2024年2月9日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本航空機が昨年11月、米シアトルの空港に着陸後、管制官の指示を取り違え、滑走路に誤進入したことがわかった。
滑走路に別の航空機はおらず、空港の運用に影響は生じなかったが、国土交通省は航空法の定める「安全上の支障を及ぼす事態」にあたるとして、再発防止を徹底するよう日航を指導した。
複数の関係者によると、成田発シアトル行きの日航68便(ボーイング767―346型)は昨年11月5日午前9時40分頃(現地時間)、シアトル・タコマ空港の平行に並んだ滑走路3本のうち、駐機場から最も離れた滑走路「16R(ライト)」に着陸した。
管制官からは「(隣の)滑走路『16C(センター)』手前で待機せよ」と指示を受けたが、68便は指示を取り違え、「滑走路『16L(レフト)』手前で待機します」と復唱した。
16Cの横断許可を得ていないのに、16Cに進入して横断し、16L手前へ走行。
そのまま駐機場まで進み、乗客を降ろした。
機長と副機長は指示を取り違えた上、「滑走路16L手前への地上走行」の指示に、「滑走路16Cの横断」の許可が含まれると誤解したという。
当時、16Cには離着陸機はなく、68便も目視で安全を確認した上で進入・横断した。
機長らは管制塔から指摘を受け、誤進入に気付いた。
日航によると、68便が「滑走路16L手前で待機します」と復唱した際、管制官は誤りを指摘しなかった。
日航は航空法などに基づき、国交省に報告。
パイロットらの再教育や事案の周知徹底を図るとともに、今回の要因を分析するよう国交省からの指導を受け、訓練内容の見直しなどの再発防止策をまとめた。
日航は「社内の関係部署で事例を共有し、再発防止を図った」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240208-OYT1T50220/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。