2023年5月26日16時29分にYAHOOニュース(読売テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、大阪市の平野下水処理場で、加工した汚泥を貯めるタンクが爆発しました。
タンクは、4階建ての建物の2階から4階にかけて設置されていて、爆発により直径4メートルほどの蓋が吹き飛び、4階の壁や窓が大破しました。
当時、この建物では6人が作業をしていましたが、けが人はいませんでした。
事故があった処理場では、下水の中の汚泥を炭のような状態に加工し固形燃料にする作業が行われています。
大阪市の委託業者などによりますと、タンクの中の炭化した汚泥が想定の範囲を超えて発熱し、そこから発生した可燃性ガスと反応し発火したことが、爆発の原因だということです。
委託業者は、発熱を抑える設備を追加することで同様の事故を防げるとしていて、整備にかかる費用をすべて負担したうえで、運転再開に向け準備を急いでいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ca16fd8efbdebc8bfc6f61d44e73e6048f79f62
5月26日20時55分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、タンクの高さは約10m、対策として操作マニュアルも見直すなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、大阪市平野区にある「平野下水処理場」で高さ約10m、直径約4mのタンクが爆発しました。
タンクには汚泥を固形燃料にしたものが貯蔵されていました。
26日に市は、事故の原因がタンク内にあった炭化した汚泥が想定以上に発熱したことにより可燃性のガスが発生し、汚泥に引火したことであると発表しました。
今後は汚泥の異常発熱が生じないよう安全設備を追加したり操作マニュアルを見直したりするなどして、6月中旬にこの設備を再稼働をさせるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a2a28e335a412e002d52fa9d5339ac1e350d6f7
※昨年、2022年12月4日付で大阪市のHPに、当時の状況が下記趣旨で掲載されていた。
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令和4年12月3日(土曜日)15時25分頃、平野下水処理場汚泥固形燃料化事業(PFI事業)施設内において、炭化物ホッパ(炭化炉で発生する炭化物を貯留する槽)が爆発する事故が発生しました。
現在、施設を停止しており、今後、爆発の原因を調査してまいります。
なお、爆発による人的被害及び現時点での周辺地域への物的被害はありません。
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4.経緯
令和4年12月3日(土曜日)15時25分頃、特別目的会社が炭化炉立ち上げ作業をしていたところ、爆発が発生しました。
直ちに特別目的会社により警察及び消防へ連絡しました。
15時40分頃、警察及び消防が現地に同時到着し、直ちに警察による施設西側道路の通行止めが行われました。
また、炭化物ホッパ内が高温状態であったため、降温のため消防により17時20分頃より約20分間炭化物ホッパへ放水が行われました。
18時17分、警察及び消防の現場検証が一旦終了し、同時に道路の通行止めを解除しました。
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kensetsu/0000586033.html
(ブログ者コメント)
異常発熱と発生したガスが原因だったにしても、爆発したタイミングが炉の立ち上げ作業時だったことが気になる。
炉の立ち上げ時に炭化不十分な汚泥がタンクに送り込まれたなど、なにか関連性はなかったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。