2018年9月13日11時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車と歩行者の死亡事故を1時間あたりの発生件数でみると、日没前後の薄暮の時間帯は、昼間より約4倍多いことがわかった。
警察庁が、昨年までの5年間に発生した死亡事故の詳細を初めて分析し、13日、発表した。
薄暮時間帯の死亡事故は、10~12月にかけて急増する。
警察庁は、「視界が徐々に悪くなり、車や歩行者、自転車の発見が互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなったりする」として、車の前照灯を早めに点灯し、歩行者は明るい服装をして反射材を活用するよう、呼びかけている。
2013~17年に発生した1万9754件の死亡事故を調査した。
時間帯別にみると、日没前後の2時間の薄暮時間帯は、車と歩行者の死亡事故が53%を占めた。
車と歩行者の死亡事故を1時間あたりの発生件数で比べると、薄暮時間帯は681.5件で、昼間(11時間)の167.7件の約4倍。
夜間(11時間)の321.1件と比べても、2倍を超えた。
薄暮時間帯の車と歩行者の死亡事故のうち、86%は横断中の発生が占めた。
歩行者が横断した場所の内訳をみると、横断歩道以外が79%に上った。
その中で、約7割の歩行者は、走行中の車の直前や直後の横断のほか、飛び出しや斜め横断などの法令違反をしていた。
警察庁は、薄暮時間帯に信号機がない横断歩道で発生した140件の死亡事故も調べた。
道路交通法は、車が横断歩道に接近する場合、直前で停止できる速度を義務づけている。
しかし、ドライバーが歩行者を認知した時点の速度は、時速40~60kmが多かった。
警察庁は、「歩道手前で減速して、歩行者を優先する義務を改めて知ってほしい。歩行者は、横断時や車とすれ違う際に、昼間より注意が必要」としている。
出典
『薄暮の死亡事故、昼間の4倍 警察庁が初めて詳細分析』
https://digital.asahi.com/articles/ASL9D52ZCL9DUTIL032.html?rm=392
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。