2023年5月24日18時52分に産経新聞から、下記趣旨の記事が同型バスのトランク写真付きでネット配信されていた。
JR四国バス(高松市)の高速バスで2月、徳島市で降車し荷物を取ろうとした客が誤ってトランクに閉じ込められ、そのまま約1・6キロ先の終点まで約7分間走行していたことが24日、分かった。
四国運輸局は道路運送法に基づき、運転手が所属する同社松山支店にバス1台を20日間使用停止とする行政処分を出した。
同社と運輸局が明らかにした。
同社によると、2月24日午前11時45分ごろ、松山発徳島行き高速バスが、徳島市の徳島大学前で停車。
松山駅から乗車した20代の女性客が降車して荷物を取り出そうとトランク内に入った。
運転手は中に人がいることに気付かず扉を閉めた。
客は自分で荷物を取り出すことになっているという。
女性は終点の徳島駅でトランクが開けられた際に脱出し、けがはなかった。
同社の宮武安全推進部長は高松市で記者会見し、「深くおわびする」と謝罪。
トランクの内部確認を徹底するよう乗務員に指導し、他にも再発防止の取り組みを検討すると説明した。
5月24日17時23分に読売新聞からは、マニュアルでは運転士がトランク内を確認してから発車するようになっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月24日午前11時45分頃、20歳代の女性が徳島市の徳島大学前で降車し、荷物を取りにトランクの中に入ったところ、40歳代の運転手が他の降車客への対応に気を取られ、トランク内を確認せず、扉を閉めて発車。
1・6キロ先の徳島駅で、係員がトランクを開けると、女性が自ら外に出てきた。
女性にけがなどはなかったという。
社内マニュアルでは、運転手がトランク内を確認してから発車するように定めているという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230524-OYT1T50217/
5月24日18時20分にNHK香川からは、女性は閉じ込められていたことを終点ターミナルの係員に告げたが会社側には伝わらなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ジェイアール四国バスの発表によりますと、松山支店所属のJR松山駅発、JR徳島駅行きの高速バスで、ことし2月下旬、乗客の20代の女性1人をトランクに閉じ込めたまま、一般道を走行していたということです。
乗客の女性は徳島大学前のバス停で降りた際、トランクに潜り込んで手荷物を取り出そうとしていましたが、40代の運転手は別の乗客の対応をしていて、そのことに気づかず、トランクの扉を閉めて発進しました。
その後、1キロほど離れた終点のJR徳島駅に到着して、バスターミナルの係員がトランクを開けたところ、女性が閉じ込められていたことがわかりました。
その際、女性は閉じ込められていたことを係員に告げましたが、運転手や会社側には伝わらず、その後、女性が会社に連絡して発覚しました。
女性が閉じ込められていたのは、およそ7分間で、けがはなかったということです。
一方、今回の問題を受けて、四国運輸局がことし3月、ジェイアール四国バスに対し監査を行ったところ、いくつかの法令違反が確認されたということです。
四国運輸局とジェイアール四国バスによりますと、具体的な法令違反として、年に一度、すべての運転手が受けなければならないことになっている研修を一部の運転手が受けていなかったことなどがあったということです。
このため四国運輸局は、ジェイアール四国バスの松山支店に対し、今月24日付で今月26日から6月14日までの20日間、車両1台の使用を停止する行政処分を出しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20230524/8030015916.html
(ブログ者コメント)
終点ターミナルの係員は、降りる客がいたからトランクを開けたのだろうか?
それとも、降りる人がいなくてもトランクを開けて内部を確認するルールになっていたのだろうか?
もし、そうでなかった場合、女性はずっと閉じこめられたままだった。
そして、車庫入れ時に運転手がトランクルームを開けて確認するルールになっていなければ・・・。
考えるだけでも恐ろしい。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。