店し、ベンチプレスを利用。
バーベルの重りを徐々に増やして100キロの時に支えきれなくなり、落としたとみている。
発生約5分後に他の利用客が気付いて119番通報。
男性は、体の両側にあり、バーベルの落下を防ぐ安全装置を利用していなかった。
ジムの運営会社(東京)によると、ジムは午後8時から翌午前11時まで従業員は不在。
その間も、会員契約をしている利用客は自由に出入りできる。
全国の系列店も同様の運営をしているという。
運営会社は、ジム内の防犯カメラの記録を翌日に確認し、利用客が安全装置を使っていないなど、器具の不適切な使用があった場合は注意を促しているという。
国内のフィットネスクラブの約7割が加盟する日本フィットネス産業協会の松村事務局長によると、24時間営業のフィットネスジムでは広く普及している運営方法という。
「利用者が安全対策をしっかりやれば事故はほとんど起こり得ないと考えるが、ジム側もこれを機会に安全対策を徹底してほしい」と話す。
一方、県立総合体育館の岩田トレーナーは、「ジムの従業員がいないのは、安全面で十分とは言えない。利用者にとっては、利便性を取るか安全を取るかの選択になってしまう」と指摘する。
筋力トレーニングを研究する近畿大の谷本道哉准教授は、利用者が安全に対して問題意識を持つことが大事とした上で、「事故は未然に防ぐのが基本。安全装置の利用を防犯カメラを見返すやり方でチェックしても、今回のように、対策にはなっていない」と指摘。
「業界団体が、安全装置をしない利用者のジム利用をできないようにするなど、厳しく自主規制すべきだ」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3e6bc26df0405cbc2213b67bc1457bb69dc9d27
2021年6月22日20時37分にYAHOOニュース(岐阜新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後4時50分ごろ、岐阜市本荘中ノ町、金属加工会社「S金属商事」で爆発事故が起き、作業中の男性社員(71)が顔にやけどを負って救急搬送された。
命に別条はないという。
岐阜南署によると、男性がプレス機を使い、可燃性のガスが入ったボンベを圧縮していたところ、爆発したという。
この爆発で鉄筋スレート葺きの作業場の北側と西側の壁面が損壊したほか、作業場の西側にある会社事務所の窓ガラスが破損。
作業場の北側に駐車していた社用車と従業員の車計4台の車体や窓ガラスが破損する被害があった。
近隣住民が「爆発音が聞こえた」と110番した。
署は、爆発した原因などを調べている。
現場は岐南工業高校から東へ約350メートルの、工場や住宅が立ち並ぶ一角。
近くの会社に勤務する男性は、「バーンと大きな音がし、地響きのような衝撃があった。外に出てみると白く煙が立っていた」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a44eab6e0205fc132c26cd377894d7802a2641f1
6月22日19時27分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、金属切断時の火花がガスに引火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時前、岐阜市本荘中ノ町の金属加工工場で「爆発が起きた。ケガ人がいる」と消防に通報がありました。
消防によりますと、爆発で70代の男性従業員1人がヤケドを負い、病院に搬送されましたが、中等症と診断されていて、命に別条はないということです。
工場内で金属を切断する際に出た火花がガスに引火し、爆発したとみられるということです。
この爆発で火災が起きましたが、火はほぼ消し止められたということで、警察と消防が爆発した状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a9947892a0a6934b2af4d9b7371393771546202
2021年6月22日11時37分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時15分頃、横浜市青葉区鴨志田町のビルの建設現場で、クレーンでつり上げていた金属製ダクト5本(計約400キロ)が高さ約30メートルの屋上付近から落下、地上で作業していた東京都葛飾区奥戸、会社員吉野さん(男性、53歳)にぶつかり、吉野さんは搬送先の病院で死亡した。
青葉署が詳しい状況を調べている。
発表によると、資材運搬用のパレットを屋上のクレーンでつり上げていたところ、フックに掛けていた布製ベルトが緩み、ダクトがパレットごと落下したとみられる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210622-OYT1T50145/
6月21日23時40分に神奈川新聞からは、死亡した男性は別の資材を吊り上げるための作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時15分ごろ、横浜市青葉区鴨志田町のビル建設現場で、クレーン車でつり上げ中の建設資材が落下し、近くで作業していた東京都葛飾区、会社員の男性(53)にぶつかった。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
神奈川県警青葉署が死因や落下原因を調べている。
署によると、ビル6階に設置されたクレーン車が、パレットに積まれた金属製の長さ1~3メートルほどの建設資材「バスダクト」5本(総重量約400キロ)を地上からつり上げていたところ、何らかの原因で資材とパレットが地上に落下した。
男性は、別の資材をつり上げるための作業をしていたという。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-547039.html
6月22日6時34分にNHK神奈川からは、屋上に設置されたクレーンで吊り上げていた、資材は30m高さから落下したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時ごろ、横浜市青葉区鴨志田町の6階建てのビルの建設工事現場で、屋上に設置されたクレーンでつり上げていた金属製の建築資材などが、高さおよそ30メートルから地上に落下しました。
建設資材は、地上で作業をしていた東京・葛飾区の会社員、吉野さん(男性、53歳)にあたり、吉野さんは病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
落下した建設資材などは、荷台も含めて重さがおよそ400キロで、クレーンを使って地上から屋上へ引き上げる作業をしていた際に、何らかの理由でクレーンのフックから外れたということです。
警察は、工事現場の関係者から話を聞くなどして、建設資材が落下した原因などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20210622/1050014170.html
2021年6月21日17時54分にYAHOOニュース(テレビ新広島)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日、午後1時10分ごろ、福山市箕沖町にある化学薬品メーカー「M社」の福山工場で、「臭素が漏れ出した」と工場の関係者から通報がありました。
消防によりますと、猛毒の化学薬品である「臭素」が、トラックから工場内のタンクに移動させる際に漏れ、作業をしていた50代と40代の男性2人がのどの痛みなどを訴え、病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
2人は、この工場にほぼ毎日、臭素を搬入していた外部業者の作業員で、当時「M社」の従業員1人を含め、3人で作業をしていました。
漏れ出した臭素の量は不明ですが、工場周辺などへの影響はないということです。
警察や消防は、作業中に何らかの原因で臭素が漏れ出したとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2eeae1d1ec032f56da94744e90cf0b57439ed84
6月21日18時23分にHOME広島からは、配管をつなごうと部品を緩めた時に少量の臭素が漏れたという下記趣旨の記事が、工場全景の空撮写真付きでネット配信されていた。
福山市の工場で毒劇物の臭素が漏れ、吸い込んだ男性2人が病院に運ばれました。
午後1時すぎ、福山市箕沖町の工場で「毒劇物が漏れて気分不良者がいる」と、工場の関係者から通報がありました。
消防によりますと、漏れた毒劇物は「臭素」で、工場に出入りしていた40代と50代の男性2人が、のどの痛みなどを訴え病院に運ばれました。
命に別状はないということです。
2人は「臭素」を運んでいて、配管をつなごうと部品をゆるめたときに、少量の臭素が漏れたということです。
付近への影響はないということです。
https://news.livedoor.com/article/detail/20404296/
(ブログ者コメント)
毒性が非常に強い臭素ガス(許容濃度0.1ppm)。
それを取り扱うのに、空気呼吸器などを装着していなかったのだろうか?
2021年6月21日19時55分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重さ100キロを超える荷物用のエレベーターが3階から落下しましたが、作業中の男性は命に別条はありませんでした。
騒然とする事故現場。
119番通報 「荷物エレベーターが落下し、作業員1人が挟まれている」
事故があったのは21日午前、台東区にある5階建てビル。
警視庁によりますと、40代の男性作業員が1階部分で、古くなった荷物用エレベーターの取りかえ作業を行っていたといいます。
120センチほどの脚立の上で作業していたという男性。
すると3階部分から、重さ100キロを超えるエレベーターが落下してきたといいます。
しかし、右足などにケガをしただけで済んだという男性。
どのようにして、一命をとりとめたのでしょうか。
男性は、箱が落ちてくる前に脚立脇の隙間に落下したため、エレベーターの下敷きにならずに済んだといいます。
現場では、なぜ事故が起きたのか。
通常、取りかえは、エレベーターが落ちてこないように固定した上で、作業を行うといいます。
しかし、男性は作業の手順を間違え、固定する前にエレベーターのワイヤを切ってしまったため、エレベーターが落下したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4aac7d5c269c7bbbec75d0c0565c31830edd0cd
2021年6月21日19時7分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前9時すぎ、東京・青梅市末広町の、ネジなどを製造しているM製作所で「薬品がこぼれて、けが人が出ている」と消防に通報がありました。
東京消防庁や警視庁によりますと、複数の従業員が気分不良などを訴え、男女8人が救急車で病院に運ばれて手当てを受けました。
いずれも意識はあるということですが、薬品に触れて腕にやけどをしている人もいるということです。
工場の関係者によりますと、こぼれたのは硝酸系の薬品とみられ、バケツに保管してあったものが誤って流れ出したということです。
警視庁などが、現場にいた人から話を聞いて。当時の詳しい状況を調べています。
事故が起きた工場の72歳の営業部長は、
「作業場で液体がこぼれため、従業員が掃除をしていたが、その後、気分が悪くなる人が出て、救急車を呼んだ。
液体が手についた人もいたが、けがの程度は軽いと聞いている。
こぼれたのは硝酸とみられ、ふだんは使っていないが、ネジの洗浄に試験的に使うために置いてあった」
と話していました。
現場の隣で会社を経営する58歳の男性は、
「警察と消防が集まっていたので、火事ではないかと驚いて工場の従業員に聞くと『薬品がこぼれてしまい、何人かけがをした』と話していた。
一時、避難することも考えたが、自分の会社は通常通り営業している。
最初は心配で、近くの人も様子を見に来ていたが、特に大きな騒ぎになることもなく、落ち着いている」
と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210621/1000066044.html
6月21日22時55分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、ポリタンク下の床が濡れていたのでポリタンクを移動し、素手のまま雑巾で拭いていた、硝酸は使わなくなった後も長期間放置していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁によりますと、21日朝、出勤した従業員が、ポリタンクが置かれた場所に液体がこぼれているのを見つけたということです。
そして、素手でぞうきんを使って、ぬれている床を拭いたといいます。
実は、この液体が硝酸だったのです。
この事故で、床を拭いた男女7人と、ポリタンクを移動させた男性1人の、あわせて8人が、手の痛みや体調不良を訴え、病院に搬送されましたが、いずれも軽症だといいます。
そもそも、この硝酸、どんな液体なのでしょうか。
危険物に詳しい、公益財団法人の総合安全工学研究所によりますと、硝酸は強い酸性のため、扱う際には手袋やゴーグルなどが必要で、素手で触るとやけどをするということです。
今回、なぜ従業員が素手で作業をしたのかはわかっていませんが、硝酸は、過去に金属の洗浄に使用するために保管していたもので、現在は使用しておらず、長期間放置されていたとみられているといいます。
また、ポリタンクはプラスチック製で、腐食していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3282661c0fbe27eed3ef46ca1dc7ddc97f0bcd0a
6月21日11時35分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、腐食したポリタンクの底から漏れていた、試験的に使った硝酸を10年ほど保管していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前9時半前、青梅市にあるねじ工場で、腐食したポリタンクの底から化学薬品の硝酸が漏れ出しました。
「朝来たら臭いがすごいと。掃除をしていた人が気分悪くなった」(従業員)
警視庁などによりますと、工場の床が濡れていることに従業員が気づき、ポリタンクを動かして拭き取ろうとしたところ、薬品に触れてしまったということです。
この薬品は、ねじを洗浄するために試験的に使われたもので、工場で10年ほど保管されていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6462b228e8e7467d2fdb1ee34505f115e56d8871
6月21日11時48分に朝日新聞からは、容器を移動させた際、穴が開いていたので漏れ出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青梅署によると、工場内で従業員が硝酸の入った容器を移動させた際、容器に穴が開いていたために漏れ出したとみられるという。
https://www.asahi.com/articles/ASP6P3TL3P6PUTIL00R.html
6月21日12時1分に毎日新聞からは、運んでいたバケツの底が抜けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
薬品は硝酸とみられ、バケツに入れて運んでいたところ、底が抜けたという。
https://mainichi.jp/articles/20210621/k00/00m/040/060000c
6月21日12時11分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、バケツを持ち上げた際に中身がこぼれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、工場では清掃作業中で、化学薬品の硝酸が入ったバケツを持ちあげた際に、何らかの原因で中身がこぼれたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dbe8839bbddc1c793e6fefdbdab7a00cfb8442c
(ブログ者コメント)
普段は扱っていない硝酸ゆえ、まさか漏れているのが硝酸だとは思わなかったのかもしれない。
容器にも表示なし?
だとしても、刺激臭はあっただろうに・・・。
2021年6月20日8時26分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県茅野市内の製造会社から銅を含む廃液約4千リットルが流出していたことが分かった。
市と県は流出を把握していたが、公表はしていなかった。
地元漁協が魚類への影響を指摘している。
流出が分かったのは7日朝。
同市米沢のプリント基板製造会社が廃水処理装置から処理途中の廃液が漏れ出ているのを見つけて回収し、約10時間後の同日夕に市に報告した。
同社によると漏出量は最大4千リットルで、一部が敷地外に流出したとみている。
市の報告で立ち入り検査をした県諏訪地域振興局によると、廃液は「銅を中心とした凝集剤」。
詳しい分析結果はまだ出ていない。
報告を受ける前の7日午前、同局に茅野市の上川でアマゴ10匹が死んでいるという連絡があり、県市の職員が現場で確認していた。
現場は流出現場の2キロ下流だが、因果関係は分かっていない。
同課は「アマゴは固まって死んでいた。病死ではなさそうだ」と話す。
諏訪東部漁協の矢島組合長によると、死んでいた魚はアマゴ、アユ、カジカ。
「7日から3日間、釣り人から『死んだ魚が流れてくる』という、かなりの問い合わせがあった。死んだ魚の量は見当がつかない」と明かす。
「ヒレや頭が溶けた魚もいた。酸の影響ではないか」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASP6N2QN1P6LUOOB00F.html
6月18日19時39分にYAHOOニュース(信越放送)からは、有害物質分離装置が故障していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茅野市の会社の工場で、処理途中の排水が用水路に流出していたことがわかりました。
近くの河川からは魚の死骸も見つかっていて、会社が工場排水との因果関係を調べています。
茅野市米沢のプリント基板メーカー「R社」によりますと、6日の午後から7日の朝にかけて工場排水が用水路に流出しました。
原因は、工場排水を水と有害物質に分離する装置の故障で、これまでに4トン程が流出したということです。
工場からの流出は8日には止まりましたが、付近の農業用水路にも流れたということです。
近くでは魚の死骸も見つかっていて、R社では流出した排水の成分を分析し、魚の死骸との因果関係を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/14d065fd1189cc26088ad04414ff89604c886f84
2021年6月20日18時4分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木県小山市で20日午前、高所作業車に乗って枝の伐採をしていた男性が、全身に大やけどをして死亡しました。
作業中に誤って高圧電線と接触したとみられています。
小山市横倉新田で午前9時40分ごろ、「工場内で柱の上が燃えている。人が燃えている」と110番通報がありました。
現場に消防が駆けつけたところ、市内の造園業・信末さん(男性、68歳)が高所作業車の上にある作業床で倒れているのが見つかりました。
信末さんは、通報からおよそ4時間後、全身に大やけどをしている状態で救出されましたが、運ばれた先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、信末さんは事故当時、1人で高所作業車を使って木の枝などの伐採作業を行っていたということで、ほかにけが人はいませんでした。
作業車は高圧電線のすぐ近くにあり、信末さんが見つかった作業床に焼け焦げた痕もあることから、警察は伐採作業中に操作を誤って電線に接触したとみて、当時の状況などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e28275e4e42dc463a4ec051e6c9eba13cfd07ce
2021年6月20日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
20日午前5時46分ごろ、秋田市外旭川字潟堰下の草生津川に油が浮いているのを釣り人が見つけ、119番通報した。
一帯ではガスの臭いもしたことから、秋田臨港署が付近の県道を一時通行止めにした。
けが人はいない。
署によると、油が漏れ出したのは草生津川や周辺の用水路。
現場付近では石油・天然ガス開発を手掛ける東京のエネルギー会社が原油や天然ガスを採掘している。
同社によると、採掘した原油と天然ガスをプラントに送る地中の配管から、原油と天然ガスが漏れ出した可能性が高いという。
漏出した原油は用水路を通って草生津川に流れ込んだとみられる。
漏出の原因は調査中。
署や同社によると、原油と天然ガスの漏出は配管のバルブを閉め、配管内の圧力を下げることなどで収まった。
原油は、草生津川にオイルフェンスを設置したほか、吸着マットを使って回収作業に当たった。
署は、現場付近の県道秋田北インター線の一部区間約1キロを午前7時25分ごろから約35分間、通行止めにしたほか、安全が確認されるまで窓を閉めて外に出ないよう付近住民に呼び掛けた。
https://www.sakigake.jp/news/article/20210620AK0011/
秋田市外旭川の油田近くから20日、原油と天然ガスが漏れ出した事故で、監督する経済産業省の担当者が調査のため、現場を訪れました。
原油などを採掘している会社では、今後、周辺も調査した上で、配管を交換するなど、対策を取る方針です。
秋田市外旭川地区では、前の国際石油開発帝石=インペックス秋田鉱場が原油や天然ガスを採掘しています。
21日は、事故があった現場を、エネルギー関連の安全を管理する経済産業省の関東東北産業保安監督部の「鉱務監督官」2人が訪れ、原油と天然ガスが漏れ出す原因となった配管などを確認しました。
警察と消防などによりますと、きのう、近くの草生津川で油が確認され、ガスの臭いもしたため、警察や消防が一帯を通行止めにした上、周辺の住民に火の使用を控えるよう呼びかける事態となりました。
漏出はおよそ2時間で止まり、人への被害は確認されていません。
地中の配管の穴が漏れ出した原因とみられ、管理するインペックスでは対象となる施設の稼働をストップしていて、今後、周辺も調査した上で、配管を交換するなど対策を取る方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a90b0d5e908547cf23d03853e82545d86324bb4
6月24日8時7分に秋田魁新報からは、配管の底に直径1cmの穴が開いていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
経産省関東東北産業保安監督部東北支部によると、21、22日に同支部の職員2人が現地を調査。
その結果、農道などの地下約70センチを通る鋼鉄製の配管の底に直径約1センチの穴が開いているのが見つかった。
腐食による穴とみられ、そこから漏れ出した原油と天然ガスが農道脇の用水路を通って草生津川に流れ込んだとみられる。
https://www.sakigake.jp/news/article/20210624AK0010/
2021年6月19日13時54分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととしの台風19号による土砂崩れなどで8人が死亡した相模原市で、危険な場所の察知に役立てようと、斜面の監視をする実証実験が始まりました。
相模原市緑区。
周辺は、大規模な土砂崩れや河川の氾濫など、おととし10月の台風19号が大きな被害をもたらした地域です。
相模原市によりますと、災害を防ぐための対策工事が必要な斜面は市内におよそ200カ所あり、1カ所につき数千万円から数億円かかる費用面が課題となっています。
こうした中、市と都内の企業、それに兵庫県の大学が産学官の連携協定を結び、斜面を監視する新たな取り組みを始めました。
(相模原市路政課 大貫課長)
「危険箇所については現地に行かなくても状況を確認できることと 人の目で分からない状況でもセンサーでごくわずかな変化が見えるのが利点」
この取り組みでは、斜面に設置した監視センサーが地滑りなどの動きを感知し、市役所のパソコンなどにデータを送ります。
縦と横の動きはグラフ化されて、離れた場所で知ることができます。
システムを開発したのは都内の不動産管理会社で、あることがきっかけでした。
(ザイマックス 杉本常務執行役員)
「看板の落下事故をきっかけに、常時監視できる仕組みにできないかと考えた」
看板の監視システムは利用料が月額1台1500円程度で 斜面監視システムについても少ない費用に抑えることが期待されています。
また、学術的な立場から連携協定に参加した兵庫県立大学の加藤直樹学部長は、斜面監視システムが減災につながることを期待しています。
(兵庫県立大学 社会情報科学部加藤学部長)
「崖崩れが起こってからでは遅い。危ないと思われるようなところは、あらかじめ絞り込む。 開発した方法論は山が多い日本にとって、非常に重要な技術が作られると期待している」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7df6aa016a6e355fb3fae65bf4a754f490c1e142
(ブログ者コメント)
ネットで調べてみると、斜面監視システムはさまざまな企業が手がけていた。
その1例として紹介する。
2021年6月19日9時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が動画や県別棒グラフ付きでネット配信されていた。
踏切が設けられていない線路を住民が通り道として使う。
こうした「勝手踏切」と呼ばれる場所が、全国の約1万7000カ所に存在する。
踏切がない場所を渡るのは違法だが、なかなかなくならないのが現状だ。
専門家は「鉄道会社は黙認している」とみる。
どういうことなのか。
背景を探った。
JR岡山駅(岡山市北区)の2駅隣にある大安寺(だいあんじ)駅(同)から西へ約120メートル。
JR吉備(きび)線の線路脇に「きけん」と赤字で書かれた看板がある。
続けて「線路に立ちいらないで下さい」と記されている。
看板の先には線路へ続く小道がある。
緩い上り坂になっているが、途中までアスファルトで舗装されており、お年寄りでも線路を渡れてしまいそうだ。
「散歩や買い物の際に渡ることがある。近くの踏切までは少し距離があるから」。
近所に住むアルバイトの男性(74)は、そう語った。
辺りは田畑や住宅が点在する郊外。
看板を過ぎて線路を渡れば、コンビニエンスストアやスーパーといった店もある。
ここから東西に直線距離で各100メートルほどの場所には正式な踏切があるものの、男性によると、物心ついた頃には近所の住民がこの場所を踏切として使っていたという。
「近くの踏切の音が聞こえるので、列車が近づいていれば分かる。高齢の人には危険かもしれないが……」
【愛媛が最多、東京と大阪にも存在】
踏切がない場所で線路を渡ることは、鉄道営業法で禁止されている。
運行に支障が生じた場合は、刑法の往来危険罪に問われる場合もある。
それでも、住民たちが日常的に横断する勝手踏切が各地に存在する。
正確な数は不明だが、国の調査がある。
国土交通省が2021年1月、全国の鉄道事業者に「明らかに線路内を横断した形跡があるもの、または横断を認識しているもの」について報告を求めた。
すると、モノレールのみが走る沖縄を除く46都道府県の約1万7000カ所に存在することが明らかになった。
都道府県別では愛媛県の1031カ所が最多で、次いで長野県の872カ所、新潟県の825カ所と続く。
岡山県は10番目に多い580カ所。
都市部でも東京都に34カ所、大阪府に103カ所ある。
国交省は16年にも同様に調査した。
その際は約1万9000カ所にあり、5年間で1割ほどしか減っていない。
その理由について、関西大の安部誠治教授(交通政策論)は、「勝手踏切は元々、村道や里道で、後から鉄道が道を寸断したケースも多い。鉄道事業者は表だって封鎖しにくく、黙認しているのが現実だ」と解説する。
柵などを設けることはできるが、簡単に迂回(うかい)できてしまうため現実的ではない。
一方、鉄道事故の多くが踏切で発生していることもあり、国は現在、踏切の新設を原則禁止しているため、正式な踏切にするのも難しい。
安部教授は、「列車本数が少ない地方では、勝手踏切での事故のリスクも低い。言わば『自己責任』で渡る住民に対し、鉄道会社は『大人の対応』を取っている」と語る。
国交省幹部も「地域住民が反発する」と、全面的な封鎖は難しいとの見方を示す。
【封鎖に住民不満「不便を強いている」】
実際、住民の反対の声は根強い。
京都府宇治市では16年7月、JR奈良線の六地蔵―黄檗(おうばく)駅間にあった勝手踏切5カ所が封鎖された。
奈良線の高速化・複線化事業に向けてJR西と沿線自治体が13年に結んだ基本協定に、安全対策の一つとして勝手踏切の封鎖が明記されたからだ。
5カ所には、古くからの里道が元になったり、墓参りに使われたりする道があったが、高齢男性がはねられて死亡する事故も起きていた。
市は15年度に住民説明会を開いたところ、線路の反対側にある病院や商業施設への往復などに必要だとして、住民が封鎖に反発。
正規の踏切に移行するよう求める要望書を市に提出した。
だがJR西は住民の要望に応じず、市は線路へつながる道をフェンスで塞ぐなどした。
住民は迂回路を通らざるを得なくなった。
地元住民らでつくる団体は、封鎖後も、踏切を設置するよう市に働き掛け続けている。
市が地下道の新設という代替策を提案したこともあったが、用地の問題などで計画は暗礁に乗り上げている。
住民団体代表の辻さん(男性、84歳)は、「高齢者の多い地区なのに、迂回路は通院や買い物に不便。市は複線化を要望した相手であるJRの都合に合わせ、住民に不便を強いている。住民の立場に立ち、安全で便利な通行手段を確保してほしい」と訴える。
【過去に人身事故も、専門家「リスク警告を」】
勝手踏切では全く事故が起きていないわけではなく、宇治市のように列車にはねられて命を落とすケースもある。
JR西は勝手踏切について「無謀な横断の可能性がある場所では、声掛けや注意喚起の看板を設けている」としている。
安部教授はこう提言する。
「カーブとなっていたり、草木で見通しが悪かったりする勝手踏切では事故のリスクが高まる。たとえば、過去に死傷事故があった勝手踏切では、道路管理者である自治体や鉄道事業者は『横断は危険』との強いメッセージの看板を設置するなど、リスクがあることを警告する必要がある」
https://mainichi.jp/articles/20210618/k00/00m/040/197000c
(ブログ者コメント)
ブログ者の住んでいる市原市でも、地方鉄道路線に勝手踏切が数多くある。
以下は、車が渡っているのをたまに見かける勝手踏切。
以下は、近道ルートにつき、ブログ者もたまに渡っている勝手踏切。
以下は、誰が渡るんだろう?的な勝手踏切。
2021年6月19日18時10分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前8時54分ごろ、周南市のJR徳山駅近くで、水道管の交換工事を行っていた現場の作業員から「歩道を掘削中にガス管を破損させた」と消防に通報がありました。
消防によりますと、ガスは、当初、一酸化炭素だとみられていましたが、その後、出光興産の徳山事業所からコンビナートにエチレンを送る管が破損し、漏れ出したことがわかったということです。
けが人や体調不良を訴えた人はありませんでした。
消防によりますと、エチレンの送出は現在止められていて、ガス漏れはほぼ収まったということです。
現場の目の前の家に住んでいるという70代の女性は、「工事を始めると聞いてから、すぐに大きな音がしたので驚いた。怖かったです」と話していました。
この影響で、近くを走るJR山陽新幹線が、広島駅と福岡県の小倉駅の間で、午前10時前から3時間近く運転を見合わせ、およそ1万人に影響が出ました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210619/4060010025.html
6月19日18時40分にYAHOOニュース(山口放送)からは、漏れ出したガスは可燃性ではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日朝、周南市で道路工事中にガス管を傷つけ、ガスを噴出させる事故があった。
この影響で山陽新幹線やJR山陽線が一時運転見合わせとなった。
ガス漏れ事故があったのは周南市入船町の県道。
周南市消防本部によると、19日朝9時ごろに「道路工事中に誤ってガス管を損傷させ、ガスが噴き出ている」と119番通報があったという。
ガスは可燃性のものではなく、流出に伴う被害もないという。
(近くに住む人は)「臭いは別にしなかった。」
この工事は周南市の上下水道局が発注したものだったという。
事故の影響で、山陽新幹線やJR山陽線が3時間あまりにわたって運転見合わせとなった。
JR西日本では運転休止や遅延などで、山陽新幹線でおよそ1万人、山陽線でおよそ600人に影響が出たとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/965cab389a1aca021bd16ee101011d7fb87623c9
(ブログ者コメント)
〇漏れたのがエチレンガスだったとすれば、可燃性で、独特の臭いがある。
この点、両メディアで報道内容が異なるが、ここはNHKを信じてタイトルをつけた。
〇NHK映像の5枚目は、地面からガスが噴出している様子。
そう大量には漏れなかったため、周辺住民は臭いを感じなかったのかもしれない。
風向きもあることだし・・・。
〇グーグルアースで調べたところ、現場のすぐ裏、運河?を隔てた向こうにはコンビナート企業がある。
そのような場所での埋設管工事。
導管と水道管の見分けが、なぜつかなかったのだろうか?
2021年6月18日20時33分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時半ごろ、東広島市にある水道管やガス管をつくる工場で、会社員の中尾さん(男性、34歳)がクレーンを操作し金属製の型枠を移動させていたところ、重さおよそ800キロの型枠がワイヤーから外れ、落下しました。
中尾さんは型枠の下敷きになり、病院に搬送されましたが、胸などを強く打ち、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、中尾さんはひとりでクレーンを操作し、ガス管を製造するために型枠を移動させていたということで、型枠はおよそ1.7メートルの高さから落下したとみられるということです。
警察は、何らかの原因で型枠がワイヤーから外れて起きた労災事故と見て、詳しい原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20210618/4000012763.html
(2022年2月18日 修正1 ;追記)
2022年2月16日14時30分にNHK広島からは、危険場所への立ち入りを制限しなかったとして製造部長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
呉労働基準監督署などが事故の原因などを調べた結果、落下の可能性がある場所への立ち入りを制限せずに作業させ、危険を防ぐ措置をとる義務を怠ったとして、この会社と製造部長を労働安全衛生法違反の疑いで広島地方検察庁に書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20220216/4000016376.html
2021年6月16日21時43分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月7日、JR北海道の保線作業用の機械が走行中にブレーキがきかない状態となり、約8キロに渡り走り続けた原因は、ブレーキ装置が機能しないことを確認していなかったためだとわかりました。
これは6月7日午後11時50分ごろ、JR北海道・函館線の仁山‐大沼間で、線路の砕石を補充する作業をしていた砕石散布用の保線作業用機械、「ミニホキ」のブレーキが機能しなくなり、約8キロ先の七飯で自然停止するまで走り続けたものです。
当時、軌道モーターカーと「ミニホキ」2両を連結した計3両で、ブレーキをかける操作をしていたものの、下りの急こう配もあり、ブレーキが機能しませんでした。
停止するまでの間、最高速度は時速80キロに達したとみられ、通過した3か所の踏切のうち、2か所は警備員が配置されておらず、安全の確保ができていない状態でした。
JR北海道は原因について、「ミニホキ」のブレーキを作動させるシリンダー装置が、正常に動作する範囲内に調整されていなかったため、車輪を止める「制輪子」を十分に押し付けることができなかったと発表しました。
さらに、この装置には正常に動作するように調整する目盛りがついていますが、日常的に行う「仕業点検」の項目に含まれておらず、確認していませんでした。
最後にブレーキ装置の点検をしたのは4月20日の年次点検で、その時には異常はなかったということです。
JR北海道は、当面の間、軌道モーターカー135台とミニホキ57両を使用する作業を一時禁止し、作業を再開する場合は、走行前にブレーキの動作確認や装置の目盛りの確認をルール化し、再発防止に努めるとしています。
島田社長は16日の会見で、「重大な事故につながりかねない大変危険な事象を発生させてしまった。極めて深刻かつ重大に受け止めている。多くの皆様に大変な心配をかけていることを改めて深くお詫びするとともに、ただちに緊急対策を取り、原因究明に全力をあげ、必要な再発防止策を講じていく」としました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b1077305a02ce9a594a73ecd05246b9a0db9106
6月16日18時52分にNHK北海道からは、起動前の点検項目は、これまでベテランの経験に頼っていたところがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因について、JR北海道の島田修社長は16日の記者会見で、ブレーキを調整する「シリンダー」が伸びきった状態だったためブレーキが利かない状態になっていたと明らかにしました。
さらに、車両を動かす前の点検でもシリンダーの状態を示す目盛りを確認することをルールとして義務づけておらず、整備の不良を見逃したということです。
島田社長は、「これまではルールになくても、ベテランの社員がこれまでの経験にもとづいて自らの判断で必要なものを事前に確認するということに結果的に頼っていたのではないか」と述べたうえで、今後、車両を動かす前には必ずシリンダーの確認を行うなど、再発防止策を講じる考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210616/7000035475.html
6月16日20時30分に朝日新聞からは、社員構成が変わり、これまでベテランに頼っていたものが通用しなくなったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発表によると、ブレーキはテコの原理で制動力を車輪に伝える仕組み。
7日のトラブル後に、軌道車が押していた作業車側の伝動装置に不具合が見つかった。
作業車にある四つのブレーキに制動力が伝わらなかったとみられる。
年1回の定期検査を4月20日に実施したが、装置は調整が必要な状態ではなかったという。
使用前の点検時に、装置を確認するルールがなかった。
島田社長は「これまでベテランの経験や勘でしのげたものが、社員構成が変わり、通用しない時代になった。点検項目をルール化することで、恒久的な対策につなげたい」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASP6J6JM2P6JIIPE00M.html
2021年6月16日20時25分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事が動画や解説写真付きでネット配信されていた。
6月15日午後、上川町の「層雲峡オートキャンプ場」で木に雷が落ち、近くで建築作業をしていた61歳の男性が重体となりました。
男性は回復しています。
北海道では、年間約3万3000回の落雷が観測されていて、特に6月から10月にかけて多くなっています。
もし子どもと遊んでいる時に、急な雷雨に見舞われたらどうすればいいのでしょうか。
市民からは、
「ニュースを見て、私だったらどうしようと思って調べた。
上の子と『こうしよう』と話した。
木の近くだと雷が来る。傘も差しちゃダメ」
「集団でいたらよくなさそうだから離れる」
「木は危ない。木に雷が落ちるので木からは離れたほうがいい」
などの対策が聞かれました。
人形を使った実験では、木に落ちた雷の電流が人形に飛び移りました。
木よりも人は水分が多く電気を通しやすいため、雷は人に飛び移りやすいのです。
木や電柱のそばには「保護範囲」と呼ばれる、比較的安全な空間があります。
木から4メートル以上離れ、木の頂点から45度の角度に入る空間です。
そして、「雷しゃがみ」も大切です。
両足のかかとを合わせ、できるだけ低い姿勢を保ちます。
「雷しゃがみ」は両方のかかとを合わせ、つま先で立つことで、地面と接する面を減らします。
万が一、近くに雷が落ちても、地面からの電流が片足から反対側の足へと流れ、上半身まで行かないようにします。
雷雨に見舞われた際は、建物や車に避難したり、「保護範囲」に移動するなどして注意してください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef254ce9677a5b1fc8b07df44af4229ad1b3c0d1
(ブログ者コメント)
「木よりも人間は水分が多いので電流が飛び移りやすい」とあるが、それはなぜか?
単に、空気が絶縁破壊される距離に人間がいたから・・・ということではないのか?
疑問に思い調べてみたが、調べた範囲では、明確に説明された情報は見つからなかった。
思うに、「木に落ちた雷は幹を伝って地面に流れるが、水分が少ないため、ある程度の抵抗を受けつつ流れる。そんな状態下、近くに水分タップリの人間がいると、空気の抵抗を含めても、そちらのほうが流れやすいので、人間のほうに飛び移ってしまう」・・ということかもしれない。
2021年6月16日14時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【危険な雷!クルマに乗っていたら安心?】
夏の時期に多い雷は、火事や停電の原因となる危険性の高い気象現象です。
実際、近くに避難できる場所がない場合、クルマのなかにいることは安全だといえるのでしょうか。
例年7月から8月にかけて雷が多く発生します。
気象庁によると、2005年から2017年の12年間で報告のあった落雷の数は1540件。
そのうち約30%は8月に起こっており、梅雨を中心とする、夏の時期の発生が多くなっています。
また、雷は地域によっても異なり、太平洋側で約65%、日本海側では約35%と、太平洋側で多く発生。
さらに細かく分類すると、4月から10月は太平洋側で多く、11月から3月は日本海側で多くなっています。
雷は、場所を選ばずに落ちるため、危険な気象現象といえます。
例えば、気象庁のホームページでも、海上などの開けた場所や山頂など高い場所ではとくに注意が必要で、雷注意報が発令された際には、すぐ避難するように求めています。
雷が鳴っている場合は、鉄筋コンクリートなどの頑丈な建物内に移動することが一番安全であると考えられていますが、クルマでドライブに出かけたり、自転車やバイクに乗っていたりすると、いつも近くに頑丈な建物があるとは限りません。
近くに建物がない場合は、車内にいても大丈夫か、迷う人も多いでしょう。
では、落雷の際にクルマのなかは安全なのでしょうか。
車内にいたら安全である可能性が高いのは事実です。
クルマのフレームは金属で造られていて、大きな箱のようになっています。
電流には一定方向にしか流れないという特性があるため、クルマに落雷しても、フレームの表面からタイヤを伝って地面に向かって流れるだけで、車内に通電する可能性は低いとされています。
しかし、ドアノブやシートベルトの金具など、車内の金属部分に触れていると、一概に安全とはいい切れないので注意が必要です。
とくに注意したいクルマは、ソフトトップのオープンカーです。
ソフトトップのオープンカーの場合、屋根部分が金属ではないため、電流がボディに伝わらず、乗員が直接感電してしまう可能性があります。
ソフトトップのオープンカーに乗っている際の注意点について、JAFの交通環境係所属の担当者は次のように説明しています。
「ソフトトップの場合、屋根はビニールなどで出来ています。
金属と比べて丈夫ではないので、乗員が雷を直接受けてしまう場合がありますので、注意が必要です。
そのため、ソフトトップに乗っている場合は、安全な場所に避難が必要になり、その際に注意したいのは、雷の音や光に驚きパニックを起こしてしまうことです。
それにより、ハンドルやアクセル操作を間違えてしまい事故につながる恐れがあります。
また、周囲のクルマや通行人も焦っている可能性があるので、車間距離を十分にとり、減速して落ち着いて避難するようにして下さい」
※ ※ ※
さらに、サンルーフが付いているクルマの場合は、そこから電流が車内へ通電する可能性も考えられます。
落雷の際は雨が降っていることもありますが、水は電気を通すため、窓についている水滴にも注意しなくてはいけません。
オープンカーやサンルーフ付きのクルマに限らず、落雷を受けそうな場合は、車外に出ず、金属部分や窓には触れないように心がけましょう。
少しでも危険を回避するために、窓やドアは閉め切り、車内の中心に身を寄せるようにしてください。
また、自転車やバイクの場合は、すぐに降りて離れることが重要です。
雷は高い場所に落ちるので、自転車やバイクに乗っているときは、人の頭に直接落雷する可能性が十分あります。
自転車やバイクから離れて、近くに建物があればなかに避難しましょう。
もし、避難できそうな場所がない場合は、両足を揃えてしゃがみ込む体勢が有効であるといわれています。
雷が収まって20分ほど待ってから、自転車やバイクに戻るようにしましょう。
【雷に打たれたらクルマはどうなる?】
雷に打たれても車内は安全だといえますが、クルマ自体はどうなってしまうのでしょうか。
クルマには電装品が多く、もし故障してしまったら立ち往生することになり、レッカーの手配やその後の修理など、大きな被害を受ける可能性があります。
バッテリーなどの心配要素は多くありますが、実は、雷に打たれてもクルマが故障することは基本的にありません。
ただし、落雷によってタイヤやボディが損傷する可能性もあるため、一概に無傷だとはいい難いでしょう。
また、運転中に落雷を受けると、驚いて気が動転しまう可能性があります。
運転中、近くで落雷があった場合は恐怖を感じるかもしれませんが、車内が安全であることを改めて理解し、落ち着いた行動をとることが大切です。
クルマへの落雷よりも、焦ってハンドルやペダル操作を誤ってしまうことが、大きな事故に繋がる原因となり得ます。
もし、落雷を受けた際には、一度、安全な場所で停車して、ETCなどの動作確認をおこなうのが良いでしょう。
その後も安心してクルマに乗れるように、心配な人は修理工場への持ち込み検討もおすすめします。
※ ※ ※
落雷の際、クルマは安全な場所のひとつです。
しかし、すべてのケースで100%安全とはいい切れません。
車内にいても金属部分や窓は触らないように注意し、落ち着いて運転を続けましょう。
万が一、落雷を受けた場合には、焦らずに安全な場所で一度停車したり、故障部分がないか、クルマの動作確認をおこなったりするのも、その後の安全に必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c4b84531a37324dae4752ba03e6bce5505757cb
(ブログ者コメント)
雷に撃たれても飛行機が落ちないのと同様、車の中にいれば、原則、安全だ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。