2018年10月6日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮古市は、市内の全避難所や市役所などに携帯電話やスマートフォンの充電機器を配備する方針を固めた。
全域停電(ブラックアウト)が発生した北海道胆振東部地震では、携帯電話の電源確保がままならず、安否確認が大きく制約された。
教訓を次なる災害の備えに生かし、市民の安心感を高める。
市によると、対象施設は公民館、学校など約60の避難所や、市役所の本庁舎、出張所など。
自家発電機に接続し、一度に6台の携帯端末を充電できる機器を配備する。
経費は一つ当たり数1000円。
年内に始め、順次拡大する方向だ。
宮古市は地震発生直後、支援要請を受けた室蘭市内の避難所に物資を届け、現地活動を通じて、携帯電源の必要性を把握した。
宮古市の芳賀危機管理監は、「停電しても携帯電話を使えるため、充電ニーズが高い。これまで想定していなかった事態で、北海道の教訓を生かしたい」と語る。
出典
『北海道の停電教訓、避難所に携帯充電器 宮古市方針』
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/10/6/25123
(ブログ者コメント)
過去の大規模災害時、通信会社が避難所に充電器を設置したと報じられたことがあった。
ただ、全ての避難所に設置することは困難。
今後は、宮古市のように、災害対応備品の一つと位置付け、用意しておく自治体が増えるかもしれない。
以下は、通信会社が避難所に充電器を設置したという報道例。
(2018年7月10日(火) 愛媛新聞)
NTTドコモとKDDIは、契約会社や機種に関係なく携帯電話やスマホの充電が無料でできる機器を松山、大洲、西予の3市の避難所に設置している。
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201807100051
(2016年4月17日 16:05 日テレNEWS24)
熊本を震源とする地震の発生を受け、携帯3社は熊本県の避難所で携帯電話の充電に関するサービスを提供している。
http://www.news24.jp/articles/2016/04/17/06327872.html
2018年10月7日6時20分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後6時半ごろ、茨城県土浦市の河川敷で開かれていた「土浦全国花火競技大会」の会場で、打ち上げ花火が地上付近で破裂した。
消防によると、この事故で、現場近くにいた9歳から66歳までの男女あわせて10人が、やけどやすり傷などのけがをしたという。
いずれもけがの程度は軽く、現地で医師の手当てを受け、病院に搬送された人はいないという。
大会の実行委員会によると、破裂したのは岐阜県の花火業者が打ち上げた「スターマイン」という種類の花火だということで、警察が当時の詳しい状況を調べている。
ことしで87回目を迎える「土浦全国花火競技大会」は、毎年75万人の観客が訪れ、全国の花火業者が技術などを競う大会で、6日はおよそ2万発の花火が打ち上げられる予定だったが、事故のあと風が強まり、安全が確保できないとして中止となった。
出典
『花火が地上付近で破裂10人軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181007/0019664.html
10月6日付で茨城新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大会は強風のため、事故から約1時間後の同7時40分ごろに中止になった。
消防などによると、花火の一部が不発のまま落下したとみられるという。
大会本部によると、89作品のうち、19番目のスターマイン作品の打ち上げの際、事故が発生。
けが人が救護所に駆け込んだため、報告を受けた大会本部が安全を確認。
「今後も強風が収まらない予報のため、安全確保が困難」(本部)と判断し、中止を決めた。
水戸地方気象台によると、土浦の観測地点で、午後6時半時点で平均風速4m、瞬間風速4.5mを観測した。
出典
『土浦の花火 10人軽傷 地上付近で破裂 強風のため中止』
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15388307588630
10月6日23時15分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午後6時40分ごろ、打ち上げた花火の一部が観客のいる土手に落ちた。
同市などでつくる実行委員会によると、風で流されたのが原因とみられ、9~66歳の男女10人がやけどや擦り傷の軽傷を負った。
事故を受け、大会は中止された。
今年は約75万人が見物に訪れていた。
出典
『花火が風に流され観客席に、10人軽傷 茨城・土浦』
https://www.asahi.com/articles/ASLB6763QLB6UJHB00G.html
10月6日20時17分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県から来た男性会社員(24)は、「(自分のいた所からは)強風をそれほど感じなかった。1時間ぐらいで再開できると思っていたら、中止と知って驚いた」と話していた。
出典
『「土浦全国花火競技大会」見物客10人やけど 荒天のため途中で中止に』
http://www.sankei.com/affairs/news/181006/afr1810060031-n1.html
10月10日付で東京新聞茨城版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市商工観光課の皆藤課長は、「花火が強風に流され、地上付近で爆発した可能性がある」と説明。
その上で、開催した判断に誤りはなかったとしている。
課によると、大会当日は台風25号の接近で風が強く、市内では午後4時半ごろに、強風注意報が出ていた。
大会が始まる前の午後5時の風速は、平均6mだったという。
県は、花火を中止する際の基準となる風速の数値を設定しておらず、市などの実行委員会は、他県の事例を参考に、開催を判断したという。
午後7時に最大風速11.2mを観測したが、他県の基準では、花火大会を開くことを満たしていた。
県消防安全課の担当者は、「中止の判断は主催者に任せている」と話した。
土浦市の担当者は9日、「来年の開催は未定。警察が原因を調べてから決めていきたい」と話した。
出典
『土浦の花火爆発 強風に流されたか 市「来年の開催は未定」』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201810/CK2018101002000168.html
(ブログ者コメント)
ブログ者は当日19時15分、花火を見ようとテレビの生中継にチャンネルを切り替えた。
その際、画面にはアナウンサーと解説者の2人が映っており、浴衣の袖などが風でパタパタ動いていて、やや強目に風が吹いているなという感じだった。
他県の花火打ち上げ中止基準を調べたところ、東京都は下記。
(2015年 WEATHER NEWS)
「東京都における煙火の消費に関する基準」では、天候による中止の要件として、「地上風速7m以上の強風が10分以上継続して吹いている場合」、「打ち上げ現場に持ち込んだAMラジオの雑音回数が増え、音が大きくなった場合(落雷のおそれがある)」などとしている。
https://weathernews.jp/soramagazine/201508/09/09_01.html
強い風は吹いていたが、継続して吹いてはいないという判断で、大会が開催されたのかもしれない。
以下は、10月7日付でユーチューブ配信されているANNニュース。
大きな火花が真横に走っている映像がアップされている。
https://www.youtube.com/watch?v=l4mxxRJXczE
2018年10月8日23時4分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時半ごろ、南あわじ市神代地頭方で、解体中の住宅に設置されていた足場が突然、道路側に倒れ、バイクで通りかかった近くに住む60歳の男性と衝突した。
男性は首や鼻の骨を折る大けがをして病院に運ばれたが、命には別状はないという。
警察によると、足場は鉄パイプを組み立てた骨組みに防じんシートを張ったもので、高さおよそ5m、幅およそ17mの大きさだという。
当時、現場では作業員5人が解体作業にあたっていたということで、警察は作業員から事情を聴くなどして、事故が起きた詳しい原因を調べることにしている。
出典
『足場倒れ バイクの男性重傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20181006/2020002012.html
10月6日23時43分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時半ごろ、兵庫県南あわじ市神代地頭方の市道で、「足場が風で倒れ、通りかかったオートバイと衝突した」と、解体現場の作業員から119番があった。
警察によると、バイクで郵便配達中の男性(60)が足場の下敷きとなり、首の骨を折るなどの重傷。
事故当時、同市内には強風注意報が出ていた。
出典
『強風が原因か、足場倒れる 郵便配達中の男性、首の骨折れ重傷』
http://www.sankei.com/west/news/181006/wst1810060040-n1.html
(ブログ者コメント)
当時は台風25号が朝鮮半島付近から日本海を東進中。
その影響で風が強かったらしい。
2018年10月6日20時32分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時、運転を停止している高浜町の高浜原発1号機の管理区域の中で、原子炉格納容器に沿って設けられた通路に仮置きされていた鉄骨材が7m下に落ち、神戸市の鉄筋工、武田さん(男性、59歳)の右肩に当たった。
鉄骨材は長さ2m、重さは20kgあり、通路と格納容器の壁の間にある10cmのすき間から落ちたとみられ、武田さんは肩の骨を折る大けがをして、病院で手当てを受けている。
関西電力によると、高浜原発1号機は平成23年1月から運転を停止し、現在は再稼働に向けた安全対策工事が進められていて、けがをした武田さんは事故当時、鉄筋を運ぶ作業をしていたという。
警察や関西電力は、鉄骨材が仮置きされていた場所から落ちた原因など、当時の事故の状況を詳しく調べている。
出典
『高浜1号機で労災・作業員大けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20181006/3050000562.html
10月6日22時47分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
原子炉格納容器の外側に設置された足場に仮置きしていた鉄骨が落下した。
武田さんは、格納容器を取り囲む壁を強化するための工事に従事していた。
出典
『原発で鉄骨落下、男性重傷 工事中の関電高浜1号機』
http://www.sankei.com/west/news/181006/wst1810060038-n1.html
関西電力からは10月6日付で、下記趣旨の記事がプレスリリースされていた。
負傷した作業員は、アニュラス※1内の通路におり、約7m上から落下してきた鉄材(L型・長さ2m・重さ20kg)に当たり、背中を負傷しました。
アニュラスには、格納容器外面に沿って一定の高さごとに通路が設置されていますが、格納容器外面と通路の間には隙間(約10cm)があります。
当時、被災場所の約7m上の通路で鉄筋の搬入作業を行っており、作業エリア確保のために既に仮置きされていた鉄材を移動させた後、この隙間から落下したものです。
※1:原子炉格納容器と原子炉建屋の間にある、気密性の高い円環状空間。
その空間を負圧に保つことで、事故時に原子炉格納容器から漏えいする放射性物質を閉じ込める機能を有する。
出典
『高浜発電所1号機格納容器上部遮蔽設置工事における協力会社作業員の負傷について』
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2018/pdf/1006_1j_00.pdf
(ブログ者コメント)
物品落下を防ぐためのハード対応、たとえば通路の縁を幅木のような感じで立ち上げておくなどの対策はとられていなかったたのだろうか?
ブログ者が勤務していた工場では、全ての床(塔に上がる途中のプラットフォームを含む)や通路で対策されており、それが当たり前だと思っていたのだが・・・。
それとも、落下防止用に立ち上げていた、その上に鉄骨が置かれていたのだろうか?
2018年10月5日18時20分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月下旬、県が胎内市で建設中のダムに試験的に水をためた際、ダムの下流のおよそ1kmの区間で水がない状態となり、魚が死ぬ被害が出た問題で、県は、事前に定められたルールに反して、水を一切放流していなかったことがわかった。
県によると、今月2日、新発田地域振興局に「胎内川に水が流れていない」という通報があったほか、ツイッター上にも胎内川で魚が死んでいるという情報が投稿された。
県によると、現在、胎内川の上流に建設を進めている「奥胎内ダム」に水を試験的にためるため、先月25日から28日までの4日間、ダムの水門を閉めたことから、下流のおよそ1kmにわたり、水がなくなったいう。
これを受けて県が被害状況を調べたところ、カジカやイワナあわせて1000匹あまりが死んでいたことがわかったという。
また、県の「試験湛水計画」や「工事中のダム操作に関する要領」では、放流の際、「下流の魚類に影響を与えないよう必要な流量を確保する」と定めているにもかかわらず、職員が守っていなかったことがわかった。
県は、ルールどおりに放流が行われなかった経緯について詳しく調べている。
県河川整備課の原田課長補佐は、「事前の計画どおりに放流せず、申し訳ない。原因の究明をはかるとともに、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『県職員がルールに反して放流せず』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181005/1030005306.html
10月5日6時50分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県の新発田地域振興局は、ダムの水門を開け閉めするときには胎内市や警察、消防、電力会社などの関係機関に事前に連絡しているが、今回、地元の漁業協同組合には連絡していなかったという。
同局は4日、電話で漁協に謝罪したということで、「水門を閉めても水たまりなどが残り、完全に水がなくなるとは思わなかった。関係者にご迷惑をかけ申し訳ない」とコメントしている。
出典
『ダム下流が無水状態に 県が謝罪』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181005/1030005296.html
10月8日付で新潟テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は原因について、流木などが流れ込み設備が損傷する恐れがあったため、ゲートを閉鎖し、放流を停止しても影響は小さいと判断したと発表した。
再発防止策として、今後は流域の監視や職員の意識向上の教育を強化するとしている。
出典
『胎内川で魚大量死 県が判断ミス』
10月5日19時28分にNHK新潟からは、過去にもダム放流でルール違反があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県が管理するダムを巡っては、去年6月、新発田市にある加治川治水ダムで、ルールに反して、サイレンなどで告知しないまま観光客向けの放流が行われ、下流で遊んでいた親子が流されてけがをした。
このほかにも、県内の7つのダムで告知せずに放流を行うなど、ルールに違反した運用が相次いで見つかった。
さらに、報告の遅れや、記者会見で事実と異なる説明を行ったとして、当時の土木部長や河川管理課長などが処分を受けている。
出典
『ダム巡りルール違反 去年も』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181005/1030005307.html
(ブログ者コメント)
昨年6月の新発田市事例は、本ブログでも紹介スミ。
2018年10月5日15時26分にハフィントンポスト日本語版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スマホで失明するのか・・・。
このテーマをめぐって、アメリカでは議論が巻き起こっている。
米国眼科学会(AAO)は8月、「スマートフォンのブルーライトで失明はしない」とする声明を出した。
声明は、眼球内の光を感じる分子がブルーライトと結合すると細胞を傷つける可能性があるとする研究結果が7月に発表されたことを受けたもの。
この研究を真っ向から否定する形となっている。
この研究は、トレド大学が発表し、「Scientific Reports」に掲載された。
特定の化学分子(網膜)がブルーライトに晒されるとどうなるのかを調査。
太陽光に含まれるブルーライトと、電子機器から出るブルーライトの両方で実験し、細胞を傷つける可能性があるとしている。
これに対して米国眼科学会は、公式サイトで、現実の世界では起こり得ないと指摘した。
その理由について、「研究で使用した細胞は、人の目から採取したものではなく、ブルーライトの当て方も、実際にそのような方法で眼に光が入ることはないものだ」と指摘している。
米国眼科学会は、さらに、この研究の著者のひとりが、電子機器の使用が失明につながるのかどうか「THE VERGE」の取材で問われ、「あり得ない」と答えた記事も紹介している。
スマートフォンのブルーライトをめぐっては、他に「スマートフォンの失明」というタイトルの研究も、2017年に発表されている。
米国眼科学会は、ブルーライトカットのメガネの使用も推奨していない。
その理由として、効果が証明されておらず、長期的に使用した際にどんな副作用があるのかも分かっていないと説明している。
一方で、ブルーライトは人の概日リズムに影響を与え、睡眠の妨げになる可能性があると紹介。
就寝前には、電子機器を利用しすぎないよう勧めている。
また、眼の健康が気になる人は、眼科医に相談するよう呼びかけている。
出典
『「スマホのブルーライトで失明はしない」米国眼科学会、大学の研究結果に真っ向から反論』
https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/02/smartphone_a_23549066/
2018年10月6日11時47分に朝日新聞から、下記趣旨の関連記事もネット配信されていた。
米眼科学会の見解などを今月、日本のウェブメディアが報道すると、国内でも「ブルーライトは危険なのか? 安全なのか?」などと反響が広がった。
これを受けて、眼科医らでつくるブルーライト研究会(世話人代表:坪田一男・慶応大医学部教授)は5日、「ブルーライトの影響は、慎重に検討していかなければならない」などとする文書を発表した。
研究会の担当者は、朝日新聞の取材に対し、「(国内の報道は)ブルーライトの安全宣言のような報道になってしまっている」と話した。
出典
『ブルーライトは目に悪くない? 科学誌発端、世界で論争』
https://www.asahi.com/articles/ASLB55D1SLB5PLBJ00C.html
※以下は、ブルーラート研究会HPに掲載されているブルーライトの説明
ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のこと。
ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。
パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれています。
一般に私たちが「光」と呼んでいるものは、電磁波のうち、ヒトの目で見ることのできる可視光線のことです。
可視光線の波長は、およそ400~800nm(ナノメートル)で、ブルーライトは380~500nm。
400nmより短くなると紫外線、700nmより波長が長くなると赤外線と呼ばれます。
私たちの目の角膜や水晶体は、およそ350nm~800nmの波長を透過させますが、それより外側の電磁波(光)は透過できません。
つまり、網膜に到達する光の中で、紫外線にもっとも近い強いエネルギーを持つ光が、ブルーライトというわけです。
デジタルディスプレイから発せられるブルーライトは、眼や身体に大きな負担をかけると言われており、厚生労働省のガイドラインでも「1時間のVDT(デジタルディスプレイ機器)作業を行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されています。
約20年前と比較し、省エネ化でLEDが普及したことにより日常生活におけるブルーライトの暴露量が増えています。
ブルーライトの放出量は各デバイスによっても異なり、パソコンのみならず、現代人の必須アイテムとなりつつあるスマートフォンから発せられるブルーライトにも注意が必要です。
http://blue-light.biz/about_bluelight/
2018年10月5日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県荒尾市の遊園地グリーンランドで、9月30日に台風24号の影響で観覧車のホースが破損し、園内外にオイルが飛散していたことが分かった。
周辺の住宅や店舗に油のような液体が付着する被害が確認された。
園によると、同日午後1時半ごろ、大観覧車レインボー(高さ105m)の油圧式モーターにオイルを送る、高さ27mにあるゴムホースが破裂、オイル約500ℓが飛散した。
強風で観覧車の回転速度が上がり、ホースに負荷がかかったとみている。
当時は開園中だったが、観覧車は運休していた。
ただ、強風時に停止させると壊れやすいため、通常速度(1周約15分)で動かしていた。
職員が観覧車の停止とオイルの飛散に気付いたものの、園外は確認しなかった。
1日になって警察に「家に油のようなものが付いている」などの通報が4件あった。
付近の小売店で働く女性は、「車のワイパーにべっとり付いていた。店の壁のほぼ全面に斑点模様があった」と話した。
熊本地方気象台によると、9月30日午後2時ごろ、園から約9kmの同県玉名市で、観測史上最大の瞬間風速25.6mを記録した。
グリーンランドの別府支配人は、「近隣にご迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝。
被害には個別に対応する方針。
出典
『観覧車のオイルが園外に飛散 住宅に被害も 台風の影響 熊本のグリーンランド』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/455193/
2018年10月5日20時24分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう(5日)午前、白浜町の倉庫で、台風で壊れた屋根を修理していた44歳の男性が屋根から転落し、病院へ運ばれたが死亡が確認された。
警察によると、きょう午前9時前、白浜町栄にある「JA紀南とんだ支所」の倉庫で、職員の宮﨑さん(男性、44歳)が、台風の影響で割れた屋根にブルーシートをかける作業をしていたところ、足元が抜け落ち、高さ6.2mからコンクリートの地面に落下した。
宮﨑さんは田辺市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、間もなく死亡が確認された。
支所によると、屋根はスレート製で強度が十分ではないとして、現場責任者が鉄製の骨組みの上を歩くよう指導したということだが、宮﨑さんは骨組みがない部分を歩き、落ちたという。
警察では、業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。
出典
『台風で破損の屋根修理中、44歳男性が転落死』
https://wbs.co.jp/news/2018/10/05/124546.html
10月5日17時25分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前8時45分すぎ、白浜町にあるJA紀南とんだ支所の倉庫で「男性が屋根から落ちた」と従業員から消防に通報があった。
警察によると、転落したのはJA紀南とんだ支所に勤務する宮崎さん(男性、44歳)で、台風の被害をうけた職場の倉庫の屋根を修理していたところ、屋根が抜け落ちて、約6.2mの高さからコンクリートの地面に転落したという。
宮崎さんは意識不明の状態で田辺市内の病院に搬送されたが、約2時間後、死亡が確認された。
警察によると、宮崎さんは職場の同僚4人と屋根の上でブルーシートを交換している最中だったという。
発見された時、宮崎さんはヘルメットや命綱をしていなかったということで、警察は、誤って転落したとみて調べている。
出典
『台風被害の屋根修理中転落死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20181005/2040001422.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像では、屋根の棟にブルーシートがかけられ、重しとして土嚢袋が置かれているように見える。
以下は踏み抜いたと思われる部分が映っているNHK映像の1コマ。
カメラ角度のせいかもしれないが、人一人が落ちたにしては、穴は小さく見える。
(2019年6月26日 修正1 ;追記)
2019年6月25日16時6分にNHK和歌山から、安全対策不実施で支社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
田辺労基署によると、倉庫の屋根はスレートぶきで壊れやすい材質だったにもかかわらず、当時、踏み抜きを防止する足場が確保されていなかったうえ、転落を防ぐネットも設置されていなかったという。
このため、同署は25日、紀南農業協同組合と作業の責任者だった、とんだ支所の50代の支所長を、労安法違反の疑いで書類送検した。
これについて紀南農業協同組合は、「亡くなった職員と遺族に対し、大変、申し訳ない。厳粛に受け止めて安全対策を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典
『職員転落死亡事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190625/2040002992.html
2018年10月4日19時24分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月の地震による大規模な停電。
道内では、車のバッテリーを非常用の電源として活用し、最低限の営業や生活を維持できたケースがあった。
全道を襲った停電の中、道内に拠点を置くコンビニエンスストアのチェーンでは、1000を超える店の実に9割以上で、食べ物や日用品を販売し続けた。
なぜ、営業することができたのか。
従業員などの車のバッテリーを使って電力を確保し、レジを稼働したのだ。
札幌市にある文具の販売会社では、コンビニが営業を続けた方法を取り入れようと、工事を行った。
車からの電源でレジを動かし、乾電池のような、災害時に必要とされる商品を少しでも販売し続けたいと考えている。
家庭でも、車を活用していた人がいる。札幌市の近藤さん。
大型電池を積んだハイブリッドカーを持っている。
車内のコンセントにつないだケーブルを家まで延ばし、まず、冷蔵庫を動かした。
炊飯器でごはんを炊くこともできたという。
照明は懐中電灯で済まし、車の電池を節約。
2日間にわたった大停電をしのいだ。
近藤さんは、「震災後に、なにか慌てるということもなかったので、今回はすごく助かりました」と話している。
多くの車を持っているレンタカー会社も、車を電源として活用した。
レンタカーの電源を「臨時の充電器」として、無償で提供したのだ。
この会社では、乗るためだけでなく、非常時には充電器としてのレンタルにも応じようと考えている。
非常時の電源として注目される車。
専門家は、注意点もあると言う。
JAF北海道本部では、「電気自動車、ハイブリッド車ともに、大きなバッテリーを積んでいるので、長時間または大きな容量の家電製品を使うことが可能。しかし、一般車はバッテリーの容量もある程度限られるので、大きな家電製品を使うのはちょっと無理。自分の車がどれだけ電気を使えるのか、取扱説明書やメーカーに確認してほしい」と話している。
出典
『非常時の電源として注目される車』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181004/0004555.html
2018年10月4日19時21分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
実りの秋を迎え、キノコ狩りを楽しむ人も増える一方、毎年この時期は、毒キノコによる食中毒が多発している。
今年は今月1日までに12件発生し、三重県では70代男性が死亡した。
素人が食用のキノコと見分けるのは難しく、消費者庁は4日、注意を呼びかけた。
厚労省によると、2012~17年に毒キノコの食中毒は214件発生。
患者数は608人で、そのうち1人が亡くなった。
自分で採るだけでなく、知人がくれたのが毒キノコのケースもあった。
食中毒が最も多い毒キノコはツキヨタケで、食用のシイタケやヒラタケ、ムキタケと間違えるケースが多い。
食後30分~1時間以内に、嘔吐や下痢などの症状が出る。
消費者庁の岡村長官は、「図鑑と見比べるだけの素人判断をしないことが大切。少しでも不安がある場合は、専門機関や保健所に相談してほしい」。
もし、食べた後に体調が悪くなったら、すぐに医療機関を受診することを勧めている。
出典
『毒キノコ食中毒、消費者庁が注意喚起 もらい物もご用心』
https://www.asahi.com/articles/ASLB452X8LB4UTFL00K.html
(ブログ者コメント)
〇三重県の死亡事例は、下記参照。
(2018年9月18日11時23分 朝日新聞)
三重県は17日、同県桑名市の男性(75)が、ニセクロハツとみられる毒キノコを食べて食中毒を起こし、同日になって死亡した、と発表した。
食品安全課によると、男性は10日、夕食で自分で採ったキノコを自宅で鍋の具材として煮て食べた。
11日に下痢や嘔吐などの症状が現れ、同日夜には首から肩にかけて痛みを訴えた。
桑名市内の病院に入院後、呼吸困難になり、症状が悪化したため、愛知県内の病院に転院。
意識不明の状態が続いていた。
男性は、症状が出た時点で「食用のクロハツと思って食べた」と話していたという。
同課によると、全国でニセクロハツによる死者は、データのある2000年以降では計3人という。
出典
『毒キノコ「ニセクロハツ」食べて重体の男性死亡』
https://www.asahi.com/articles/ASL9L34LTL9LONFB002.html?iref=pc_extlink
〇今年の事例としては、上記以外、死亡事故ではないが、大分県や岩手県の事例も報じられている。
(2018年8月28日16時00分 朝日新聞)
大分県は27日、毒キノコのツキヨタケを食べた玖珠町の50代男性が下痢や腹痛などの食中毒の症状を発症したと発表した。
男性は入院はせず、すでに快方にむかっているという。
県によると、男性は26日、山登りをした際に由布市庄内町の男池周辺でキノコを採取し、翌日朝に、みそ汁に入れて食べたという。
残っていたキノコを県が鑑定し、食用のヒラタケやシイタケに似たツキヨタケと判明した。
ツキヨタケによる食中毒は、昨年10月にも発生している。
県は、「素人判断はせず、確実に鑑定された食用キノコ以外は、絶対に食べないでほしい」と呼びかけている。
出典
『シイタケ似の毒キノコで中毒 大分県「素人判断やめて」』
https://www.asahi.com/articles/ASL8X41M6L8XUBQU007.html
(2018年10月10日18時53分 NHK岩手)
二戸保健所管内に住む10代から70代の祖母、母、孫娘の家族3人が、山林で採取したきのこを煮物にして夕食で食べたところ、嘔吐や下痢などの症状を訴え、10代の孫が、一時、入院した。
いずれもすでに回復したということだが、医療機関からの通報を受けた二戸保健所が食べ残したきのこなどを調べたところ、毒きのこの「クサウラベニタケ」の一種による食中毒と断定された。
この毒きのこは、シメジとよく似ているため、3人が誤って食べたとみられている。
毒きのこによる食中毒の確認は、今年初めて。
県は、今年は高温で雨が多く、きのこが多く発生する条件が整っているとみていて、本格的なきのこ狩りのシーズンを迎える中、食用きのこと確実に判断できない場合は、食べたり人にあげたりしないよう呼びかけている。
出典
『毒きのこで家族3人が食中毒』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20181010/6040002272.html
ちょっと前、2018年9月26日20時30分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中日本高速道路会社は26日、車が接触したときなどに高速作業員の後頭部などを守るエアバッグ付きチョッキを開発したと発表した。
高速道路の規制線内に車が進入し、作業員が巻き込まれる事故が発生し、死傷者が出ていることから、身を守る手段として製作した。
道路の点検作業に順次、導入する予定。
今後、他社への販売も検討している。
道路点検の中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(東京・新宿)や、バイクのエアバッグ付きチョッキなどを手掛ける無限電光(名古屋市)と共同開発した。
腹付近に衝撃を検知する「加速度センサー」とエアバッグを膨らませる炭酸ガスの小型ボンベを装着している。
車の衝撃を再現した性能試験では、骨折などの重傷を負う確率が、チョッキを着用した場合に35%低減されたという。
高速作業員向けのエアバッグ付きチョッキは全国初としている。
中日本高速は2018年中にも道路点検で活用し、外販体制を整えるという。
出典
『中日本高速、エアバッグ付きチョッキ 作業員向け』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35782880W8A920C1L91000/
(ブログ者コメント)
〇本件、9月26日付で中日本高速からニュースリリースされていた。
以下は、抜粋。
【本製品の概要】
交通事故により受ける身体の損傷の形態は、車両との衝突により生じる衝突損傷(一次損傷)、衝突により跳ね上げられボンネットやフロントガラスへ衝突することで生じる跳ね上げ損傷(二次損傷)、その後路面などに投げ出されることによる転倒損傷(三次損傷)があります(図-1)。
本製品は、安全チョッキに取り付けたセンサが一定の閾値以上の衝撃を検知すると、回路を経由し、装備されたエアー起動装置によりエアバッグを膨張させるものです(写真-2)。
現在市販されているエアバッグ付き製品は、バイクと身体をつないでいるワイヤが事故や転倒で身体を投げ出された場合にワイヤが切れたことを検知してエアバッグが膨張するバイク用の製品や、高所作業時に誤って転落した場合に転落を検知してエアバッグが膨張する落下対策用の製品があります。
本製品では、規制区域内での作業に活用できるよう、通常作業の動作ではエアバッグは起動せず、車両と衝突した時など大きな衝撃を受けた場合に初めてエアバッグが起動するように工夫しました。
ただし、本製品は衝撃を受けなければエアバッグが膨張しないため、車両衝突による一次損傷を軽減する対策として、エアバッグが膨張しない状態でも衝撃を軽減する緩衝材(写真-3)を装備するとともに、手動操作でもエアバッグが膨張する手動起動スイッチ(写真-4)を付加しています。
【本製品の効果】
本製品により、身体に与える衝撃をどのくらい軽減できるかを評価するため、公的機関である一般財団法人日本自動車研究所(JARI)で性能評価試験を実施しました。
検証方法は、人体模型に本製品を着用させて胸部に衝撃を与えた場合と着用させなかった場合とで、身体に与える影響を比較しました(図-2)。
その結果、約23㎏の衝撃子を衝突速度約24㎞/hで衝突させた場合では、エアバッグ起動時は未装着時に比べて重傷以上(AIS3+※)となる可能性が大幅に軽減されました(写真-5)。
https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4395.html
〇道路上で作業中の作業員が車にはねられる事故は、本ブログでも
過去に何件か掲載している。
それら以外、以下は直近の事例。
(2018年10月6日12時9分 神戸新聞)
6日午前3時ごろ、兵庫県赤穂市東有年の国道2号で、標識を掲示して作業していた工事車両に大型トラックが追突し、運転席にいた警備員の男性(64)が死亡、助手席の警備員の男性(28)も顔などに軽傷を負った。
警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トラックの運送業の男性(43)を現行犯逮捕した。
容疑を過失致死に切り替えて調べている。
警察によると、警備員の男性らは道路の補修工事の事前調査を終え、資材の回収作業をしていたという。
出典
『工事車両に大型トラック衝突 警備員の男性死亡』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201810/0011707391.shtml
2018年10月5日12時50分にYAHOOニュース(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山形県鶴岡市で、道路にいた女性が、荷物を運んでいたフォークリフトにはねられ死亡した。
警察は、過失運転致死の疑いでフォークリフトの運転手を逮捕した。
4日午後7時すぎ、鶴岡市ほなみ町の市道で、荷物を積んだフォークリフトが、道路にいた女性をはねた。
女性は鶴岡市の齋藤さん(61)で、全身を強く打ち、病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。
警察は、フォークリフトを運転していた秋田市の会社員・今野容疑者(男性、41歳)を、過失運転致死の疑いで逮捕した。
警察によると、今野容疑者は、道路脇のホームセンターに商品を運んできた運送業者の社員で、トラックから降ろした商品をホームセンターのフォークリフトで店内に運ぶ途中に齋藤さんをはねた。
調べに対し今野容疑者は、「積み上げた荷物で、前にいた齋藤さんに気付かなかった」と話しているという。
出典
『フォークリフトにはねられ女性死亡・過失運転致死の疑いで運転手逮捕 山形・鶴岡市』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00010001-sakuranbo-l06
10月5日12時35分にNHK山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
走ってきたフォークリフトに、ひかれた。
今野容疑者は、道路に隣接するホームセンターに商品を届けるため訪れていたもので、トラックから降ろした除雪用具をホームセンターのフォークリフトを使って店内に移動する途中だったという。
調べに対し、「積み重なった荷物で前が見えにくいまま走っていて、人がいることに気がつかなかった」と、容疑を認めているという。
現場の市道は幅8mで歩道はなかったということで、警察が事故の詳しい状況を調べている。
出典
『フォークリフトにひかれ女性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20181005/6020002035.html
(ブログ者コメント)
以下は、さくらんぼテレビの1コマ。
事故時の状況を再現しているのだろうか、荷物満載で前が見えないフォークリフトを、左側から身を乗り出すようにして前方を確認しつつ運転していた。
2018年10月6日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時20分ごろ、秋田県由利本荘市西梵天のJR羽後本荘駅の駅舎屋上で、雨量計の点検をしていたJR東日本社員の池田さん(男性、55歳)が頭から血を流して倒れているのを、同僚が発見、通報した。
池田さんは頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。
雨量計は屋上からさらに2.6mの高さにあり、池田さんははしごを使って作業するところだったという。
同僚がはしごが倒れる音を聞いており、警察で原因を調べている。
出典
『雨量計点検作業中の男性死亡』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181006_43048.html
2018年10月4日19時1分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後1時半すぎ、「工事現場で土砂崩れが起きて1人が巻き込まれた」という通報が薩摩川内市の消防にあった。
現場は薩摩川内市冷水町の国道3号線沿いにある住宅裏の斜面で、警察や消防が到着したところ、土砂が崩れて大量に流れ出していた。
崩れた土砂の中から釘崎さんが救助されたが、すでに亡くなっていた。
警察によると、斜面は高さが40m、幅が14mにわたって崩れていた。
また、斜面にあった木は先の台風24号の影響で倒れていたが、撤去作業はこの木をクレーンでつり上げて固定した状態で行われ、釘崎さんは木の根元をチェーンソーで切る作業を担当していたという。
作業はほかに4人が従事していたが、4人にけがはなかった。
警察は、現場の状況や斜面が崩れた原因などについて詳しく調べている。
出典
『倒木撤去中の土砂崩れで死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20181004/5050004567.html
2018年10月5日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県内5市町の小中学校約30校の児童生徒らが4日に学校給食で出た牛乳について、味やにおいの違和感を訴えたことが同日、県教委などへの取材で分かった。
健康被害は確認されていないが、牛乳を提供したのは昨年6月にも同様の問題が発生したメーカー。
各市町教委は5日以降の提供を中止した。
保健所などが同日以降、原因を調べる方針。
県教委などによると、牛乳は紙パック200mℓ入りで、水戸市内の乳業メーカーが製造。
問題を受け、同社が牛乳を出荷している県内16市町村全ての公立小中学校や県立学校で、5日以降の牛乳提供を中止することを決めた。
違和感を訴えたのは、水戸、那珂、ひたちなか、常陸大宮、城里の5市町の小中学校。
4日の学校給食で出た牛乳を飲んだ児童生徒らから、「味が薄い」、「いつもとにおいや味が違う」などといった訴えが相次いだ。
同日午後、一部の市教委から県教委に報告があった。
県の食の安全対策室などによると、水戸保健所が5日にも同社を立ち入り調査し、製造過程に問題がなかったかなどを調べるほか、違和感を訴えた学校から回収した未開封の牛乳を検査するなどして、原因究明を進める方針。
学校給食の牛乳を巡っては、昨年6月にも同社が製造した牛乳を飲んだ県内8市町の児童生徒約3800人から同じような訴えが相次ぎ、うち約640人が体調不良を訴えた。
調査の結果、県は当時、「衛生的な問題ではなく、通常と原料が異なったことによる風味の違いが原因だった」などと結論付けた。
出典
『茨城県内5市町 給食牛乳、また異臭騒ぎ 昨年と同じメーカー』
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15386616249556
10月6日5時14分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水戸保健所は5日、同社工場に立ち入り調査したが、異常は見つからなかったという。
出典
『茨城 給食牛乳で児童ら1014人から異臭訴え』
https://mainichi.jp/articles/20181006/k00/00m/040/113000c
※この問題について再確認したところ、ちょっと前、2018年4月26日付で毎日新聞東京版から、牛乳の異臭に関し、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
なるほドリ ; 学校給食の牛乳で異臭問題があるようだね。
記 者 ; 牛乳を飲んだ子どもたちが「いつもと味が違う」「変な臭いがする」などと訴えた問題ですね。
昨年、東京都新宿区のほか、茨城や福岡でも同様の訴えがありました。
実は、たびたび全国的に起こっています。
Q ; 異臭の原因は分かったの?
A ; 東京都のケースでは、事業者が異物の混入や有害な微生物の有無などを調べましたが、異常は見つけられませんでした。
Q ; 不思議だね。
A ; 知っておきたいのは、牛乳は、生きている牛から搾った生の乳を殺菌したもので、工業製品とは違い、味の変動は常にある、ということです。
乳を出すのは、出産を終えた雌の乳牛です。
同じ牛でも、出産直後と日数がたった時期では乳の量が違うし、夏と冬では乳の脂肪分も異なります。
味が微妙に変わるのだそうです。
Q ; 搾られた乳は、どうやって学校まで届くの。
A ; 事業者が各酪農家から集めた乳は、いったん大きなタンクのあるクーラーステーションに集められ、そのあと、乳業メーカーの工場に送られます。
風味や有害物質の検査は、このステーションでも工場でも行われます。
生乳は地域ごとにあるステーションで混ぜられるため、味は個々の酪農家の段階よりも均一になりますが、それでも一年を通じてみれば、常に一定というわけではなさそうです。
Q ; 味が違うのは仕方がないってこと?
A ; そうはいっても、子どもたちの味覚や気持ちを軽視することは許されません。
工場の衛生管理に問題が生じていることもあり得るからです。
日ごろから酪農家と乳業メーカーと学校の3者が牛乳についてよく学び、酪農業の理解につながるといいですね。
出典
『質問なるほドリ 牛乳の異臭、なぜ起こる? 生乳は常に味変動 季節で脂肪分変化=回答・小島正美』
https://mainichi.jp/articles/20180426/ddm/003/070/109000c
(ブログ者コメント
昨年6月の異臭問題は、本ブログにも掲載している。
(2018年10月13日 修正1 ;追記)
2018年10月12日付で茨城新聞から、検査結果、異常はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
県などは11日、調査の結果、製造工程や牛乳の成分など衛生管理に問題はなかったと発表した。
5日から学校給食への提供を中止していた製造メーカー「I乳業」(水戸市)は、11日から提供を再開した。
県・食の安全対策室などによると、学校や同社から回収した牛乳について成分を詳しく検査したところ、異常は確認されなかった。
水戸保健所の立ち入り調査や牛乳の検査結果を踏まえ、県は「食品衛生上の問題はない」とした。
同室は、原因について衛生的な問題ではないとの見解を示し、「牛乳の風味は季節や飼料の種類などによって変わることもあり、一部の児童生徒が、いつもと違う風味として感じた可能性がある」と説明した。
同社が学校給食に提供しているのは、県内16市町村。
県教委などによると、県や同社が10日、16市町村の各教委などに説明会を開き、再開の了承を得た。
11日は11市町村と県立学校16校で提供を再開。
残りの自治体などへは12日以降、順次再開する。
出典
『「衛生上問題なし」 給食牛乳提供再開 県が調査』
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15392601212968
2018年10月4日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前4時半ごろ、美郷町中野字川原の非鉄金属製造業「Yダイカスト」(本社:横浜市)秋田工場で、マグネシウム鋳造工場内の廃棄マグネシウムを入れたドラム缶から出火、ドラム缶3個と工場の壁約18m2を焼いた。
けが人はいなかった。
警察によると、近隣住民が爆発音を聞き、工場内から火が見えたため、119番した。
秋田工場によると、鋳造工場は24時間稼働で、当時、従業員10人ほどがマグネシウムを金型に流し込む作業を行っていた。
マグネシウムは、水と化学反応を起こすと火の勢いが強くなる恐れがあるため、出動した消防隊は放水せず、燃え尽きるまで見守り、約2時間後に鎮火した。
警察が出火原因を調べている。
出典
『山﨑ダイカスト秋田工場から出火 けが人なし』
https://www.sakigake.jp/news/article/20181004AK0029/
2018年10月5日0時24分に日本経済新聞電子版から下記趣旨の記事が、塩分が付着した状況の写真や塩害が起きる仕組みの図解付きでネット配信されていた。
日本列島を縦断した台風24号は、暴風と大雨だけでなく、巻き上げた海水による「塩害」を各地にもたらした。
海から離れた畑でも、野菜の葉が枯れるなどの被害が発生。
付着した塩を洗い流そうと、ガソリンスタンドには長い車の列ができた。
塩害が原因とみられる停電も広範囲で起き、専門家は「内陸部でも対策を進める必要がある」と指摘している。
「塩がかかって葉が枯れた」、「苗を抜いて植え替えないといけない」。
台風24号の北上に伴い、9月30日夜から1日朝にかけて関東地方に強風が吹いた後、JA千葉中央会(千葉市)には、千葉県内各地のJAから次々と塩害の報告が入ってきた。
「コメの収穫が終わっていたのは不幸中の幸いだが、ハクサイなど、収穫間近の葉物の被害が大きそう」と、同会の広報担当者はため息をつく。
同県の内陸部にある富里市でも、収穫期のダイコンや順調に育っていたニンジンの葉が茶色く枯れてしまい、JA富里市の広報担当者は、「自然を相手にする難しさを痛感した」と声を落とした。
千葉市美浜区のガソリンスタンドでは、1日以降、2台ある洗車機がフル稼働。
付着した塩を落とそうと、順番待ちの車が列を作った。
スタッフの女性は、「こびりついた塩がなかなか落ちないので、高圧噴射や手洗いを希望するお客さんが多い。こんなに忙しいのは初めて」と話していた。
千葉県御宿町では2日午後11時ごろ、JR外房線沿線に住む住民が線路脇の送電設備から火花が出ているのを発見、通報。
JR東日本は、現場一帯への送電をいったん停止した。
火花が出た部分の付着物をふき取ったところ、問題なく復旧できたが、この影響で外房線は約1時間50分間にわたって運休した。
京成線船橋競馬場駅(同県船橋市)では3日夜、構内の送電線から出火し、停電が発生。
4日朝には復旧したが、一部区間が運休して通勤客らに影響が出た。
京成電鉄は、塩害が原因の可能性があるとみている。
塩害が原因とみられる停電は、千葉、茨城、東京、神奈川、静岡などの沿岸部を中心に、広い範囲で発生。
電線や電柱で火花を目撃した例も相次いだ。
塩害に詳しい電力中央研究所(東京)の本間宏也・上席研究員は、「塩害は広範囲に及びやすく、復旧にも手間がかかる。停電だけでなく、電線が燃え上がる恐れもある」と説明。
「沿岸部に限らず、電柱・電線の絶縁強化などの対策を進めていくべきだ」としている。
【「風台風」で起きやすく】
台風による塩害は、強い風に巻き上げられた海水が陸上に吹き付けられ、含まれる塩分が構造物や植物などに付着することで起こる。
通常は台風の雨で洗い流されるが、暴風を伴う「風台風」で雨が降りやんだ後も強風が続いたり、台風の通過後に晴天が続いたりすると、塩分が乾いて残り、被害が生じる。
水を含んだ塩は電気を通しやすいため、電線と電柱をつなぐ絶縁部分などに付着すると、通常と異なる電気の流れが生じて停電の原因になる。
エアコンの室外機や車などに塩が付くと、サビが生じやすくなる。
過去にも、収穫前の野菜や果実に被害が出たり、畑の土壌が悪化して影響が長期に及んだりしたケースがあった。
出典
『台風去って「塩害」残す 野菜枯れ、電線で火花』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36156850V01C18A0CC1000/?n_cid=NMAIL007
10月5日14時0分に産経新聞からは、塩害で停電にまで至るケースは珍しいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京成電鉄は5日、複数の送電線から出火して停電が発生し、午前9時半ごろから全線で運転を見合わせたと発表した。
台風24号の影響で送電線に吹き付けられた海水が乾燥し、電線がショートする塩害が起きたとみて調べている。
電線から火花や異常音が出る現象は、千葉のほか、茨城や東京、神奈川、静岡の各都県でも確認されたが、停電にまで至るのは珍しいという。
出典
『京成線、全線運転見合わせ 塩害か、複数の電線出火』
http://www.sankei.com/affairs/news/181005/afr1810050011-n1.html
10月6日0時33分に毎日新聞からは、塩害で電線がショートする理由について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力によると、塩害は塩水が電気を通しやすいために起こる現象。
横浜国立大の西村誠介名誉教授(電子工学)は、台風の強風により海水の塩分が空気中に飛ばされ、電線を電柱に固定して支えるための絶縁体「碍子」に付着したことが原因となった可能性を指摘する。
付着後、雨や湿気で碍子がぬれて塩水となり、通電してショートしやすくなるという。
出典
『台風塩害 JRなども 海水で電線絶縁体ショート』
https://mainichi.jp/articles/20181006/k00/00m/040/130000c
10月3日18時40分にNHK千葉からは、関東地方の沿岸部では塩分が付着しにくい碍子を設置しているのだが・・・など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関東地方の沿岸部では、2日夜から3日未明にかけて、電柱などから火花のようなものが出ているという通報が消防や警察に相次ぎ、鉄道が一時、運転を見合わせた。
台風24号のあと、電気設備に塩分が付着して起きる「塩害」によるものとみられ、千葉県御宿町では「塩害」が原因とみられる停電が発生した。
東京電力によると、強い風で巻き上げられた海水の塩分が電柱に取り付けてある変圧器や「がいし」と呼ばれる絶縁用の部品に付着し、塩分は電気を流れやすくするため、通常は起きない複数の電気の流れが発生してショートし、停電につながったとみられるという。
東京電力は、関東地方の沿岸部では、塩分などが付着しにくい複雑な形状にした「がいし」を設置しているが、今回の台風24号による強風で大量の塩分が付着した可能性もあるとして、原因を詳しく調べることにしている。
東京電力では、電柱の変圧器や「がいし」の周辺で、火花のようなものを見たり、ジリジリという音を聞いたりして不安を感じたら、相談窓口に連絡してほしいとしている。
出典
『「塩害」停電 大量塩分が付着か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20181003/1080003976.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
2018年10月4日17時3分に静岡新聞からは、静岡県内でも塩害で農作物の被害が出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号の影響で、静岡県内沿岸部の畑や市民農園で農作物の塩害が確認されている。
停電の影響で水をまいて塩分を洗い流せないケースもあり、今後、さらに被害が拡大する恐れがある。
出荷量の減少も懸念され、県が被害状況を調べている。
県によると、広範囲で強い潮風が吹き、塩分が農作物に降り注いだ。
塩分が付着すると葉がしおれ、黒く変色する。
洗い流せば被害は抑えられるが、停電で散水設備が使えない農家もあるという。
出典
『<台風24号>塩害、静岡県内農作物に打撃 停電で洗い流せず』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/549283.html
10月4日22時0分に南日本新聞からは、鹿児島県でも塩害で茶畑に被害が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
南薩沿岸部では、台風24号通過後、北西部からの吹き返しの暴風で潮風害が発生。
南九州市茶業課によると、市南部と中部を中心に葉が茶色になるなど被害が出た。
茶畑全体の約2割に当たるという。
3日、同市知覧町塩屋であった講習会には、関係者約100人が参加。
台風通過後にスプリンクラーで散水した茶畑は塩分濃度が低く、葉の変色を回避できたことから、散水の重要性も再確認した。
出典
『茶畑の葉ずれ、塩害防げ 講習会で注意喚起 南九州市』
https://373news.com/_news/?storyid=96822
10月6日19時41分にNHK広島からは、塩害を受けた車は早めに洗車したほうがよいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風の風に海水が巻き上げられて、含まれた塩分が農作物や車などに付着して被害をもたらす「塩害」が起きるおそれがあり、台風が去った後、早めの対策をとることが必要だ。
このうち自動車では、塩分がついたままにしておくと、ボディーの塗装が剥がれたり、ブレーキのディスクなどが錆びて効きが悪くなったりするほか、電気の配線がショートしてしまう恐れがある。
山口市にある自動車整備工場の整備士、長富さんによると、こうしたトラブルを防ぐためには、台風が去ったあと、なるべく早く車を水で洗い流すことが大切だという。
具体的には、ホースの先を細めるなどして水の勢いを強め、ドアやボディの隙間までしっかりと洗い流したうえ、タイヤのホイールの隙間にホースを差し込んで、ブレーキなどの部品に付着した塩分を丁寧に取り除く必要がある。
さらに、電気系統の部品や燃料タンクなどが集まっている車体の下の部分にも水をかけるほか、洗い終わった後は丁寧に拭き取ることが大切だ。
整備士の長富さんは、「ブレーキの部品が錆びると、事故につながるリスクがある。水とホースがあれば簡単に防ぐことができるので、台風が去った後には、出来るだけ早く対策してほしい」と話している。
出典
『台風去っても「塩害」対策を』
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20181006/0002553.html
(ブログ者コメント)
台風24号通過後、市原市にあるブログ者の住まいでは、ベランダや車がベトベトになっていた。
急ぎ、ベランダは拭き掃除。
車は、普段は自分で洗っているが、今回ばかりは洗車機にかけた。
過去の台風時、ベトベトになった記憶はない。
複数の鉄道路線が塩害で運休になった点などから考えると、今回の台風は特別だったようだ。
とはいえ、我が家は、東京湾から直線距離で4~5km離れている。
それなのに海水が飛んできた。
一体、どの程度まで飛ぶのだろうか?
気になって調べたところ、三菱電機が旧建設省の資料を参考にして作成した塩害地域の目安図が見つかった。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/oshirase/2018/nwcamera/pdf/nwcamera_01.pdf
それによると、関東は2kmが目安。ただ、前提は不明だ。
我が家のベトベト事例などから推察すると、上記は台風以外の一般的な気象条件での目安ということなのかもしれない。
(2018年10月13日 修正1 ;追記)
塩害被害については、その後も被害の範囲や規模などについての報道が続いているが、そのうち、かなり内陸部にも被害が及んでいたという情報があったので紹介する。
記事中の上総大久保駅は太平洋から、上総久保駅は東京湾から、それぞれ直線距離で15kmほど離れている場所だ。
(10月10日21時29分 毎日新聞)
小湊鉄道の上総大久保駅や上総久保駅の周辺にあるイチョウは写真撮影のスポットとして人気だが、台風の通過後は、海側の葉が散ったり、枯れたように変色したりしているという。
渓谷沿いのモミジも、例年なら緑色の葉を付けるころだが、一部は木に付いたまま茶色に変わった。
出典
『台風被害 落葉、変色、枯死… 塩害で秋の行楽に暗雲』
https://mainichi.jp/articles/20181011/k00/00m/040/124000c
2018年10月4日4時41分に北海道新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
胆振東部地震による大規模停電(ブラックアウト)で、自動火災報知設備の予備バッテリーの電圧低下などを知らせる警報音が鳴り、火災発生と誤認した119番などの緊急通報が、札幌市で1000件近くに上るなど、各地で多発していたことが分かった。
台風21号の影響で停電した関西圏でも同様の通報が相次いだといい、総務省消防庁は、注意喚起を徹底するよう求める初の通知を、全都道府県と政令市に2日付で出した。
札幌市消防局によると、地震発生の9月6日から、市内の停電が解消した8日までの3日間、警報音を火災発生と誤認した通報が約970件あった。
すべてが、自動火災報知設備の設置が義務付けられているマンションなどの集合住宅からだった。
消防は、すべてで警戒出動し、うち770件が報知設備の予備バッテリーの電圧低下や電源切れなど、バッテリーに起因したものだと確認された。
停電復旧後に警報音が鳴ったケースもあった。
残る約200件の警報音の原因は特定できなかった。
札幌市内では、地震発生の6日には火災出動が6件、救急出動が597件あり、消防の業務量が急増していた。
各地の消防本部によると、同じ期間に同様の通報や出動が、旭川市内では共同住宅やグループホームなどから10件、函館市では18件、釧路市では6件、帯広市では22件あった。
出典
『地震停電で報知機発報、火災誤認の通報970件 札幌』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/234574/
(ブログ者コメント)
台風20号時に兵庫県で誤発報が相次いだ事例は、本ブログでも紹介スミ。
2018年8月29日掲載
『2018年8月24日 兵庫県の神戸市など5市で台風20号襲来時、火災報知器誤作動が206件、消防は災害対応への影響を危惧、屋外に設置する場合は防水機能ある機種が望ましい』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8734/
その時の誤発報は、装置内部に水が入ったことが原因だったということで、その点、今回とは異なる。
ちなみに台風21号時に関西で誤発報が相次いだという事例は、ブログ者は知らない。
ひょっとすると、台風20号の誤植かも。
2018年10月3日14時25分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
強風で錨が海底から外れて船が流される「走錨」について、海上保安庁が人工知能(AI)を使って迅速に把握するシステムの開発を進めていることがわかった。
9月の台風21号でも、走錨したタンカーが関西空港の連絡橋に衝突する事故が起きており、同庁はAIの活用で事故の未然防止を図る。
台風などの際、船舶は流されないよう錨を下ろして停泊(錨泊)するが、錨が海底から離れると走錨が起きる。
船自体がすぐに気づかないこともある。
同庁によると、走錨に伴う500トン以上の船舶の事故は、昨年までの10年間で計66件発生。
今月1日にも、台風24号の影響で走錨した貨物船が川崎市内で護岸に衝突している。
同庁は現在、全国7か所にある「海上交通センター」から、東京湾や大阪湾などで錨泊する船舶を、全地球測位システム(GPS)を用いた装置で監視。
あらかじめ設定した範囲から船が出ると警報が鳴る仕組みだが、範囲内で走錨した場合は把握できないなどの課題があった。
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出典
『錨外れ船舶漂流、AIで察知…衝突防止へ海保』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181003-OYT1T50035.html
(ブログ者コメント)
関西空港と川崎市の走錨事例は、ともに本ブログに掲載している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。