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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20115131853分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
13日午後0時40分ごろ、山口県の徳山港で入港作業をしていたタンカー(1832トン、10人乗り組み)から、乗組員(27)がロープに巻かれてけがをしたと海保に通報があった。乗組員は搬送先の病院で死亡が確認された。
海保によると、他の乗組員3人と甲板で作業中、岸壁に渡すロープに絡まり、船に収容する際に巻き込まれたとみられる。
 
 
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情報が錯綜しているが、2011513126分に朝日新聞から、同日1251分に共同通信から、また共同印刷から13日付でネット配信されていた記事、お知らせを整理すると、以下のような状況だったものと推察される。
 
13日午前8時半ごろ、文京区の「共同印刷」本社敷地内の工場から出火。2階部分約10m2を焼き、30~60代の男性従業員4人が顔や腕などに重軽傷を負った。命に別条なし。
出火時の状況は、3つの情報を整理すると、オフセット輪転機から出火したので乾燥機の電源を従業員が一旦落としたが、火が収まったと思って再び電源を入れたところ爆発した、ということらしい。ガスを使っていたという情報もある。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□以前、印刷機周辺ではしばしば火災が起きることがあるという話を聞き、それはインキとローラー間で沿面放電が起きるからではなかろうか?と考察したことがある。今回も、そういった原因で着火したのだろうか?
 
 

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20115131452分に、msn産経ニュース埼玉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
12日午後3時ごろ、埼玉県加須市の金属加工工場で、金属くずを拾う作業をしていた作業員(50)が、金属パイプを切断する大型機械と壁の間に挟まれ、胸を強く打って間もなく死亡した。
警察によると、作業中、横にスライドしてきた機械の台座部分と壁の隙間に挟まれた。周辺では計4人の作業員がいたといい、警察が原因を調べている
 
 
 
 
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2011513日付で、長崎新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県対馬振興局発注の架橋工事が、設計ミスのために中断していることが12日、分かった。

設計は、07年度に広島市の建設コンサルタントが約4千万円で受託。下部工事は09年2月に着工し、今年2月に完成した。

上部工事は地元建設会社など3社が出資する共同企業体(JV)が3月末に着工したが、設計図を確認すると、橋げたなどを橋脚に乗せる工程で橋脚に耐震力が不足しているほか、構造計算ミスで橋のカーブ部分にひびが入る恐れがあることも判明。工事を中断した。

振興局によると建設コンサルタントはミスを認めており、修正した設計図が今月中に出来上がる予定。橋脚補強など構造見直しが不可欠となることから完成が遅れる可能性がある。新たな事業費が発生した場合、県議会の議決も必要になる。
同局は「県として着工前に設計図をチェックしたが不備を見つけることができなかった。安全性を万全にして速やかに工事を再開したい」としている。
 
 
  
(ブログ者コメント)
 
上部工事を請け負ったJVは、よくぞ気がついたものだ。それにしても、着工後に、なぜ気がついたのだろうか?着工前であれば、設計をバックチェックしていて、ということも考えられるが・・・。
 
 
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20115121843分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
主として肺の病気の治療に使う「酸素濃縮装置」が原因とみられる住宅火災が、今年1月に2件発生し、患者2人が死亡したことが12日、日本産業・医療ガス協会の集計で分かった。
協会と厚労省は、使用中の装置にたばこやストーブなどの火気を近づけないよう呼びかけている。
協会によると、今年1月、大阪府の40代女性と兵庫県の80代男性の自宅でそれぞれ火災があり、2人とも死亡した。原因は特定されていないが、装置から出る酸素でたばこなどの火が燃え広がった可能性がある。
協会は平成15年から集計を続けており、今回分を合わせると火災件数は34件、死者は33人となった。
 
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□この装置は、圧力スイング吸着によって空気から高濃度の酸素を得るもの。
 
□2010年1月、厚労省から、この装置を使う際は火気取扱い注意、との広報が出されている。
 
□高濃度の酸素はモノを燃えやすくすることは、装置提供者から使用前に十分に説明されている筈。しかし一般家庭では、装置を使い慣れるにつれ、つい危険意識が薄らいでしまう・・・そういったことだろうか?
 
 
 
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2011512日付で、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午前9時40分頃、群馬県の「甘楽カントリークラブ」の人工池(水深1~2m)に、プレー客2人(58、63)が浮いているのを、一緒にプレーしていた人が発見。2人とも死亡が確認された。
警察は水死と断定。誤って池に落ちたとみて原因を調べている。
現場は当時、雨が降っていた。池の広さは縦約60m、横約40mで、水辺の護岸に敷かれたゴム製の防水シートには藻が付着し、滑りやすくなっていた。
どちらかが池に足を突っ込んでボールを打とうとして滑って落ち、助けようとした人も溺れた可能性があるらしい。

ゴルフ場の池に転落して死亡する事故は、全国でも相次いでいる。
栃木市では06年8月、池に落ちた仲間を助けようとしてゴルフクラブを差し伸べた女性が、足を滑らせて水死した。
北見市では07年9月、池に落ちたボールを拾おうとしたとみられる男性が水死した。

社)日本ゴルフ場事業協会によると、池の深さに関する基準はない。芝の散水用や、近隣の農地への貯水池として利用されるなど、水深数m以上の池も少なくないという。
各ゴルフ場では、深い池の近くには、救助用に浮袋や長い棒を置いたり、看板や柵を設置したりするなど、対策をとっている。甘楽カントリークラブでも、今回の事故現場には、片岸にロープ付きの浮輪が二つと、両岸に竹製の棒(長さ3m)が1本ずつ置いてあった。
同協会は、「ボールが見えていると拾いに行きたくなる気持ちは分かるが、危険なので池の際には近付かないでほしい」と話している。
 
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□栃木と北見の事例は下記を参照。

※北見の事例については、別ブログに、「防水シートの水際には藻などが付着していた、落ちた男性のゴルフシューズにはスパイクピンがついていなかった」との書き込みもあった。
 
□ゴルフ場の池は、プレーに緊張感を持たせるために作られたもの?
もしそうなら、水深は50cmもあれば十分ではなかろうか?ゴルフをやらないブログ者は、そのように考える。
それを貯水など、他の目的にも使おうとするから深さが必要になり、結果、こういう事故が起きてしまった。
本来の目的以外、他の目的にも使おうとして作った設備や機器で事故が起きる・・・そういった事例は、産業界でも起きているかもしれない。
 
□池の中に入ったボールを水際で打つことができる、あるいは近づいて拾うことができる・・・。このような環境である限り、注意喚起などのソフト対応では限界がある。
水深を浅くするとか池に近づけなくするなどのハード対策をとらない限り、また、どこかのゴルフ場で同じような事故が起きるかもしれない。
 

 
(2011年5月15日 修正1; 追記)
 
朝日新聞「聞蔵」で、2000年以降、ゴルフ場の池でどの程度、死亡事故が発生しているか調べたところ、上記以外に4件あった。いずれも従業員の方だ。
この4件以外、建設中のゴルフ場の池で休憩中に泳いでいて水死したという事例もあったが、それはまた別の話しだ。
  
201132日午後245分ごろ
恵那市の山岡カントリークラブの人工池(深さ2.6m)で、ウエットスーツを着てロストボールを回収していた作業員が水死
 
20101030日午後140分ごろ
美濃市のぎふゴルフ倶楽部で、従業員が池に転落死
 
200743日午前1120分ごろ
津市のゴルフ場の池(深さ約2m)で、噴水設備内のパイプを水中に設置する準備をしていたパート従業員が溺死
 
2002817日午前1010分ごろ
松井田町の高梨子倶楽部で、草刈りしていたゴルフ場管理会社の社員が池に転落死


 
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20115121917分に、msn産経ニュース埼玉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
12日午後1時10分ごろ、川口市の鋳物工場で、トルコ国籍の男性(33)が運転していたフォークリフトが横転。男性は倒れた車体と床の間に挟まれ胸を強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、工場内で重さ約200kgの鋳物製品を運ぶ作業をしていたといい、警察で原因を調べている。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
フォークリフトによる死亡事故が多いことは、4日前に書いたばかりだ。

 

(2011年9月6日 修正1 ;追記)

2011年9月5日18時18分に、msn産経ニュース埼玉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

川口労基署は、5日、労安法違反の疑いで、須崎鋳工所と同社工場長(70)を書類送検した。
署の調べでは、須崎鋳工所と工場長は5月12日午後1時半ごろ、工場敷地内で、最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転技能講習を受けていない男性従業員(33)に、最大荷重1・8トンのフォークリフトを使って金属製の鋳造物を釣り上げる作業をさせた疑いが持たれている。
男性は運転席を離れた後に転倒したフォークリフトの下敷きとなり、搬送先の病院で死亡した。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

工場等の敷地内でフォークリフトを運転する場合、以下の法的規制がある。

□最大荷重1トン未満の場合は特別教育
□最大荷重1トン以上の場合は技能講習


以下は該当する法令。御参考まで。

[労安法]
第五十九条 3  事業者は、危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定めるものに労働者をつかせるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。
第六十一条  事業者は、クレーンの運転その他の業務で、政令で定めるものについては、都道府県労働局長の当該業務に係る免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う当該業務に係る技能講習を修了した者その他厚生労働省令で定める資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない。

[政令]
第二十条  法第六十一条第一項 の政令で定める業務は、次のとおりとする。
十一  最大荷重(フオークリフトの構造及び材料に応じて基準荷重中心に負荷させることができる最大の荷重をいう。)が一トン以上のフオークリフトの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務

[規則]
第三十六条  法第五十九条第三項 の厚生労働省令で定める危険又は有害な業務は、次のとおりとする。
五  最大荷重一トン未満のフオークリフトの運転(道路交通法 (昭和三十五年法律第百五号)第二条第一項第一号 の道路(以下「道路」という。)上を走行させる運転を除く。)の業務


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20115122137分に、msn産経ニュース千葉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
12日午前11時45分ごろ、千葉県香取市の県道沿いの空き地で高所作業車を使って電線工事していたところ、県道を通過した大型ダンプカー2台が相次いでアーム部分に衝突。アーム先端のバケットに乗って作業していた人(35)が衝撃ではね飛ばされ、十数m離れた地面上に落下した。頭を強く打ち、意識不明の重体。

警察によると、当時、アーム部分は昇降中で道路上にせり出した状態だったとみられるが、工事現場手前には街路樹が立っており、通行者から見えづらい状況だったという。周囲には交通誘導員が1人いたが、道路側には立っておらず、県道上に工事を知らせる表示などは設置されていなかった。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
どの程度、道路上にアームがせり出していたのだろうか?着工前に危険予知できなかったのだろうか?監督する立場の人は、何を見ていたのだろうか?
 
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 20115131242分に、毎日新聞下関版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

11日午後8時15分ごろ、下関市役所本庁舎4階の市民税課で、天井の石こう(約6m2、厚さ約1・5cm、重さ約90kg)が剥がれ落ちた。当時、付近に職員や市民はおらず、けが人はなかったが、机の上にあったパソコンなどが傷付いた。

市は12日、石こうが落下した付近に三角コーンを置いて職員らに近づかないよう呼びかけ、また閉庁後に周囲の天井の石こうを撤去するなどした。市は「原因が分かり次第、今後の対応を検討する」としている。
市は、老朽化した本庁舎を建て替えずに15年度から耐震改修するなど市庁舎整備に関する基本計画案を10日に公表し、意見公募を始めたばかりだった。
 
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20115112340分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午後2時20分ごろ、横浜市の廃棄物処理会社「JFE環境」で、配管の清掃をしていた作業員(56)が倒れてきた配管の下敷きになり、間もなく死亡した。
警察によると、約10人で作業をしていて、配管は直径約50cm。接続部分が外れて一部が倒れてきたという。
 
 
 
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2011512352分に、msn産経ニュース岡山から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午後2時半ごろ、玉野市の岸壁に接岸中の貨物船内で、作業員(30)がブルドーザーを運転をするため船倉内に降りたところ、船倉内に積み重ねていたハッチボード(縦14・9m、横5m、重さ16~20トン)8枚が崩れて壁とハッチボードの間に挟まれた。
約6時間後に救出されたが、死亡が確認された。海保が事故原因を調べている。
 
 
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20115102220分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午後3時10分ごろ、日本原子力研究開発機構の東海研究開発センターの施設で、作業員(33)がはしごから転落、右脚を骨折する重傷を負った。

同機構によると、作業員は、使用済み核燃料からウランやプルトニウムを取り出す再処理施設の一室で定期点検中、高さ約1・5mの高さから足を滑らせた。
同施設は耐震工事のため、平成18年から運転していない。
 
 

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20115102057分に読売新聞から、1125分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日正午ごろ、福岡空港で、日本エアコミューター3626便(乗員乗客計79人)が管制官の許可を受けて着陸しようとしたところ、全日空487便(乗員乗客計129人)が離陸許可を受けて滑走路に進入するトラブルがあった。
離陸機に気づいたエアコミューター機が着陸をやり直し、乗客らにもけがはなかったが、国交省は、事故につながる恐れのある「重大インシデント」と判断。事故調査官3人を同空港に派遣した。

国交省によると、両便に離陸、着陸許可を出したのは、40歳代の男性管制官。エアコミューター機に着陸許可を出した約1分後、同機が到着していないのに、全日空機に離陸を許可したという。
全日空機に離陸許可が出されるのをエアコミューター機のパイロットが無線で聞き、「(自分は)着陸許可を受けてますね」と確認したところ、管制官は、全日空機がすでに滑走路に入っていたため、着陸のやり直しを意味する「ゴー・アラウンド」を指示した。
全日空機が滑走路に入った時点で、エアコミューター機は空港まで約5・6kmに迫っており、着陸までの時間は1分あまりだった。
福岡空港の滑走路は1本で、1人の管制官が離着陸を担当している。
 管制官のミスをパイロットが無線を傍受していてカバーした。もしパイロットが無線に気が付かなくても、副操縦士が気が付いていてカバーしたことだろう。もし両名とも無線に気が付かなくても、もっと空港に近づけば、滑走路にいる全日空機を目視し、そこで対応できただろう。
このように、事故に至る前には、さまざまな歯止めとなる場面がある。今回は、その一番最初の歯止めが効いて、事故を防止できた。
逆に考えれば、それらの歯止めを効かなくする要因が重なった時に事故は起きるのだ。今回、たとえば福岡空港に滑走路が1本しかないことにパイロットが気付かず、離陸は別の滑走路で行われると思いこみ、かつ、副操縦士はパイロットに全ておまかせ意識になっていて、しかも空港が視界不良状態だったら、衝突事故が起きていたかもしれない。
まこと、事故とヒヤリは紙一重、偶然に左右されることも、多々あるのだ。


 

(2012年5月1日 修正1)
 
2012年4月27日10時2分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
運輸安全委員会は27日、管制官が別の業務に気を奪われていたため、JAC機に着陸許可を出したことを忘れ、約1分後に全日空機にも離陸許可を出したのが原因とする調査報告を発表した。

報告によると、男性管制官は、雨のためJAC機の姿が見えず、レーダー画面上でも見逃した。
当時、別の便で機体に鳥が衝突したため滑走路を点検することになり、管制官は「点検のタイミングが気になっていた」と述べた。

 
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012042701001321.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
報告書本文では、以下のような表現になっている。
 
 
[事故原因 24/38 ページ]
□滑走路点検のため航務車両が出動しており、タワーは、滑走路点検をどのようなタイミングで行うか気になっていたとしている。
このことから、A機に対して着陸許可を発出した後、タワーは、滑走路点検のタイミング、方法及び関連する航空機の動向に気をとられ、A機の存在を失念した可能性が考えられる。
□タワーは、到着機の処理が一段落して少し時間が空き、早い時期にA機に着陸許可を発出してしばらく時間が経過したため注意力が低下した可能性があり、そのとき、B機からの呼び出しがあったことから、A機の存在を失念し、離陸許可を発出してしまったものと考えられる。
 
[対策 26/38 ページ]
個人の能力や集中力には限界があることから、管制官が日々の訓練やブリーフィングの段階から、基本
動作の励行を重視するとともに、チーム行動による相互補完を念頭に人的ミスの防止に努める必要がある。
 
出典URL
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/download/pdf/AI12-3-1-JA844C-JA602A.pdf
 

 

 

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2011511日付で神奈川新聞から、また101110分にmsn産経ニュースから、同日1300分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午前8時半ごろ、相模原市の建設現場で、作業用クレーン車(約150トン)の長さ56mのアーム部分が根元から倒れ、近くにいた作業員(23)が左足の骨を折る重傷、別の作業員(37)が背中を打撲した。
警察によると、クレーン車は鉄筋(約2・5トン)をつり下げる作業中だった。アーム部分を支えるワイヤ(直径22mm)2本のうち1本が切れており、バランスを崩して倒れたとみられるという。
アーム部分は現場脇の市道に約7mはみ出し、電柱1本を倒したほか、市道に止まっていたマイクロバスのガラスを割るなどした。影響で、付近の約30世帯が一時停電した。

同日は午前8時半から、施工主の鹿島の社員や下請けの作業員ら約70人が作業していたという。
 

 
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2011591038分に、神戸新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
9日午前10時10分ごろ、神戸市のガソリンスタンド「三井石油石屋川セルフサービスステーション」で、事務所内に置かれたシュレッダー(縦約50cm、横約30cm、奥行き約30cm)から爆発音がし、挿入口から火が出た。店長(37)が顔に軽いやけどを負い、シュレッダー内の紙が焼けたが、事務所などへの延焼はなかった。
消防などによると、店長がシュレッダーの紙詰まりを直すため、空気でほこりを取り除くスプレーをかけていたという。スプレーには可燃性ガスが含まれており、たまったガスが、通電していたシュレッダー内部で引火した可能性があるという。
こうしたスプレーの使用でシュレッダーから出火した事例は、東京などで多く発生しているといい、東京消防庁は注意を呼び掛けている。
 
(ブログ者コメント)
 
□東京消防庁によれば、同種事故は、07年から10年7月までで7件発生している(東京消防庁管内での話しか?)。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kouhouka/pdf/220817.pdf

□千葉市消防局から、原因はモーターブラシから発生した電気火花である旨、再現実験を含めた詳細な報文が公開されていた。
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=98fall&ac3=5694&Page=hpd_view

□紙の破断時に発生した静電気が残っていて着火源になる恐れもある。スプレーは使用しないほうが無難だろう。
 
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201012282025分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
28日午後2時20分ごろ、大阪市の機械加工会社の工場で、社員(39)がフォークリフトと鋼材の間に挟まれ、約4~5m下の床に転落。搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、工場の大掃除中、高い所を掃除するため同僚(31)が操作するフォークリフトの「爪」の部分に乗っていた。同僚は「操作を誤った」と話している。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□鎌ヶ谷事例の調査中、この情報が漏れていたことに気がついたので、追加掲載した。
□安全対策せずにフォークリフトの爪の上に乗って作業することは法律で禁止されている。(今年4月20日の記事で解説したとおり)
□このブログを書き始めてまだ1年も経ってないが、フォークリフトによる死亡事故は、ブログ者が把握しているだけで、すでに8件ある。それだけ作業が多く、かつ危険ポテンシャルが高いということだろう。
  20101210日 横須賀、大型クレーンと衝突して死亡
  20101213日 焼津、荷降ろし中に荷崩れして死亡
  20101228日 大阪、爪の上から転落して死亡
  2011年 120日 函館、荷降ろし中に荷崩れして死亡
  2011年 2月 7日 寒川、配管加工中の作業員が轢かれて死亡
  2011年 328日 石狩、運転席から転落して死亡
  2011年 418日 島田、前部に設置した板の上から転落して死亡
  2011年 5月 6日 鎌ヶ谷、誘導中にはさまれて死亡
 
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2011571452分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。また8日付の毎日新聞千葉版に、少し詳しい事故原因が掲載されていた。
 
6日午後7時20分ごろ、千葉県鎌ケ谷市の中沢自動車敷地内で、フォークリフトを使って、大型トラックのガソリンタンク付け替え作業をしていた同社従業員(46)が、フォークリフトとガソリンタンクの間に頭を挟まれ、死亡した。
警察によると、被災者はフォークリフトを運転していたアルバイト(47)に指示を出す係だったが、前進するよう促したところ、前進しすぎてしまったという。
 
 
(ブログ者コメント)
 
以前、街中で車の正面に立って車を誘導している姿を見かけ、危ないなあと思ったことがあるが、あれと同じような状況だったのかもしれない。
 


(2011年10月5日 修正1 ;追記)

2011年10月3日19時16分にmsn産経ニュース千葉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、10月4日付の毎日新聞千葉版紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。

船橋労基署は3日、労安法違反容疑で、中沢自動車と社長(52)を書類送検した。
同社車両置き場で5月6日、無免許の男性従業員に最大荷量1.8トンのフォークリフトでの作業を行わせ、近くで誘導していた別の男性作業員がフォークリフトとトラックの間に頭を挟まれる事故を引き起こし、この男性を死亡させた疑い。

同署によると、社長は「資格を取らさなければいけないと思っていたが、取りに行かせる時間がもったいなく、ずるずるきてしまった」と容疑を認めているという。
同社の計3人の作業員全員が無免許で、恒常的に無免許で作業させていたとみられる。


出典URL■■■



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2011561217分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午前8時5分ごろ、大阪市の関西電力三国変電所内の機器が故障し、マンションやビルなど計14棟が停電した。
同社によると、故障したのは電気の系統を切り替える開閉装置と呼ばれる機器で、何らかの原因で発熱し、故障したという。変電所は無人で人の出入りはなかった。
 

 
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2011552152分に、北海道新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
5日午後2時25分ごろ、釧路市動物園で、園内施設の「こども動物園」の扉開閉用の重りが男児(1)の頭部に落下し、男児が軽いけがを負った。
警察によると、男児は両親と3人で来園していた。重りは金属製で300g。手動で開けた扉が重りの重さで自動的に閉まるように、滑車に通した樹脂製の釣り糸の先に結ばれていた。父親に続いて、男児を抱いた母親が扉から出る際に何らかの理由で糸が切れ、重りが男児の右側頭部に落下したという。
重りを利用した扉は2003年から使われ、糸はこれまで何度か切れたことはあったが、事故はなかったという。
同園は、扉の修繕が終わるまで、こども動物園を閉鎖する。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
些細な事例ではあるが、ヒヤリ事例への対応、危険予知、災害想定といった点について考えさせられた。
 


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2011521214分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2日午前6時15分ごろ、江東区の砂利集積場で作業をしていたショベルカーが東京湾に転落した。
運転していた男性作業員(76)が救急隊に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。警察で詳しい原因を調べている。

警察によると、被災者は砂利の運搬作業を行うため、雨でできた水たまりをショベルカーを使って海に流していたところ、誤って転落したとみられる。
 

 
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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