2021年1月14日17時50分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時すぎ、那須塩原市中内で工事を行っていた関係者から、「土砂が崩れ、2人が生き埋めになった」と消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、2人は救助されましたが、2人とも意識がないということです。
現場では、橋のたもとに深さ数メートルの穴を掘り、20代の男性作業員2人が穴の中に入って耐震補強工事を行っていたということで、警察によりますと、穴の側面の壁の部分が土止めとして設置されていた鉄板とともに崩れたということです。
警察が現場の状況などを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210114/1090008660.html
1月15日0時37分に毎日新聞からは、2人は死亡した、橋脚のコンクリート部に鉄筋を打ち込むための準備作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時ごろ、栃木県那須塩原市中内の工事現場で土砂が崩れ、いずれも20代の男性作業員2人が巻き込まれたと119番があった。
栃木県警によると、2人は病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。
工事を担当していたNEXCO東日本などによると、東北自動車道に架かる橋の耐震補強工事中だった。
橋脚のコンクリート部分に鉄筋を打ち込むための準備作業が行われていたという。
橋脚周辺の路面を深さ数メートル掘削していたが、穴の側面に設置していた鉄板ごと土砂が崩れ、中にいた2人が巻き込まれたとみられる。
現場は東北道の黒磯板室インターチェンジ付近で、高速道路の側道。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20210115/k00/00m/040/003000c
1月15日付で毎日新聞栃木版からは、土留めのため橋の土台を掘り進めていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
土留めのために橋の土台を掘り進めている最中に土砂が崩れたという。
https://mainichi.jp/articles/20210115/ddl/k09/040/106000c
1月16日8時39分にYAHOOニュース(下野新聞)からは、土留め鉄板8枚のうち7枚が曲がっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の穴に設置された土砂崩れ防止の鉄板計8枚中、7枚が曲がって損傷していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は、鉄板が曲がり土砂崩れが起きた可能性があるとみて、土留めの強度や鉄板が損傷した原因などについて慎重に調べている。
死亡したのはいずれも同市、会社員の25歳男性と20歳男性。
土砂崩れから約1時間後、心肺停止の状態で見つかり、搬送先で間もなく死亡が確認された。
捜査関係者によると、橋の土台脇に掘られた穴は、横約5.5メートル、縦約1.5メートル、深さ約3.6メートル。
事故当時、現場の土質はぬれて重かったという。
2人は、穴の中で橋桁の耐震補強を担当していた。
穴は重機で掘ったが、事故当時、重機は使用していなかった。
県警は15日朝から夕方まで、事故現場で現場検証を行い、労基署とともに、当時の作業工程などを調べた。
県警は16日、司法解剖で2人の死因を調べる予定。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d08fa47f5299be348d9bb57597764e5b36fa05e
(2021年10月3日 修正1 ;追記)
2021年10月2日9時42分にYAHOOニュース(とちぎテレビ)からは、穴を少しづつ掘っては、その都度、土留めするという手順を守らなかったとして現場監督らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年1月に那須塩原市で東北自動車に架かる橋の耐震工事中に作業員2人が死亡した事故について、栃木県警察本部捜査第一課などは、監督責任を怠ったとして業務上過失致死の疑いで、当時の現場監督と作業主任者を1日、宇都宮地方検察庁に書類送検しました。
業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、作業事故で死亡し現場監督だった那須塩原市の男性(当時25)と作業主任者の男性(44)の2人です。
警察によりますと、事故は今年1月14日の午後3時ごろ、那須塩原市中内で東北自動車道に架かる橋の耐震工事中に、掘削作業で穴に入っていた現場監督と那須塩原市の土木作業員の男性(当時20)が土砂が崩落して生き埋めになり、窒息により死亡したものです。
穴を少しずつ掘って、そのつど、崩れないように土留めをする手順を守っていなかったとみられ、現場監督と作業主任者の男性が作業員に指示をせずに安全義務を怠った疑いがもたれています。
警察は認否を明らかにしていません。
事故があった穴の深さは数メートルほどで、3.8トンから12トンの土砂が崩落したとみられ、掘削した場所に耐震のための鉄骨を入れる予定だったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8eacc56000334e0fae53645d6b6260eeb22b4e19
10月1日17時50分にNHK栃木からは、手順に沿った指示を怠ったとして2人は書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場では、高速道路にかかる橋のたもとに、深さ数メートルの穴を掘り、作業員が穴の中に入って工事を行っていたということで、事故当時、穴の側面の壁の部分が土を留めるために設置された鉄板とともに崩れたということです。
警察は、この土を留めるための鉄板を設置する作業手順が守られていなかった疑いがあるとみて捜査を進めた結果、事故を予見できたにも関わらず、手順に沿った指示を怠ったとして、死亡した当時25歳の現場監督の男性と、現場にいた44歳の作業主任の男性の合わせて2人を1日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20211001/1090010728.html
(2021年12月30日 修正2 ;追記)
2021年12月28日15時57分にNHK栃木からは、2人は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、穴を掘る際、土砂が崩れるのを防ぐための鉄板を設置する作業の手順が守られていなかった疑いがあるとみて、死亡した当時25歳の現場監督の男性と、現場にいた44歳の作業主任の男性のあわせて2人をことし10月、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
この2人の男性について、宇都宮地方検察庁は今月24日付で不起訴処分としました。
検察は処分の理由について明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20211228/1090011294.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。