2019年7月31日17時34分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月19日、東京・多摩市の京王電鉄永山駅付近にある変電所で火災が発生し、京王線や京王・井の頭線、それに小田急・多摩線など複数の路線が一時、全線で運転を見合わせ、多くの通勤・通学客に影響が出た。
京王電鉄によると、火災のあとの社内調査の結果、変電所内にある電気が通る金属板の近くに工具が置き忘れられ、ショートしていたことがわかったという。
工具は長さ20cmほどの「モンキレンチ」という、変電所の設備を点検する際に使われるもので、金属板から工具に電気が流れ、ショートしたとみられるという。
変電所が最後に点検されたのはことし5月下旬で、作業員などに話を聞くなどして調査を進めたが、いつ置き忘れられたかは判明しなかったという。
京王電鉄は、ショートが火災につながった可能性もあるとみて、さらに詳しい原因を調べている。
京王電鉄は、「今後は工具の管理を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190731/1000033524.html
7月31日20時24分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京王電鉄は31日、変電所内の設備に金属製の工具が置き忘れられ、周辺にショートした痕跡があったと発表した。
同社は火災につながった可能性があるとみて、さらに詳しく調べる。
同社によると、火災後の調査で、電気を架線に供給する機械の一つに、長さ約20cmの点検用工具1本が放置されているのを発見。
工具に電気が流れ、ショートしたとみられる。
変電所が最後に点検されたのは今年5月下旬で、同社は作業員への聞き取りを進める。
火災が原因で京王各線は最大約11時間運転を見合わせ、約18万人に影響した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190731-OYT1T50200/
2019年7月31日4時30分に日本経済新聞電子版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
老朽化した住宅の繊維系断熱材にしばしば見られる黒い変色・・・。
この黒い変色の原因を、これまで多くの専門家や実務者はカビと考えてきた。
ところが、「黒い変色の正体は、大気中の汚染物質や土壌成分を含む浮遊粒子状物質(SPM)が主だった」とする調査結果が明らかになった。
調査はヒノキヤグループから委託された宮城学院女子大学の本間義規教授が実施し、報告書がこのほどまとまった。
調査対象は、ヒノキヤグループが解体工事を手掛けた関東地方の5棟と、東北地方の1棟の木造住宅、計6棟だ。
築年数は22 ~44年で、うち4棟は新省エネ基準の施行(1992年)前に完成した。
壁の断熱材は、5棟が厚さ50mmの袋入り、もしくはクラフト紙付き、1棟は厚さ90mmで袋入り。
通気層と気流止めは、6棟とも未施工だった。
【家の隙間から壁内に侵入】
断熱材に付着している黒い物質が主にSPMであることは、本間教授が含有元素分析やカビ培養分析、解体現場の目視、住民への聞き取り調査などを基に判断した。
最大の決め手は、含有元素分析で土壌と大気汚染に由来するアルミニウムなどの元素を多く検出したことだ。
調査した住宅は、厚さ105mmの壁内に厚さ50mmもしくは90mmの断熱材を充填しているため、壁内には空隙が生じていた。
さらに、気密性能がいずれも低く、透湿防水シートは施されていなかった。
3棟は、床下に防湿シートや砂を敷いていなかったので、土が露出していた。
こうした影響で、屋外の浮遊物質が躯体などの隙間から壁内に侵入しやすくなり、断熱材に付着したと考えられる。
一定の気密性能を備えた住宅には、当てはまりにくい結果だ。
黒く変色した断熱材と変色していない断熱材では、亜鉛の含有量に差があることが分かった。
大気中の亜鉛は、排気ガスやゴミ焼却灰などに多く含まれているという。
カビの培養分析では、対象住宅の断熱材の黒ずんだ部分を39サンプル採取。
22サンプルではカビは培養できなかった。
培養できた17サンプルから検出した黒っぽいカビは2種類だった。
本間教授は、「これらのカビが断熱材を広範囲に黒く変色させた原因とは考えにくい」とみている。
【木質パネル住宅ではカビ臭】
今回の調査対象は、壁内に空隙があったことで、壁内に外気が侵入しやすかった。
それが、カビや結露の発生リスクを抑えることにつながっていたとみられる。
この状態だと、繊維系断熱材の内部でも空気の出入りが生じ、断熱性能が著しく低下する恐れがある。
繊維系断熱材の黒い変色は、老朽化した住宅に多い。
ヒノキヤグループが2016年8月から17年9月に解体した、繊維系断熱材を使った住宅100棟では、全棟でこうした黒い変色が見つかっている。
いずれも、断熱・気密性能が現在の水準よりも低い住宅だ。
住民への聞き取り調査では、木質パネル工法の住宅で、結露やカビ臭の報告があった。
この点について本間教授は、報告書に「竣工年代や施工者から考えると施工レベルが改善しているはずの住宅で、微生物汚染の兆候が出ている」と記述している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47668880T20C19A7000000/?n_cid=NMAIL007
2019年7月31日20時53分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後5時半前、千曲市寂蒔の鋳物の鋳型を製造する会社の作業所から火が出ていると、近所の人から通報があった。
警察によると、火災当時、作業所内で従業員が鋳型の製造をしていたところ、突然火が出て、まわりに燃え移ったという。
この火事で、作業所内にいた68歳の従業員の男性が両腕に軽いやけどを負ったが、命に別状はないという。
消防によると、これまでに消防車10台ほどが出動し、消火活動にあたっているが、まだ鎮火には至っていない。
放水すると、熱された金属が化学反応を起こす可能性があることから、水を使わず砂を使っていて、火を消し止めるには時間がかかる見通しだという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190731/1010009666.html
7月31日21時15分にYAHOOニュース(長野放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月31日午後5時すぎ、長野県千曲市の金属加工の工場で火事があった。
火事があったのは、千曲市寂蒔の金属加工の工場。
消防によると、午後5時20分ごろ、従業員の女性から「爆発が起きた煙が出ている」などと通報があった。
当時、建物内で作業していた68歳の男性が両腕に軽いやけどを負ったという。
施設は鋳物の型をつくる工場で、一時、激しく黒い煙が立ちのぼり、辺りは騒然とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00000014-nbstv-l20
2019年7月30日19時51分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は30日、25日に瀬谷区で漏水した水道管を修理している際、70代の女性が道路上に流れ出た土砂に足を滑らせ、肩と足を骨折する重傷を負っていたと発表した。
市水道局によると、同区阿久和南1丁目に埋設されている水道管に穴が開いて漏水。
同局が車両のみを通行止めにして修理をしていた際、路肩に堆積した泥の上を歩いていた女性が転倒した。
同局は女性の家族に謝罪するとともに、通行止めの措置を講じる際は歩行者の安全に確実に配慮するよう、職員らに周知した。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-185526.html
2019年7月18日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9834/
(2019年8月6日 修正2 ;追記)
2019年7月30日4時50分にNHK NEWS WEBから、地下構造物位置確認時の注意喚起文書が国土地理院から出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、長崎市で掘削作業の機材がJRのトンネルの天井を突き抜け、列車に接触したトラブルで、トンネルの位置を誤って記された地図が使われていたため、国土地理院は、地下構造物の記載は実際とは異なるおそれがあるとして、建設業団体に対し、地図の利用に十分注意するよう文書で呼びかけていることが分かった。
今月11日、長崎市でボーリング調査をしていた掘削作業の機材が下にあるJR長崎本線のトンネルの天井を突き抜けて、特急列車に接触するトラブルがあった。
工事を発注した鉄道・運輸機構は、現場などの確認をせずに国土地理院の地図を利用して図面を作成したため、トンネルの位置がおよそ80mずれて記載されていたことに気付かなかったという。
今回のトラブルを受け国土地理院は、建設業団体に対し、地図を使う際に注意するよう文書で呼びかけていることが分かった。
国土地理院の地図は、航空写真などから正確な地形や標高が記載され、自治体などが公式の地図として採用しているが、地下構造物は、施設管理者から提供を受けた資料を基に作成しているため、地上と比べて精度が低く、実際の位置とは異なるおそれがあるという。
国土地理院は、こうした呼びかけは過去に例がないとし、「工事で地図を使用する場合は、安全かどうか施設管理者などに十分確認してもらいたい」としている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190730/k10012013271000.html
※国土地理院HPに掲載されている記事は下記参照。
令和元年7月11日にJR 九州長崎線において、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構が発注した渇水対策井戸の試掘ボーリング工事のボーリングロッドがトンネルを突き抜け、列車と接触する事象が発生しました。
同機構によれば、同機構が発注に用いた国土地理院の地図におけるトンネルの位置が、実際のトンネルの位置と異なっていたことが原因の一つとされています。
国土地理院の地図に記載している道路及び鉄道の地下構造物(トンネル内の経路等)については、一般的に、施設管理者から資料の提供を受け、地図に反映しています。
地下構造物は、航空写真に写らず容易に確認作業ができないため、地上の構造物と比較して精度が低下している可能性があります。
特に建設年次が古く、路線長が長く、直線でないものについて、より可能性が高いと考えています。
国土地理院の地図については、上記の点をご理解いただき注意して利用されるよう情報提供いたします。
https://www.gsi.go.jp/kanri/kanri51001.html
8月2日10時11分に西日本新聞からは、関門トンネルにも誤記載があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土地理院(茨城県つくば市)が作製した地図で「関門鉄道トンネル」(北九州市~山口県下関市)の位置が実際より南に約50mずれて記載されていたことが1日、分かった。
同院は2016年4月ごろ、不動産業者の指摘で把握。
地形図やデジタルデータの地図の修正を進め、1日には正しく記載した2万5000分の1の地形図「小倉」を発売した。
ミスによる工事への影響などの実害は「報告されていない」としている。
ミスがあった事実は公表していなかった。
同院によると、誤っていたのは1971年作製の2万5000分の1の地形図「小倉」と、72年作製の同「下関」。
両図を基にした他の縮尺の地形図やデジタルの「電子地形図」、インターネットで公開している地図も位置がずれていた。
記載は数年おきに更新していたが、関門鉄道トンネルの位置はそのままだった。
「ミスの起きた経緯は分からない」としている。
不動産業者の指摘は、「トンネルのない土地にトンネルがある」との内容で、同院はJR九州の図面と照合。
出入り口は正確だったが、地下部分がずれていた。
同院は16年10月、電子地形図やネットの地図を修正。
地形図「下関」も,18年8月の発売版で修正した。
長崎市のJR長崎線のトンネルで7月、ボーリング工事の掘削機が天井を貫通し、走行中の特急と接触した事故では、工事図面の基になった同院作製の地図でトンネル位置が誤っていたことが主因とされた。
ミス発覚が続いたが、同院は「他に誤りは見つかっておらず、全国の地図を一斉点検する予定はない」としている。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/532053/
8月2日13時20分にNHK NEWS WEBからは、国交省は地下構造物の地図を見直すという、同趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題を受けて、石井大臣は2日の閣議後の記者会見で、「地下の構造物については施設管理者から最新の図面を得て順次地図を修正していく。特に、建設された時期が古く、長くてカーブが多いトンネルを優先的に点検していく」と述べ、今後、全国の地下構造物について位置を点検したうえで、地図を修正していく考えを示した。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190802/k10012018881000.html
8月3日21時57分に毎日新聞からも、同趣旨などの記事がネット配信されていた。
再発防止のため機構は、図面作製時に複数の地図を照合する他、現場からの距離にかかわらず、地下構造物の位置を施設管理者に確認すると決めた。
事故を受けて地理院も、作製した地形図に記載した地下構造物情報の一斉点検を始めた。
石井国交相は2日の閣議後会見で、建設年次が古いものなどから優先して点検する考えを示している。
地理院では2016年、北九州市と山口県下関市を結ぶ「関門鉄道トンネル」の地下部分が南に約50mずれていると外部から指摘を受け、修正したケースがある。
https://mainichi.jp/articles/20190803/k00/00m/040/224000c
(2019年10月11日 修正3 ;追記)
2019年10月9日14時34分に長崎新聞からは、国土地理院は事故が起きたトンネルの位置を地図上で修正したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土地理院は8日、地図を修正したと明らかにした。
同院は誤記載の原因について「当時の記録がないので分からない」としている。
国土地理院はJR九州からデータの提供を受け、九州全域で在来線のトンネルの位置確認と地図の更新作業を進めている。
長崎トンネルの位置は9月26日に修正した。
https://this.kiji.is/554534858359080033?c=39546741839462401
(2021年11月26日 修正4 追記)
2021年11月25日19時48分に朝日新聞からは、発注者側と受注者側の社員が書類送検され、実際に工事した下請け企業は過失なしと判断されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎県警は25日、工事を発注した鉄道・運輸機構の男性社員(55)=福岡県大野城市=と、受注企業の男性社員(52)=福岡市=を、過失往来危険容疑で長崎区検に書類送検し、発表した。
捜査に支障があるとして、認否は明らかにしていない。
捜査1課によると、2人はともに現場を監督する立場にありながら、地下の埋設物などの事前調査を十分に行わず、安全義務を怠った疑い。
受注企業の指示に従い、実際に工事を担当した下請け企業に過失は認められなかったという。
事故当時、鉄道・運輸機構は「発注図面のもとになった国土地理院の地図に誤りがあり、ないはずの場所にトンネルがあった」と説明していた。
これについて捜査1課は、「国土地理院の地図は図面作成のために作られたものではなく、調べを尽くす義務があった」との認識を示した。
https://www.asahi.com/articles/ASPCT6HQJPCTTOLB008.html
(2022年4月23日 修正5 ;追記)
2022年4月21日21時21分にNHK長崎からは、2人は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
この2人について、長崎区検察庁は今月15日付で不起訴としました。
処分について検察は、「過失は認められるが、事故に至った原因、いきさつ、被害結果、再発防止策など諸般の事情を考慮した」としています。
鉄道・運輸機構は、「事故を真摯に受け止め、再発防止の徹底に努めていきたい」などとコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220421/5030014596.html
2019年7月29日17時52分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下関市の化学メーカー「下関三井化学」が、県に届け出が必要な毒性のあるガス漏れあわせて52件を、10年にわたって届け出ていなかったことがわかった。
県は、届け出が行われなかった経緯について調べ、会社への行政処分を検討することにしている。
山口県が、記者会見で明らかにしたところによると、下関市にある「下関三井化学」は、半導体製造に使われるガスで、いずれも毒性がある三フッ化窒素と四フッ化ケイ素の製造過程で、配管のつなぎ目などから微量のガスが漏れていたものの、県に必要な届け出をしていなかったという。
届け出をしていなかったのが確認されたのは、平成21年以降、10年間にわたって起きたガス漏れ、合わせて52件に上るという。
ことしに入って会社から、4件の微量のガス漏れが相次いで届け出されたことから、県が会社を立ち入り検査して調べたところ、過去10年で起きた異常を記録する帳簿が作成されておらず、別の業務日誌を調べた結果、未届けのガス漏れが判明したという。
会社側は、漏れたガスはいずれも微量で、従業員や周辺への影響はなかったと説明しているが、県は届け出が行われなかった経緯を調べ、会社への行政処分を検討することにしている。
「下関三井化学」では、平成21年にガスをボンベに詰める作業中に火事が起きて爆発し、11人がケガをし、周辺の建物およそ100棟に被害が出る事故が起きていた。
「下関三井化学」の前濱社長らは、29日夕方、記者会見を開き、「関係当局や近隣住民の方に、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と述べ、陳謝した。
また、会社の幹部は、県に届け出をしていなかった理由について、「少量のガス漏れだったため、報告の必要はないと独自に判断してしまった。会社の上層部に報告したケースもあったが、法令に違反するという認識がなかった」と述べた。
その上で、前濱社長は、親会社の「三井化学」と連携して原因究明を進めるとともに、再発防止に向けた取り組みを進めていく考えを示した。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190729/4060003274.html
7月29日21時35分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、三フッ化窒素を充塡する工場で計54回、四フッ化ケイ素を充塡する工場で計3回など、ガス漏れ事故は10年間で計59件発生したが、同社はこのうち7件しか報告していなかった。
いずれも、高濃度で長時間にわたって人が吸い込むと死に至る可能性があるため、高圧ガス保安法は微量であっても県への報告や記録作成を義務づけているが、同社は守っていなかった。
今年に入って同社でガス漏れ事故が起きたため、県が報告の徹底を指導したところ、報告が急増。
県が業務改善計画の報告を指示したことを機に、過去の未届けが発覚した。
https://mainichi.jp/articles/20190729/k00/00m/040/262000c
7月30日10時37分にNHK山口からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側によると、ガス漏れの原因の一部は、配管のつなぎ目を締める作業が不十分だったことによるものだという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190730/4060003283.html
(ブログ者コメント)
ブログ者の経験から言うと、一般の高圧ガスであっても、カニ泡ぐらいの漏れが生じただけで、設備許可条件の「気密な構造」が満足できないことになるため、官庁報告が必要ということだった。
漏れを止めるための作業も官庁許可を得てから・・・という話しもあったとか、なかったとか・・・。
2019年7月29日15時59分に西日本新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
唐津市の国特別名勝「虹の松原」を走る県道で、折れた松が軽乗用車に衝突して男児(11)が死亡した事故を受け、倒壊する恐れがある松の伐採を進めていた県は26日、県道の全面通行止めを条件付きで解除した。
ただ、県は「通行に支障となる可能性がある松が残っている」とし、今後も伐採が必要との考えを示している。
一方、県道は「松のトンネル」として市民に親しまれており、文化財保護を担う市には、大規模な伐採に反対する声も寄せられている。
安全と景観をどう両立させるのか・・・。
行政は難題を突きつけられている。
事故が起きたのは、松原を貫く片側1車線の県道。
20日夜、幹回り約3mの松が高さ約6m部分で折れ、車に衝突した。
警察が原因を捜査している。
県唐津土木事務所によると、県道になった2002年度以降、道路にせり出した松の幹や枝が落下して車を直撃するなどした事故が19件起きたが、死亡事故は発生していなかった。
今回の事故を重く見た県は、21日から県道4.6kmを全面通行止めにして緊急点検を実施。
26日までに、特に倒壊の危険性が高い松29本を伐採し、制限速度を30kmに引き下げるなどの条件を付けて通行止めを解除した。
虹の松原の樹木伐採は、文化財保護法に基づき、市教育委員会の許可を得る必要がある。
県道に関しては、「道路上に落下する物体があってはならない」として伐採を求めてきた県に対し、市教委は「市民が400年守り続けた貴重な景観」(幹部)として認めてこなかった経緯がある。
県は今後も、道に張り出すなどした松の伐採を市教委に求める構え。
伐採対象となる樹木は100本を超えるとみられる。
市教委は、「申請があれば、本当に切る必要があるのか慎重に判断する」としており、簡単には結論が出ない可能性もある。
虹の松原は市民がボランティアで松葉かきや草抜きをして保全活動を続けており、市には「拙速に切らないでほしい」と、伐採を最小限にとどめるよう求める声も寄せられている。
唐津商工会議所と唐津観光協会は25日、安全対策と松原の保護を両立させるよう求める要望書を提出した。
同商議所の山下専務理事は、「行政だけで伐採を決めるのではなく、保全活動に取り組んできた民間の意見も聞いてほしい」と訴えた。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/530668/
7月31日9時40分に佐賀新聞からは、事故対応として沿道の松254本が伐採されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
唐津市の国特別名勝「虹の松原」を通る県道で、折れたマツが軽乗用車と衝突し、同乗していた小学5年男児が死亡した事故を受け、県道を管理する県唐津土木事務所は、倒木の恐れなどがある沿道のマツ254本を伐採する方針を決め、文化財保護法に基づく伐採許可を唐津市教育委員会に申請したことが30日、分かった。
市教委は「法律上、止めることはできない」とし、近く、許可の意向を伝える。
20日夜の事故後、県は緊急措置として「危険木」29本を既に伐採。
申請が許可されれば、283本となる。
安全対策の必要性の一方、かつてない規模の伐採に、反対する市民の声があり、関係機関の判断が注目されていた。
同土木事務所によると、伐採の対象となるマツは、林野庁佐賀森林管理署など関係機関との合同点検で、
▽道側にはみ出すなど、通行の妨げになる懸念がある
▽木の状態が悪く、倒木の恐れがある
などのマツを伐採候補にリストアップした。
同管理署の同意を得て29日、市教委に文化財の現状変更の許可を申請した。
国道から県道となった2002年から同事務所が、道側にせり出したマツの枝を毎年数本程度、伐採しているが、幹ごと伐採するのは今回が初めてという。
事故後、一部区間を通行止めにしていたが、現在は制限速度を30kmにするなど条件付きで規制を解除しており、「条件なしで通れるようにするには、そう(伐採)せざるを得ない」という。
虹の松原の樹木伐採は、国からの権限移譲を受け、文化財保護法に基づき市教育委員会の許可が必要。
担当する市生涯学習文化財課は、「本数が多いこともあり、市が独自に判断していいのか、県文化財保護室や文化庁に確認を取った」とした上で、「市として危険木ではないとは言えず、管理者や所有者の判断を覆して許可を出さないという選択はない」とし、近日中に許可する意向を明らかにした。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/407473
8月2日9時15分に佐賀新聞からは、住民代表を交えた協議の場が設けられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀県唐津土木事務所が沿道のマツ254本の伐採許可を市教委に申請したことを受け、市は1日、国、県に加え、市内の商工関係者、民間団体、住民代表などを交えた協議の場を設け、広く意見を聞いた上で判断する考えを示した。
同日、市役所で開いた会見で、脇山政策部長が明らかにした。
会見冒頭、脇山部長は、判断の方向性が定まっていないことを強調。
県、国との協議が整い次第、市の方針を決定する考えを示した。
また、県から、県道虹の松原線の安全に関する会議を6日に開催し、現状を報告するとの連絡があったと報告。
県は、254本の選定根拠の説明が重要との認識を示し、「松原に対する唐津市民の思いも承知し、丁寧に対応していきたい」との考えを伝えたという。
脇山部長は、6日の会議を受け、県、国、民間の保護団体や商工関係者を交えた独自の協議会を、早ければ月内にも立ち上げる方針を説明。
伐採本数や判断時期も協議会の中で議論する考えだが、判断時期の見通しについては「分からない」などと述べるにとどめた。
現在、時速30km制限としている交通規制については、「29本を伐採し、暫定的に通行止めを解除している。安全がどの程度保たれているのか検証が必要で、いろんな意見を聞いて進めたい」と述べた。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/408256
(ブログ者コメント)
西日本新聞掲載写真によれば、道の両脇にある松並木の松が、道に覆いかぶさるように茂っている。
(2019年8月7日 修正1 ;追記)
2019年8月6日11時1分にNHK佐賀からは、台風接近に伴い現場の道路は通行止めになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
唐津市の国の特別名勝「虹の松原」では先月、倒れた松の木に軽乗用車が衝突し小学生が死亡したことから、台風の接近に伴って周辺の県道は全面通行止めとなっている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20190806/5080003577.html
2019年7月29日0時29分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
用水路や側溝に人が転落する事故が相次ぐ中、NHKが、特に死亡事故が多い全国15の道府県の消防に取材したところ、去年1年間に150人以上が死亡し、1800人余りがけがをしていたことがわかった。
死者の数は、警察が溺死事故に限ってまとめた統計の3倍以上に上り、専門家は、「全国規模で事故の実態が明らかになったのは初めてで、警察や消防などが連携して実態を把握し、対策に乗り出すことが必要だ」と指摘している。
農業用水や生活排水が流れる用水路は、農地の宅地化に伴い、住宅地にも張りめぐらされていて、子どもや高齢者が転落する事故が全国で相次いでいる。
しかし、警察は用水路での溺死事故に限って「水難事故」として記録し、頭を打って死亡したり、けがをしたりしたケースも含めた「用水路事故」という分類では統計を取っていないため、詳しい実態はわかっていない。
NHKは、警察庁の統計でおととしまでの3年間に溺死事故が多かった15の道府県の233の消防本部に、用水路や側溝への転落事故などで出動した件数や死者の数やけがの程度、それに事故の状況について独自に取材した。
その結果、去年1年間に死亡した人は154人で、警察の統計の47人の3倍以上に上ることがわかった。
また、けが人は警察の統計の7人に対し、1800人余りに上っていることが明らかになった。
警察の統計が「用水路事故」として一元化されていないため、事故の実態が反映されていないことが浮き彫りになった形で、水難事故に詳しい長岡技術科学大学大学院の斎藤秀俊教授は、「全国規模で事故の実態が明らかになったのは初めてだ。実態がわからなければ適切な対策を講じることはできないので、警察や消防、行政は連携して事故の傾向やリスクを把握し、対策に乗り出す必要がある」と指摘している。
15道府県=富山県、新潟県、佐賀県、岡山県、熊本県、山形県、秋田県、大阪府、岩手県、山梨県、滋賀県、香川県、北海道、長野県、大分県
【消防の記録と警察の統計に大きな開き】
NHKが全国15の道府県の233の消防本部に行った調査で、去年、死者が最も多かったのは新潟県の21人だった。
次いで、
▽富山県と岡山県 18人、
▽熊本県と大分県 14人、
▽山形県と秋田県 11人、
▽佐賀県、岩手県、長野県 10人、
▽香川県 7人、
▽北海道と滋賀県 3人、
▽大阪府と山梨県 2人
となっている。
今回の調査では、消防の記録と、警察庁が溺死事故に限ってまとめた統計に、大きな開きがあることが浮き彫りになった。
死者の数のかい離が最も大きかったのは新潟県で15人、岡山県、大分県、熊本県がそれぞれ13人だった。
さらに、警察の統計では死者はいないとされた長野県で10人、北海道で3人、大阪府で2人が、それぞれ死亡していた。
一方、けが人が最も多かったのは大阪府で337人。
次いで、
▽岡山県 259人、
▽香川県 210人、
▽新潟県 179人、
▽熊本県 143人、
▽長野県 140人、
▽滋賀県 106人、
▽大分県 104人、
▽佐賀県 68人、
▽秋田県 67人、
▽富山県 59人、
▽北海道 42人、
▽山形県 39人、
▽岩手県 34人、
▽山梨県 28人
となっている。
警察の統計では、このうち5つの道と県では、けが人は1人から3人となっていて、残る10の府県では、いずれもけが人はいないとされていた。
消防は、用水路や側溝での事故で119番通報を受ければ救助に駆けつけるが、けがの場合、交通事故などと違って警察に通報するケースが少ないことが、こうしたかい離が生じる要因になっている。
専門家は、「けがをした人からは事故の状況を聞くことができる。けが人のデータを丹念に集めることで危険箇所が把握でき、本格的な事故対策につながる」と指摘している。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190729/k10012011981000.html
2019年7月30日17時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後8時35分頃、JR長崎線の肥前飯田(佐賀県鹿島市)~小江(おえ;長崎県諫早市)駅間で停電が起き、列車が3時間余り運転を見合わせた。
線路の上をまたぐ陸橋から垂れ下がった植物のつるが架線に接触したことが原因とみられ、JR九州長崎支社は、「植物の接触による停電は珍しく、原因究明に時間がかかってしまった」としている。
同支社によると、点検中の社員が長崎県諫早市の小長井駅近くで、架線に接触したつるを見つけた。
撤去したところ、復旧したという。
停電の影響で特急と普通列車計5本が運休、8本が最大約3時間40分遅れ、約1000人に影響が出た。
同県佐世保市の九十九島動植物園「森きらら」によると、つる性の植物は樹木などに巻き付いて成長。
多年草のクズなど、10m以上伸びる種類もあるという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190730-OYT1T50213/
2019年7月29日16時37分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後1時半すぎ、東京・中央区日本橋小伝馬町のマンションの工事現場で、掘削作業をしていた作業員の男性1人が崩れてきた土砂に埋まる事故があった。
警察によると、作業員の男性はおよそ30分後に救助され、病院に搬送されたが、意識ははっきりしているという。
作業員の男性は、ほかの作業員7人とともに、マンションの建物の基礎工事のための掘削作業を行っていて、周辺の土砂が崩れてきたとみられるという。
現場は、東京メトロ・日比谷線の小伝馬町駅から南西に200mほどのオフィス街の一角で、警察は当時の状況を詳しく調べている。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190729/1000033391.html
7月29日16時3分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一時、全身が埋まった。
http://www.news24.jp/articles/2019/07/29/07472618.html
(ブログ者コメント)
以下は、日テレNEWS24映像の2コマ。
2019年7月29日21時38分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で28日夜、着ぐるみショーの練習をしていたアルバイトの男性が熱中症で死亡したと、府警枚方署が29日に発表した。
同署は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、遊園地の関係者から勤務管理の状況などを聞いている。
発表によると、男性は山口さん(28)(大阪府枚方市)。
山口さんは28日昼に園内を着ぐるみで歩いた後、午後5時頃から屋内の練習場で、ジャージー姿で着ぐるみショーの練習をしていた。
午後7時半から屋外ステージに出て、妖精の着ぐるみ(重さ15kg)姿で、ダンサーらと一緒に通し稽古を実施。
約20分後に呼吸が荒くなり、スタッフに抱きかかえられて控室に移動した後、意識を失ったという。
その後、搬送先の病院で死亡が確認された。
山口さんは数日前から風邪気味だったという。
同園は事故を受け、8月に予定していた着ぐるみショーの中止を決定した。
ひらかたパークを運営する京阪レジャーサービスの岡本社長は、「誠に遺憾であり、ご遺族にお悔やみ申し上げます。警察に全面的に協力し、原因の究明と再発防止に努めたい」と話した。
大阪管区気象台によると、28日の枚方市内の最高気温は33.2℃だった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190729-OYT1T50212/
7月29日19時42分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ひらかたパークや警察によると、男性は28日の閉園後の午後7時半ごろから約20分間、着ぐるみを着用して同僚とともに屋外で、ショーに向けたダンスや劇の練習を実施。
その後、控室に戻る途中で意識を失って呼びかけに応じなくなり、病院に救急搬送されたが死亡した。
男性は正午ごろに出勤し、屋外で着ぐるみを着て来場者とふれ合ったり、ショーの準備作業をしていたりしたという。
大阪管区気象台によると、28日の同市の最高気温は32.8℃。
日が暮れても蒸し暑さが残り、午後8時時点でも28.7℃だった。
https://www.sankei.com/west/news/190729/wst1907290024-n1.html
7月30日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ひらかたパークの運営会社によると、男性は予行演習直前まで異常はなく、水分補給もしていたという。
今夏の着ぐるみショーは中止し、その後も、原因判明まで再開しないことを決めた。
https://mainichi.jp/articles/20190730/ddm/041/040/066000c
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7月31日18時6分にNHK首都圏からは、この事故を受けている着ぐるみ制作会社に熱中症対策をヒアリングしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
連日猛烈な暑さが続く中、自治体や遊園地などで使われているキャラクターの着ぐるみでも、暑さ対策が進められている。
東京・品川区にある着ぐるみの製作・販売会社では、客から「着ぐるみの中の暑さを軽減してほしい」という要望が寄せられたことから、10年ほど前から暑さ対策に力を入れている。
内部の通気性をよくするため、空間を広くとってできるだけ体に密着しない構造にした上で、ファンをつけて外気を取り込み、顔のメッシュの部分などから換気できるようにした。
また、中に入る人には、ポケットに保冷剤を入れられるベストを着て体温を下げることも勧めているという。
最近ではユーチューバーなど個人からの注文が増えているということで、会社では着用を15分以内にするよう呼びかけているほか、「夏期の1時間以上の着用は、生命の危険が伴うため、絶対に避けて下さい」との警告をマニュアルにのせている。
伊藤社長は、「事故が起きないよう、注意喚起をより徹底したい。使う方もきちんと体調管理をして、適切に安全に使ってほしい」と話していた。
一方、キャラクターに夏休みをとってもらうことで安全を確保する施設もある。
練馬区にある遊園地「としまえん」は、5、6年前、公式キャラクターの馬の「エルちゃん」と豚の「カルちゃん」の2体の着ぐるみを相次いで導入し、園内のステージでショーをしたり、広場で客とふれあったりしている。
しかし、スタッフからの「夏場は危険だ」といった声を受けて、7月から9月は活動をしていない。
「豊島園」の広報担当、宮内さんは、「夏場はキャラクターも夏休みを頂いています。お客さんも、遊びに来る場合は熱中症対策を万全にしてきてほしい」と話していた。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190731/1000033528.html
※以下は音声のみの情報と、その時に流された映像。
この着ぐるみをかぶったが、内部に熱はこもってない。
装着されている外気吸引ファン。
ファンの反対側にある、目の部分のメッシュから排気する。
外に出ると、着ぐるみを着てない部分は夏の暑さを感じるが、着ている部分は外の熱さを受けてない感じ。
保冷剤を入れたベスト。
こうした対策をしていても長時間の使用は危険だとして、販売の際は、熱中症から身を守るためのポイントをまとめた説明書を必ず渡すようにしている。
2019年7月28日22時30分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後6時45分ごろ、名古屋市天白区の豊田工業大の実験室から出火。
約1時間10分後に鎮火したが、初期消火の際、20代の大学院生の男性2人が腕などにやけどの重軽傷を負い、実験器具などの一部を焼いた。
警察や同大によると、実験室では男性1人がマグネシウムを加熱して強度を高める実験をしていた。
約40cm四方の電気炉内でマグネシウムを熱していたところ発火したため、消火器を噴射。
高温のマグネシウムが破裂して飛び散った。
同大は、マグネシウムを通常より加熱しすぎたとみている。
同大の榊学長は、「学生にけがをさせてしまい、申し訳ない。再発防止のため、ルール強化と教育を徹底する」と話した。
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019072890223059.html
7月29日1時4分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後6時45分ごろ、名古屋市天白区久方の豊田工業大で「実験中に火災になった」と119番があった。
警察によると、実験室でマグネシウムから出火し、いずれも23歳で同市昭和区と愛知県扶桑町の男子学生計2人が重軽傷を負った。
いずれも意識はあるという。
警察は、実験の手順を誤ったとみて、詳しい経緯を調べている。
現場は工学部の実験室で、6階建ての建物の3階部分。
重傷の学生は顔や左の腕、脚に、軽傷の学生は首や腹にやけどをそれぞれ負い、実験器具や棚の一部を焼いた。
約1時間10分後に鎮火した。
2人は燃焼実験中、高温になりすぎたため、消火器で消し止めようとしたが、燃え方が激しくなったという。
重傷の学生は、「実験の条件を間違えた」と話しているという。
同大は市営地下鉄「相生山駅」から北東約800mにある。
1981年にトヨタ自動車による寄付金で設立された私立大。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47891570Y9A720C1CZ8000/
7月28日22時35分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防車18台が出て、火はおよそ1時間後に消し止められたが、マグネシウムが入っていた器具と実験室の棚などが燃え、消火器で火を消そうとした20代の男子学生2人のうち、1人が顔など上半身に、もう1人が下半身に火傷を負った。
いずれも意識はあるという。
警察によると、マグネシウムを燃やす実験中、普段より激しく燃えたため学生が消火器で火を消そうとしたところ爆発し、火が燃え広がったという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00023571-tokaiv-soci
キーワード;粉塵爆発?
2019年7月30日5時22分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日、佐世保市消防局が119番通報を受けた際、救急車のカギが所定の置き場所になかったため、最寄りの救急隊が出かけられず、出動に遅れが出ていたことがわかった。
同局によると、28日午後5時24分、佐世保市内にある老人福祉施設の職員から、「80代の入所者の女性の意識と呼吸がない」と119番通報があった。
これを受けて、中央消防署の最寄りの出張所に救急車と消防車の出動指令が出された。
しかし、救急車のカギが所定の場所になかったため出動できず、改めて本署の救急車を出動させたため、先に現場に到着していた消防車に比べて7分遅れて到着したという。
消防車が現場に駆けつけた時には、女性は心肺停止の状態で、消防隊が救命措置を行ったが、病院に搬送後に死亡が確認されたという。
同局によると、救急車のカギは置き場所が決まっているが、この日は、隊員が前の出動で使った道具を消毒する際に、消毒室にカギを置いたことを忘れていたという。
また、通常は3人の救急隊員それぞれに1本のカギを渡しているが、この日は代用車を使っていたため、カギが1本しかなかったという。
同局は、女性が死亡したことと救急車が遅れたこととの関連について、今後、調査するとともに、代用車を使う場合でも3人の救急隊員全員にカギを渡すことにしている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20190730/5030004693.htmlhttps://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20190730/5030004693.html https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20190730/5030004693.html
2019年7月28日17時30分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
後を絶たない用水路の転落死亡事故を防ごうと、住民などがみずから地域の危険箇所を回り安全対策を考えるワークショップが富山市で開かれた。
富山県は、用水路の転落死亡事故の件数が全国最悪レベルになっている。
県は、自分が住んでいる地域の用水路の危険性を住民などにみずから考えてもらおうと、28日に富山市でワークショップを開き、地域の自治振興会や土地改良区、長寿会などからおよそ40人が参加した。
はじめに、農業土木の専門家が、会場の公民館の横にある幅80cm、水深16cmの用水路で足を滑らせて転落したという想定で、人型の模型を使った実験を行った。
用水路に入れられた模型は、流れを自分の体でせき止め、止まった場所では水位が40cmまで上昇し、顔の部分にかかっていた。
専門家は、流れが速いと水位が上がるスピードも速く、死亡事故につながる可能性が高くなることを説明した。
そして、住民が実際に地域の用水路の危険箇所を見て回り、どこにどのような安全対策を行うのが最も効果的かを話し合った。
県は、8月にも同様のワークショップを開くことにしていて、地域で用水路事故の危険箇所についての情報を共有し、安全対策を行うことで事故防止につなげたいとしている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190728/3060002364.html
(ブログ者コメント)
以下は主だった場面。
2019年7月29日18時40分にYAHOOニュース(新潟テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐渡市で草刈りをしていた50歳の男性が、ハチに刺されて死亡した。
男性は作業中に2度刺され、死因はショック死とみられている。
死亡したのは、佐渡市から委託を受けた建設会社の50歳の男性作業員。
市によると、男性は28日午前8時ごろ、道路脇で草刈り中に左腕をハチに刺された。
男性は市販の薬を塗り、作業を続けていたが、およそ3時間後に900m離れた所で、今度は右手の指先をハチに刺された。
再び塗り薬で処置したが、直後に咳や嘔吐の症状が出て容態が急変。
すぐに病院に搬送されたが、死亡した。
死因は、アナフィラキシーと呼ばれる、アレルギー反応に伴うショック死だった。
2度目に刺された場所の周辺には、アシナガバチが飛んでいたという。
新潟市保健所によると、この時期は巣を刺激しなければハチのほうから襲ってくることはなく、草刈りなどの前には巣がないかどうか確認が必要だという。
また、刺された場合には傷口を水で流し、すぐに救急車を呼んでほしいと呼びかけている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00010002-niigatatvv-l15
7月29日20時55分に新潟日報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
作業時、男性は薄手の長袖と長ズボン姿で、手袋を着用していた。
現場の市道脇には、高さ1mほどの草木が生い茂っていた。
一緒にいた作業員は、「2回目に刺されたのはアシナガバチではないか」と話しているという。
草刈りを発注した市建設課の佐々木係長(46)は、「ハチに刺されたらすぐに病院で治療するなど、作業員の安全を最優先するように各事業所に呼び掛ける」と話した。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190729485776.html
7月29日23時44分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死因は、ハチに複数回刺されたことによるアレルギー性の「アナフィラキシーショック」とみられる。
新潟市保健所によると、ハチ毒が体内に入ると、抗体の作用で意識障害や呼吸器不全などの症状が引き起こされることがあるという。
同保健所は、「ハチ刺されの際は、30分以内に急激な症状が出ることもある。自分で処置せず、速やかに医療機関の診察を受けてほしい」と注意を呼びかけている。
https://mainichi.jp/articles/20190729/k00/00m/040/163000c
7月30日11時10分に新潟日報からは、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
急激なアレルギー反応が出ることもあるハチ刺されについて、専門家は「7~9月に受診するケースが多い」と、注意を呼び掛けている。
厚労省の人口動態調査によると、全国でスズメバチに刺されるなどして死亡したのは、2017年が13人、16年が19人。
近年では、年間10~20人程度の犠牲者が出ている。
佐渡市の男性は2回目にハチに刺された後、急激なアレルギー症状が出た。
アレルギーに詳しいさくら皮膚科医院(新潟市中央区)の西條院長によると、1回目に刺されて広範囲に腫れが広がるような場合は、再度刺された場合にアナフィラキシー(全身性のアレルギー症状)を起こすことが多い。
ただ、大量の毒が侵入すれば1回目でもアナフィラキシーが起き得るほか、1回目が軽い局所症状でも、2回目や3回目以降に全身症状に至るケースもあるという。
西條院長は、「刺されて1、2時間は様子を見て、かゆければ冷やす。腫れがひどい場合は受診してほしい」と強調。
30分以内に発汗や吐き気など刺された場所以外に異常を感じたら、急いで受診するよう訴える。
西條院長によると、特にスズメバチやアシナガバチは殺傷力が強い。
ハチに刺されないためには、肌を露出せず、明るい色の服を着ることやヘアスプレーなどのにおいに注意することも必要だ。
新潟市消防局も、「息苦しさなど体に異常を感じたら、すみやかに119番通報をしてほしい」と強調している。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190730485851.html
(ブログ者コメント)
ハチに2回刺されるとヤバイことになると聞いた覚えがあったので調べ直してみたところ、、以下の解説記事が見つかった。
(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)
Q8 ハチに刺されるとどうなりますか?
A ハチに刺されると、まず激しい痛みが出現し、赤く腫れます。
これはハチ毒の刺激作用によるもので、初めて刺された場合、通常は1日以内に症状は治まります。
しかし、2回目以降はハチ毒に対するアレルギー反応が加わるため、刺された直後からジンマシンを生じたり、刺されて1~2日で強い発赤、腫れを生じたりします。
この反応には個人差が大きいですが、ひどい場合は刺されて30分~1時間で意識消失や血圧低下などを生じて、死に至ることがあります。
これはアナフィラキシーショックと呼ばれる症状で、ハチ刺されによる死亡事故は、この特殊なアレルギー反応によるものです。
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa16/q08.html
以下は、今回事故現場の新潟テレビ映像。
2019年7月28日付で中国新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前2時55分ごろ、広島市中区西十日市町の牛丼チェーン店「なか卯」広島西十日市店から、「従業員2人の体調が悪くなった」と119番があった。
47歳と34歳の女性従業員2人が市内の病院に搬送され、一酸化炭素中毒と診断された。
ともに、一時は意識がもうろうとした状態だったが、回復に向かっているという。
警察などによると、店は24時間営業。
2人は調理をしていたが、体調が悪くなったため「店を閉めたい」と同店店長に連絡した。
店長から連絡を受けた近くの店舗の男性従業員が店に駆け付けると、2人がぐったりしていたという。
当時、店に客はいなかった。
警察の調査では、通常24時間稼働している店内の換気扇が動いていなかった。
警察は、換気が不十分だったことが一酸化炭素中毒の原因とみて調べている。
2019年7月29日7時0分に神戸新聞から下記趣旨の記事が、橋の写真付きでネット配信されていた。
兵庫県上郡町で27日夜にあった「第40回かみごおり川まつり」の花火大会で、打ち上げを担当した業者ら11人が、増水した千種川の中州に一時、取り残された。
川に渡した仮設の橋が水没したためで、上郡消防署員が救助し、けが人はなかった。
町などによると、花火は午後7時半から8時半すぎにかけて、同町上郡、上郡橋南側の中州(長さ約300m、幅約100m)から打ち上げられた。
終了後、業者らが引き揚げようとしたが増水で橋を渡れず、午後9時に同消防署に救助要請。
消防隊員は作業員らを橋の手すりにつかまらせ、数人ずつ川岸へ誘導した。
この日、花火会場近くの千種川の水位は降雨の影響で、午後8時の1.02mから、同9時には1.66mに急上昇した。
上郡町の担当者は、「橋の水没は想定していなかった。今後は、上流の降雨状況も含め、判断したい」と話した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201907/0012558575.shtml
(ブログ者コメント)
掲載写真によれば、足場用の鉄パイプで作った枠に足場板を3枚横に並べた、長さ数10m程度の橋だった。
2019年7月28日0時11分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後8時25分ごろ、兵庫県姫路市飾磨区細江の姫路港で開かれていた「姫路みなと祭海上花火大会」で、海上の台船で打ち上げ作業をしていた男性(34)に破片が刺さった。
男性は病院に搬送され、重傷のもよう。
大会は、この事故でフィナーレを中止した。
海保などによると、打ち上げ前の花火が暴発したとみられる。
台船(長さ約60m、幅約20m)には、当時、打ち上げ作業の関係者約25人が乗っていた。
ほかにけが人はなかった。
花火は午後7時半に始まり、人出は約8万人(主催者発表)。
約1時間15分で大会史上最多の約6000発を上げる計画だったが、締めくくりに予定されていた連続打ち上げなどを取りやめた。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201907/0012555732.shtml
7月28日23時15分に神戸新聞からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
男性に刺さった破片はステンレス製の発射筒の一部とみられることが28日、海保の調べで分かった。
海保は、業務上過失傷害の疑いも視野に、事故原因を調べている。
同大会は市や飾磨港振興会などでつくる「姫路みなと祭協賛会」の主催。
打ち上げは、煙火(えんか)製造業「S煙火製造所」(同市)に委託して行われた。
海保などによると、事故当時、海上の台船(長さ約60m、幅約22m)で20人が作業に当たり、花火玉を入れた発射筒4995本を設置。
うち1本の円筒(直径約15cm、高さ約60cm)が暴発したとみられる。
男性は臀部に破片の直撃を受け、直腸を損傷する重傷を負ったが、命に別条はないもよう。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201907/0012558577.shtml
2019年7月28日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後7時ごろ、飯田市上郷飯沼の上郷小学校グラウンドで開かれた「しもなん夏祭り」で、打ち上げ花火が観客がいるエリアに飛び込み、破裂した。
警察によると、いずれも市内在住で、ともに10歳の小学生男児2人と中学生の男子生徒(12)が脚にやけどをするなどの軽いけがをした。
警察は、現場の状況などから、花火業者が遠隔操作で点火した際、筒が横に倒れたとみて、原因を調べている。
警察によると、祭りは下黒田南まちづくり委員会主催で、住民ら約300人が花火を見に来ていた。
観客がいるエリアはロープで仕切られ、打ち上げ場所から約30m離れていた。
警察は、打ち上げ方法などに問題がなかったか、花火師や主催者に事情を聴いている。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190728/KT190727FTI090029000.php
7月28日10時44分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
小型の打ち上げ花火が横方向に飛んで破裂し、破片が当たった見物の小中学生3人(10~12歳)がすねなどに軽いやけどを負った。
救急車が呼ばれたが、搬送はされなかった。
警察によると、20数個の小型花火が残り数発になったとき、打ち上げる装置自体が倒れたとみられる。
花火が始まって10分ほどで事故が起こり、その後の打ち上げは中止された。
https://www.asahi.com/articles/ASM7X2J29M7XUOOB002.html
7月29日付で信濃毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大会主催員会の委員長・古田さん(男性、70歳)によると、倒れたのは30本ほどの小型打ち上げ花火の束。
輸入品で、3、4発打ち上がった後に倒れた。
事故当時は雨が降っていたが、風はほとんどなかったという。
古田さんは、「事故が起きたことについては申し開きできない」。
打ち上げを担当したA煙火工業(飯田市)の社長は、「原因が明らかになるのを待ち、同じことが起きないように対策を検討したい」と話している。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190729/KT190728FTI090009000.php
2019年7月28日10時8分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後0時45分ごろ、JR羽越本線の遊佐駅で、下り普通列車の男性運転士(37)が体の震えや手足のしびれなど、体調不良を訴え、列車の運転を一時見合わせた。
運転士は軽度の熱中症とみられ、救急搬送された。
県内は厳しい暑さとなり、各消防本部によると、同日午後6時までに、この運転士を含め19人が運ばれた。
JR東日本秋田支社や消防によると、列車は午後0時半ごろ酒田駅を出発した秋田駅行きで、運転士は遊佐駅に到着した際、車掌に体調不良を伝えたという。
代わりの運転士が到着するまで、列車は同駅で運転を見合わせ、50分後に再開した。
乗客約30人に影響が出た。
このほか、県内で救急搬送された18人のうち、自転車に乗っていて動けなくなった山形市の80代男性や、玄関で倒れていた上山市の女性(89)ら3人が中等症の疑い。
野球の試合中に頭痛と吐き気を訴えた男児(10)ら14人が軽症とみられる。
今後も暑い日が続くため、関係機関は熱中症への注意を呼び掛けている。
https://www.yamagata-np.jp/news/201907/28/kj_2019072800573.php
(ブログ者コメント)
列車運転中の運転士が熱中症になった事例は、本ブログでも過去に何件か紹介スミ。
その中には、運転席に送風機があり、客車の冷風が流れ込むようになっている普通列車でも熱中症になった事例がある。
2015年8月13日掲載
2015年8月5日 奈良県大和高田市のJR和歌山線高田駅で運転士が体調不良を訴えたため救急搬送、4日の特急くろしお運転士と同様、熱中症か? 送風機など対策はとっていたが・・・
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5115/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。