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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年4月28日付で朝日新聞鳥取全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
倉吉労基署は27日、倉吉市の造園業「I園」の実質的代表者の男性(51)を労安法違反の疑いで書類送検し、発表した。
 
同署によると、昨年9月、倉吉市福庭町で街路樹の枝切り作業をしていた男性作業員(59)が高さ約3mの木から転落し、首の骨が折れるなどの重傷を負う事故が起きた。
しかし、当時、現場監督を務めた代表者の男性は、転落防止用のネット設置や命綱を着用させることを怠った疑いがある。
 
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2012年4月28日付で毎日新聞鳥取版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
鳥取労働局は26日、県内の11年労働災害発生状況を発表した。

休業4日以上の労働災害で、死傷者数は547人(前年比82人増)と大幅に増加。2年連続で前年を上回ったのは1979年以来32年ぶり。死者も10人(同2人増)と、3年連続で増加している。

業種別の死傷者数では、清掃業・ビルメンテナンス業(同12人増)、保健衛生業(同15人増)、建設業(同29人増)、卸・小売業(同19人増)など。
第3次産業が全体の46・1%を占めた。


事故の形態は、転倒135人(同24人増)、転落95人(同15人増)、はさまれ・巻き込まれ80人(同17人増)の順に多かった。
転倒のうち、雪・凍結が原因の事故は42人(同33人増)と、昨冬の大雪の影響で大幅に増加した。


同局は「災害防止のため、事業場へ直接指導したり、災害頻度の高い業種へ集団説明会を開催するなどして災害防止をはかりたい」と話している。


出典URL
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20120428ddlk31040495000c.html
 
 
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2012年4月28日付で毎日新聞新潟版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
27日午後3時35分ごろ、南魚沼市のK電器製作所新潟工場から出火、木造2階建て工場延べ約750m2を全焼した。従業員27人は逃げて全員無事だった。

警察によると、同工場は28日から休みになるため、バーナーを使って溶融炉内部や周辺の壁に付着した汚れを落とす作業をしていたという。
バーナーの火が何かに引火したとみて、関係者から事情を聴いている。


同製作所は創業55年。電線とその支持物との間を絶縁するための器具など高周波絶縁物の研究、開発、製造をしている。


出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120428ddlk15040051000c.html
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2012年4月28日10時53分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午後1時半ごろ、鎌倉市長谷にある鎌倉観光会館の裏山にある、斜面の土砂崩れを防ぐためのコンクリート製の擁壁が、縦15m、横15mに渡って崩れ落ちた。

コンクリート片や土砂が周辺に散乱し、直径10cmほどのコンクリート片が観光会館の窓から飛び込み、2階にいた観光客の女性の頭に当たり、女性がけがをした。
鎌倉市によると、この女性は観光会館の売店の従業員に付き添われて病院で手当を受けたが、けがの程度は軽いという。


この擁壁は、少なくとも30年以上前に作られたということで老朽化が進んでいたとみられ、市などでは、被害の状況や崩れた原因について詳しく調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1006618721.html
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2012年4月27日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
27日午前8時40分ごろ、平塚市の相模川に架かる国道1号馬入橋で、作業中の塗装業者が「ガスの臭いがする」と東京ガスに連絡。
同社職員が橋の下部を通っているガス管(直径30cm)2本を調べたところ、1本からガス漏れを発見し、同9時半ごろ119番通報した。


同社によると、ガス管に傷があり、そこからガスが漏れていた。
応急工事に続き、ガス管の交換工事を実施。傷ができた原因は調査中という。
この影響で平塚署は馬入橋を同9時45分から通行止めとしたが、応急工事後の午後2時に解除した。

 
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1204270014/
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2012年4月26日19時8分にNHK岡山から、同日22時43分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岡山県内では2月、倉敷市で掘削中の海底トンネルが崩落して作業員5人が死亡するなど、ことしに入って労働災害による死者が急増し、25日までに14人が亡くなっている。

これは去年の同じ時期(3人)の4倍を超えるペースで、岡山労働局は26日、「死亡災害増加警報」を発令した。

業種別では、建設業5件9人、運輸交通業2件2人、製造業2件2人、商業1件1人。

同局では、来月、建設現場を中心に緊急のパトロールを行うほか、県内の各労基署を通じた指導・監督を強化。業界団体に実効ある対策を要請して事故撲滅を図ることにしている。

同局が死亡災害に関する警報を発令するのは今回が初めて。
局長は、「企業がコスト削減を行うなか、安全が軽視されているおそれがある。パトロールを強化するなどして安全対策に努めたい」と話している。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024741451.html
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012042622430439/
 
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2012年4月26日17時40分にNHK神奈川から、同日13時19分に現場の写真付でmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午前5時半ごろ、川崎市中原区にある東海道新幹線の高架橋の下の路上にモルタル片が落ちているのを、近くに住む人が見つけた。

JRによると、モルタル片は長さ75cmの細長い3角柱のような形で重さは2kg余りあり、高架橋からはがれておよそ6m下の路上に落ち、ばらばらに割れていた。
当時、下を通りかかった人はおらず、けが人はいなかった。


JR東海によると、この高架橋は東海道新幹線が開通した昭和39年に作られたが、はがれたモルタルがいつ工事されたものかは確認できないという。
3月に定期点検(年1回)したときは、異常はなかった。

モルタルは、高架橋の上の電柱とコンクリートの基礎の隙間を埋めるためのもので、JR東海は同じ工法を使った東海道新幹線の東京・大阪間の線路の基礎部分などおよそ350箇所についても点検することにしている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1006618501.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120426/dst12042613200006-n1.htm
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2012年4月25日付の読売新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県は、東日本大震災の教訓を踏まえ、石油コンビナートの防災計画を修正する方針を決めた。
津波による浸水や液状化の対策を強化するのが特徴で、25日に県と横浜、川崎、横須賀3市などの会議で決定する。

修正案では、コンビナート区域のうち、石油や高圧ガスを大量に貯蔵し、「特定事業所」に指定されている3市の発電所や化学工場、製鉄所など84か所について、
〈1〉津波による浸水
〈2〉液状化被害
〈3〉数秒以上の周期でビルや石油タンクを大きく揺らす「長周期地震動」
の3点を想定し、新たに対策を取ることにした。

津波対策では、県が先月にまとめた予測で、沿岸部のコンビナート区域に最大で、高さ4m程度の津波が押し寄せ、津波による浸水は高さ2~3mになるとしており、各事業所の業態や立地に合わせ、防潮堤の建設や施設電源の水没防止の措置を講じる。
電気系統については、東日本大震災で福島第一原発が電源を喪失したほか、仙台市では施設が水没した例もあり、対策を強化する。

消防庁は、2006年度の指針で、「津波は最大でも1m程度で、浸水の可能性は非常に小さい」と予想し、県はこれまで津波による浸水被害は予測の対象外としていた。

液状化対策としては、ガスや石油などの配管に柔軟性を持たせ、軟弱になった地盤の影響による破損を防ぎ、避難や消火活動に支障をきたさないように迂回路の確保や道路に敷く鉄板の備蓄を徹底する。

石油や液化天然ガスなどを貯留する浮き屋根式の大規模タンクは、長周期地震動で屋根がタンク内に沈まないよう浮力を強化する。

県は、14年度までに各事業所への立ち入り検査を行い、対策の進展状況を把握する。
県工業保安課は「日本の工業の中枢を担う地域の防災対策を事業者とともに進めていきたい」としている。

県が昨年11月、特定事業所を対象に実施した調査などによると、大震災では7事業所が「敷地の一部で液状化が発生した」と回答。
川崎市の石油化学工場でタンクの浮き屋根が沈んだり、石油があふれたりする被害があった。
津波による浸水対策は、全体の83%にあたる65事業所が「実施していなかった」としていた。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20120425-OYT8T00066.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
電源水没防止対策に関し、26日7時30分にNHK首都圏からは、「予備電源を水没させない対策などをとるよう求めている」と報道されていた。
内容から考えると「施設電源」ではなく、NHK報道どおり、「予備電源」に求められる対策だろう。
 

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2012年4月26日8時30分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
25日午後1時57分ごろ、にかほ市両前寺の中間産業廃棄物処理業「佐藤化学工業」敷地の屋外にあった空のドラム缶1本(200ℓ)が破裂し、約20m南の従業員駐車場に破片が落下した。
底板以外の部分が、敷地と駐車場を隔てる高さ約4mの塀を飛び越えた。
駐車場の車2台の屋根と窓ガラスが破損した。
当時、付近に人はおらず、けが人はなかった。

近くを通り掛かったパトカーが「ドン」という音を聞き、現場に駆け付けた。原因は捜査中。

警察によると、破裂したのは、直径60cm、高さ85cmのドラム缶。
アルミ粉末が混入した廃油の回収に使った後、再利用するため、空にした上でふたを開け、2、3カ月前から屋外に置いていた。
5日ほど前に確認した際、缶が変形していたため再利用を諦め、ふたをしていた。

同社は「缶内に付着したアルミ粉末が何らかの要因で化学反応を起こし、ガスを発生させて缶が膨張したのかもしれない」としている。

25日早朝に見た際、缶は膨張していなかったという。
同社は破裂後、同様に屋外に置いた他のドラム缶数本を屋内に移し、取引先にも注意を呼びかけた。
 
同社によると、回収したのはアルミを削る際に使う切削油の廃油。ポンプで全量吸い出すが、缶の内側に微量の廃油が残るという。
同種の廃油の回収に再び使うため、洗浄はしなかった。

 
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120426a
 


(2012年6月11日 修正1 ;追記)
 
2012年4月26日付の秋田さきがけ紙面に、ネット配信された記事プラスαの記事が掲載されていたので、その部分(「同社は」以降)を追記した。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
常温で、しかもさほど特別な化学物質があったわけでもないのに、ガスが発生した模様。
なぜか?
考えられるシナリオの一つが、腐食電池現象による水素発生だ。
具体的には、以下のようなメカニズムが働いていたのかもしれない。
 
・ドラム缶を2、3ケ月屋外に置いていたことで、中に雨水が入り込んだ。
・おそらく雨水はph5程度の酸性。その酸性の水にドラム缶の鉄と内部に残っていたアルミ粉末とが浸る状態になった。
・金属の電位列からいうと、アルミ粉末はアノード、ドラム缶の鉄はカソードとなり、もってアルミ粉末は腐食され、ドラム缶側からは水素が発生した。
・粉末状態のアノードに比べ、カソードの面積はべらぼうに大きかったので、腐食ならびに水素の発生は急激に進行した。
 
とまあ、考えてはみたが、アルミ粉末は微量の模様。ドラム缶を破裂させるほど大量の水素が発生したかどうかは疑問だ。
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2012年4月26日付で毎日新聞京都版から、また4月25日11時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
25日午前10時半ごろ、京都市下京区五条御前交差点の近くで道路拡幅工事をしていた生コンクリートポンプ車の配管が破裂した。
配管から液状のコンクリートが飛び散り、信号待ちをしていた自転車の男性(74)と原付きバイクの女性(51)が軽傷を負った。


警察によると、ポンプ車は共同溝の工事のため、この日午前8時半ごろから作業員6人でコンクリートを流し込んでいた。
ポンプ車がミキサー車に生コンを流し込む作業中、生コンが配管に詰まって鉄製の管が破裂。生コンの小石(直径2~3cm)が半径15mの範囲に多数飛び散ったとみられる。
鉄製のポンプの接合部が長さ15cm、幅約9cmにわたり破裂しているといい、警察が詳しい事故原因を調べている。

事故当時、交差点の南で信号待ちをしていた男性(34)の乗用車は、飛んできた石がぶつかり、フロントガラスが破損した。男性は「爆発のような音が聞こえたので思わず車内で身をかがめた。その後、車の上からバラバラッというすごい音が鳴り、無数の石が降ってきた」と驚いた様子で話した。


出典URL
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120426ddlk26040546000c.html
http://www.asahi.com/national/update/0425/OSK201204250054.html
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2012年4月25日付で毎日新聞徳島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
徳島労働局がまとめた11年の労働災害発生状況によると、労災死傷者(死者と休業4日以上の負傷者)は757人(前年比65人減)で、78年に集計を始めて以来、過去最少だった。
うち死者は8人(同3人減)。
労働局は、「職場の危険を取り除く『リスクアセスメント』が普及するなど、安全意識が高まっている」と分析している。


業種別では、製造業が最多の207人(同3人増)で以下、建設業162人(同4人減)、運輸交通業75人(同10人減)などと続く。
製造業、建設業、林業、小売業で、それぞれ2人ずつ死者が出た。


事故の形態別では、「墜落・転落」が165件で全体の21.8%を占め、次いで「転倒」120件、「挟まれ・巻き込まれ」106件の順だった。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20120425ddlk36040669000c.html
 
 
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2012年4月25日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
福島労働局は24日、2011年の県内での労働災害による死亡者数は、前年よりも11人増えて30人だったと発表した。
 
過去2年間は20人を下回っていたが、東日本大震災の復旧・復興工事で6人、7月の豪雨で2人が亡くなった。
休業4日以上の死傷者数は1785人で、前年から1人減った。
 
同局によると、建設業で16人(前年比10人増)、製造業で6人(同1人増)と、死亡災害が多い2業種で増えた。
事故別では、墜落・転落、交通事故が6人ずつで最も多く、機械に挟まれたり巻き込まれたりした人も5人いた。
 

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2012年4月25日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
村山労基署は23日、米沢市の看板広告業「A」を労安法違反の疑いで書類送検した。
 
同社は今年1月、村山市中央一丁目の貸看板設置作業場で、法令で定めた資格がない男性作業員(72)に移動式クレーンを運転させた疑い。
クレーンが転倒し、作業員が下敷きになって死亡した。
 
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2012年4月24日19時2分にmsn産経ニュース埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
24日午後2時40分ごろ、東松山市松葉町の資材置き場で、男性2人が乗用車の解体作業をしていたところ、火の粉がガソリンの入ったバケツに飛び移って出火。
一人(67)が背中や足などに重いやけどを、もう一人(37)が腕や足にやけどを負った。この火災で乗用車が全焼した。

 
警察の調べでは、2人は資材置き場の所有者から乗用車の解体を依頼され、作業に当たっていた。
作業中に車からガソリンが漏れ出たため、バケツですくって入れておいたという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120424/stm12042419020007-n1.htm
 


(2012年5月27日 修正1 ;追記)
 
2012年4月25日付の埼玉新聞紙面に、事故時の状況に関する若干違ったニュアンスの記事が掲載されていた。
 
負傷した2人は親子で、解体中に車から漏れたガソリンをバケツで受けながら作業していたという。
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2012年4月24日18時31分にNHK札幌から、また4月25日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日正午すぎ、札幌市豊平区の「びっくりドンキーミュンヘン大橋店」で、「店の看板が倒れて男性客にあたった」とレストランの従業員から警察に通報があった。
警察によると、男性客は店に入ろうとしていたところ、支柱ごと倒れてきた看板にあたったということで、腕などに軽いけがをして、病院で手当てを受けた。


倒れた看板は木製で横が4m、縦が2m。店の入口脇にあり、高さ3m、直径約30cmの支柱に取り付けられていた。警察の調べによると、支柱は2本とも根本が腐っていたという。
店長は、「看板はおよそ10年前に設置して老朽化していたので、移設する予定だった。その矢先に起きた事故で、けがをした方には大変申し訳なく思っています」と話していた。


ドンキを経営するアレフによると、東日本大震災後、全国の店舗に、看板や装飾の安全性を目視や手で揺するなどして確認するよう、指示していたという。
警察は、店の関係者から話を聞くなどして看板が倒れた原因を詳しく調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7004675091.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□大震災から1年以上経つが、その間、台風や爆弾低気圧が襲来している。仮に、押してグラグラするような状態だったとしたなら、店の入口でもあることだし、すぐに撤去してしかるべきだった。
□移設する矢先の出来事だったというが、いつ本社?が指示を出し、いつ店が老朽化を確認し、いつ移設する予定だったのだろうか?

 


(2012年5月27日 修正1 ;追記)
 
2012年4月25日付の北海道新聞紙面に、昨年11月ごろに補強していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
看板は、木製の支柱2本にくぎなどで固定されていた。
支柱は2本とも根元から折れており、警察は腐食していたとみて原因を調べている。
看板は2002年に設置され、昨年11月ごろ、支柱から外れそうになったため補強したという。

 

(ブログ者コメント)
 
昨年11月、支柱根元の腐食に比べ、看板が外れそうになっていることのほうが優先順位が高いと判断したのだろうか?
もしそうなら、同時にあれもこれもというわけにはいかないかもしれないので、考え方として間違っているとはいえない。
ただ、それから半年後の移設という点が、もう少し早ければと悔やまれるところだろう。
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2012年4月24日9時37分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年12月、小田原市の小学校のプールから水道料金にしておよそ300万円分の水がむだに排水されていた問題で、校長ら教職員3人が、およそ半分にあたる150万円を私費で支払うことになった。
この問題は去年12月、小田原市にある市立三の丸小学校で、10日間にわたり水道料金にしておよそ300万円分の水がむだに排水されていたもの。


小田原市教育委員会によると、このプールは水位が下がると給水管から自動的に水が供給されるシステムになっており、プールの管理を担当していた30代の男性教諭が給水管が閉まっているのを確認しないまま、排水作業を行ったために、むだに水が漏れ出し続けたという。

これについて教育委員会では、小学校に対してむだになった水道料金の半分にあたる150万円を負担するよう求め、小学校側では、男性教諭のほか、校長と当時の教頭の3人が私費で支払うことを決めたという。

残るおよそ150万円については小田原市が負担するということで、教育委員会は「公費での負担は申し訳なく思っており、市民感情を考慮すれば学校側に負担を求めるのは仕方がないことだ」と話している。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054660561.html
 
 
当時の様子は、2012年1月14日付で神奈川新聞から、下記趣旨でネット配信されていた。
 
小田原市教育委員会は13日、市立三の丸小学校の屋内プールで10日間にわたり水を出しっぱなしにするミスがあり、約300万円の損失が起きたと発表した。

市教委によると、出しっぱなしにしたのは昨年12月12日から同21日まで。
使用期間を終え、12日に閉鎖作業のために排水管を開きプールの水を抜いたが、担当教職員が給水管を閉め忘れた。
翌13日、この職員が作業の終了をプール内で確認ぜずに放置。21日に巡回した別の教職員が見つけた。


地下1階にあるプールは、縦25m、横13mで容量325m3。
今回、約6千m3が使われないまま流れ出た。


プール室は施錠されたドアがあり、給排水弁の操作は室内の機械室で行う。
水が減ると自動給水される仕組みで、通常は弁が開放になっている。


原因について市教委は、シーズン末の昨年9月下旬に低学年の児童が使用するため水量を減らした際、担当教職員が給水管を閉鎖、この状態が続いていたと思い込み、確認を怠ったなどとしている。

一方、発見した教職員は教務主任に報告したが、教務主任は校長に1月6日まで伝えなかった。
同日、水道検針に訪れた担当者が大量漏水を指摘したために教務主任が校長に報告、初めて調査に動いた。


出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1201130016/
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2012年4月23日付でSTVニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
きょう札幌市西区のみそ製造工場で、ボイラーが爆発する事故があったが、強風の影響という可能性が出てきた。

爆発事故があったのは、札幌市西区のKみそ醸造所。
午前9時50分ごろ、近くの住民から「爆発音がして黒い煙が出ている」と119番通報があった。
この事故で、けが人はいなかったが、煙突が破損し、一時、倒壊する恐れがあったため、近くの住民が避難するなど周辺は騒然となった。

爆発によって破損した煙突は高さ50mほどで、すぐ近くには、たくさんの人が住む団地が建っている。

タクシー運転手談、「ドーンという音がして振り返ると煙が空中に上がっていた」。
近くの会社員談、「ドーンといって会社が揺れた(建物自体が揺れた)」。

消防などによると当時、現場周辺は強い風が吹いていて、その風が煙突の中を逆流しボイラーにガスがたまって引火、爆発した可能性が高いとみられている。

 
出典URL
http://www.stv.ne.jp/news/index.html
 
 
一方、4月23日17時00分に北海道新聞から、また4月23日付の読売新聞北海道版から、上記とは違う情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
 
1階のボイラー室で爆発があり、鉄筋コンクリート4階建て延べ約9750m2のうち、同室や煙突などを破損した。
当時、工場は稼働中で従業員27人がいたが、避難して無事だった。

警察などによると、爆発したのは大豆を蒸す蒸気を作る重油ボイラーの配管で、燃焼ガスはこの配管を通り、煙突から外に排出される仕組み。
爆発音とともに窓ガラス16枚が割れ、高さ約50mの煙突上部にひびが入り、黒煙が上がったという。
 
消防は水蒸気爆発を起こした可能性があるとみており、警察が原因を調べている。

 
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/367377.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120423-OYT8T00769.htm
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2012年4月23日19時31分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

太田市は、消防本部の温度計で観測した最高気温を来月からホームページなどを通じて公表することを決め、この夏の熱中症の予防に役立ててもらうことになった。

太田市は、夏の厳しい暑さで知られる館林市や埼玉県熊谷市などと近いものの、気象庁の観測システム「アメダス」が設置されていないため、夏の間、市内がどれくらい暑かったのか公式なデータが公表されていない。

このため、市民から地元の最高気温を知りたいという要望が相次いだことから、市は消防本部の温度計で観測した最高気温を独自に公表することにした。
消防本部の温度計で観測したデータは、気象庁に公式な記録として公表することが認められているという。


市では、観測した最高気温を来月から9月までの5か月間、太田市のホームページに毎日掲載するとともに、市のコミュニティFMの夕方の情報番組のなかで放送することにしている。
太田市の危機管理室長は、「太田市が館林市や熊谷市に匹敵する暑い街であることを知ってもらうことで熱中症の予防につながればいい」と話していた。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064653011.html?t=1335217535078
 
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2012年4月23日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
22日午後4時40分ごろ、北杜市須玉町にある「Sしいたけ組合」の薪ボイラーが爆発し、平屋のボイラー室約40m2が全壊した。けが人はいなかった。
 
警察によると、爆発でボイラー室は壁と屋根の一部を残して破壊。金属片が飛び散り、数10m離れた食品スーパーの駐車場に停めてあった軽乗用車の後部窓ガラスが割れた。近くの物置小屋も破損した。
 
ボイラー室は、シイタケ栽培小屋の北側に隣接していた。栽培小屋を暖めるために24時間稼働していたという。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
薪ボイラーなる物があるとは初耳だったのでネット検索したところ、結構多くの記事が見つかったが、構造や法規制に関する記事は見当たらなかった。

 


(2012年5月27日 修正1 ;追記)
 
2012年4月24日付の山梨日日新聞紙面に、空焚きの可能性がでてきたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
この事故で、ボイラーに水を供給するバルブの一つが閉まっていたことが、23日、組合関係者などへの取材でわかった。
警察は、ボイラーの空焚きが爆発の原因になった可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。
 
組合関係者などによると、ボイラーは温まった水がパイプを通り、小屋内を循環する仕組み。
ボイラーには、蒸発で減少した水を自動的に供給するバルブが2つあるが、そのうちの1つが閉じていた。
このため、ボイラー内の水が減り、空焚き状態が続いていた可能性があるという。
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2012年4月24日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
札幌市東区の北園公園で22日午後4時ごろ、遊具の下にいた中2の女子生徒の頭に遊具の取っ手部分(約3kg)が落下、女子生徒は頭を3針縫うけがをした。
市によると、取っ手の根元の金具が抜け落ちたらしい。
 
遊具は「レールランナー」と呼ばれるもので、T字形の取っ手を握って周回して遊ぶ仕組み。
女子生徒は、たまたま下にいたらしい。
市は、市内30~40ケ所にある同様の遊具を点検したが、異常は見つからなかったという。

 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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